小白竜窟探検ケイビング


2000/2/27に小白竜窟探検ケイビングを行ないました。参加者は藤井、小山の計2人でした。 小白竜窟は1983年にPCCによって発見された鍾乳洞です。すごい風量の吹き出しがあるのですが 狭くて奥に行くことはできません。風量から判断すると大規模な空間が その奥にあることが予想されるのでハンマードリルを使ってディギングする事にしました。

小白竜窟第1に行き、ディギングポイントに向かいました。そのポイントに行くまでの通路は狭くて 一苦労です。ポイントに着くとさっそくドリルに削岩機用の刃をつけ、岩を砕く作業をはじめました。 しかし岩は非常に硬く、ハンマーでたたくと金属のような澄んだ音がします。 当初、簡単に開くと思っていましたが難航し、持ってきたバッテリーを全て使い果たして しまいました。結局、頭と肩まではなんとか入れるようになりましたが、 胸がつかえてしまい開通は次回に持ち越されました。

出洞後、次は小白竜窟第1がある崖を登り、上部で吹き出しの竪穴を捜す事にしました。 藤井がハーケンを打ちながらリードクライミングで登り、上部で支点を作った後、小山がハーケンを回収しながら トップロープで登るという作業を3回繰り返したところ壁の上部にたどりつけました。 上部に到達するまでに、小白竜窟第2と第4と思われる2つの洞窟がありました。 第2は小穴で第4はクラック状の竪穴でしたが奥まで探検しなかったので詳細は不明です。

崖の頂上の眺めは最高でした。一息ついてから竪穴探索を開始しました。 溶食された岩があり、かなり怪しかったのですが洞口発見には至りませんでした。 しかし対岸の倉沢の壁にはいくつか洞口らしきものを確認できました。 特に無数の洞口が1ヵ所に固まってある地点があり、 それは倉沢のコウモリ穴と思われます。 林道まで降りた後に対岸に渡り、倉沢のコウモリ穴がある壁の下に行ってみました。 そして次回アタック計画を立てた後に帰路に着きました。



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