人工登攀 & SRT 練習会


日時 : 1999/11/23
メンバ : 大喜多、小山、内山、藤井
場所 : 奥多摩 ちょうちん穴の第1洞口〜第2洞口の間にある岩壁

到着後、ボルト打ちの練習として、地上でドリル・手打ちΦ8mm・手打ちΦ12mmの3 種類を行いました。 ドリルは簡単に出来るのですが、手打ち8mmで15分、12mmで30分もかかりやはり現実 的では無いことを全員認識。足場の悪いところや、空中ではなおさらと感じました。 今回途中の高さでは、補助的に、安全なボルトを打つ間の確保点として、ハーケン+ ナッツを使用しましたが、 実使用では、洞内はつるつるなのでボルトのみとなると思います。

この場所は、フリークライミングの練習跡であり、ボルトが残っていたので、 これに必要なボルトを追加設置して、登攀練習とすることとしました。 (今回は全員経験者とのことで、角度は約80度〜90度。) あぶみを使用して高さ10m程度(追加ボルトを含めボルト5本分)の練習を行い、 同時に、下でロープを握る確保者の練習も行い、全員かなりの高さまで登れました。

終了後、この岩壁の一番高低差があるところでSRTの練習を行いました。 (高さ15m 角度100度のオーバーハング) 裏から回って、全員で支点の設置(リギング)を行い、各自の道具(8,STOP,ATC)で単純 懸垂降下。 降下後は地上からSRTで登り返しの練習を実施しました。 また、より高度な練習として、リビレイ点の設置と、斜め上昇も体験。 このころには陽のかげりが早く、暗くなってきてヘッドライトで照らし洞内さながら でした。 上昇、下降とも、リビレイ点の通過では、金具に体重がかかって外すのに苦労した り、 手が届かないところに上昇器が止まってしまったり、空中に15分以上がんばった人も いて、かなりつかれました。

最後に、ロープの回収法と、ハンガーの回収、不要ボルトの抜き取りで完了。 特にリビレイの通過など、今後の練習の必要性を感じました。
(藤井 記)
    


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