倉沢のこうもり穴探検ケイビング


2000/3/11奥多摩のこうもり穴探検をしてきました。 参加者は、大喜多、小山、内山、藤井の4名。

場所は、PCCの芦田さんから聞いたのですが、倉沢鍾乳洞がある崖中腹です。 林道から見ると、崖中腹(倉沢鍾乳洞口と同レベル)にぽっかりあいた穴が4,5個見 えます。 結果的に判ったのですが、左岸には急な谷(>70度)があり、 この谷の中間地点の川原レベルから高さ30mと35mに巨大なチョックストーンが2個あ ります。(測量はロープ長による) 1段目の30m地点のチョックストーン上をトラバースすると、このこうもり穴 (群)に入れます。 中に入れば内部はつながっていて、崖中腹のいくつかの穴から顔を出すことができま す。 奥へは続いていませんが、長いものでも5m程度で、非常に乾燥していて、つなぎが まっ白になります。 鍾乳石は、つらら石が結構きれいです。

       
登攀前チョックストーン下
実は、当日は場所がよくわからなかったので、たどり着くまでかなり苦労しました。 谷を1段目チョックストーン下までフリー+チムニーで登り、 この1段目チョックストーンを左から回り込みました。 この辺りに、10φボルトを3本残置してあります。 このときは右がすぐ洞口なことを気がつかず、見すごしてしまいました。 2段目のチョックストーンをボルトを3本設置+あぶみでのり超え、上部に上がった のに 洞窟が見あたりません。 そこで、小山さんと内山さんに一度林道まで下りてもらい、場所を指示してもらうこ ととしました。 2段目のチョックストーンから右に20mトラバースし、そこから20m懸垂降下で洞口の ひとつにやっとたどりつけました。ロープが45mだったので、ひやひやものでした が。

ボルトルート未完成部分は、1段目チョックストーンから洞口までの3mが残っていま す。 岩は割れ目が多いので、ハーケンが有効です。 また、ここは、落石が非常に多く、頭大の石が絶えず降ってくるので、 待機時は、チョックストン下に隠れるなど、十分な注意が必要です。     
倉沢のこうもり穴-洞内

(藤井記)


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