2000年12月3日にパイオニアケイビングクラブの主催で瀧谷洞(埼玉)に探検ケイビングに行きました。 参加者は小山、内山、藤井の計3名でした。 今回の目的は嶺鳴の間で人工登攀を行ない、嶺鳴の間上部より 続く未知の通路を探検することであった。 嶺鳴の間から100メートルほど奥にいったところにある獣骨ホール にもフリーで行く事ができない未知の通路があり、この2つの通路は 高さが同レベルであり、つながっている可能性が高いと思われた。まず嶺鳴の間に行き、早速登攀を開始した。 目的の未知の通路には大量のチョックストーンが詰まっており、 下から登攀したのでは、落石の危険もあり、またチョックストーンの 隙間が人間が通れるほど開いているか疑問でした。 そこで、少し離れた場所から登攀してから真横にトラバースして、その通路に 行く事にした。 初めに藤井、次に内山、次に小山と交代で登攀作業を行ない、ついに 未知の通路にたどりついた。 この通路の先を覗いて見ると、思ったとおり先に続いていた。 そこで終了点をつくりロープを固定して、下で待っている内山と藤井 を呼んだ。そして2人が登って来る間にちょっと先を見てくる事にした。
人工登攀 人工登攀 その通路の始めは床が全てチョックストーンで、崩れそうであった。 チョックストーンの床を渡ると、50センチくらいの石筍が何本もたっている 綺麗な場所があった。また洞床はブロッコリーのような洞窟珊瑚で覆われていた。 しかし残念な事に通路はその直後、急に狭くなり行き止まりとなっていた。
後から登ってきた2人もそこを見学し写真撮影を行なった後に引き返した。 結局今回、発見した通路は15メートル程度で、 蝙蝠の骨が多数散乱していたので、「蝙蝠の寝室」と命名した。
蝙蝠の寝室 蝙蝠の寝室 当初の予想と異なり、獣骨ホールから見える未知の通路と つながっていなかった。 その為、獣骨ホール側の未知に通路も今後、探検する必要があると思う。