ケイ谷洞探検ケイビング


2001年5月4日〜5日にケイ谷洞(埼玉)に探検ケイビングに行きました。 参加者は小山、大喜多、内山、富永の計4人でした。

従来、ケイ谷洞の探検は日帰りで行っていたが、今回はケイ谷洞洞内泊を行う事にした。 そして、光岩洞&雲海鍾乳洞群探検ケイビング、およびケイ谷洞周辺での洞窟探索を 一気に行う予定でいた。

4日の昼に大ガマタ沢出合いを出発した。 ケイ谷洞までの行程の半分くらい進んだところで妙に沢が険しいことに気づいた。 自然落石なども頻繁に発生し、かなり危険な場面もあった。 どうやら道を間違え、ケイ谷洞の1本手前の沢に迷い込んでしまったようであった。 仕方がないので、尾根をトラバースして、ケイ谷洞にアプローチする事にした。 しかし尾根を越えて見るとケイ谷洞の上部の断崖絶壁にでてしまった。 断崖絶壁を上方へ回り込み、ケイ谷洞へアプローチをなんとか試みた。 ところがその時、前方30メートルに熊の姿を確認した。 しばらく待って熊が姿が見えなくなってから再び先へ進んだ。 なんとかケイ谷洞の2つ上のテラスと思われる場所へ到達した。 ケイ谷洞の一つ上のテラスにもロープを使えば簡単にたどりつけそうであった。 またそのテラスには未知の洞口も確認できた。 しかし、そのテラスからケイ谷洞まで降りる事ができるかどうかは疑問であった。 日没も迫り、熊の威嚇するような鳴き声もどこからともなく聞こえたため、 ケイ谷洞へのアプローチを先決として未知の洞口の探検はあきらめた。

上からのアプローチはあきらめ、 安全を考え、かなり引き返し断崖絶壁に下を回り込みケイ谷洞に向かった。 そしてケイ谷洞下の大ガマタ沢源流水穴に到着するとそこから先は雪が積もっていた。 雪で滑るためロープを使用した為、ここでもかなり時間を使ってしまった。 結局、ケイ谷洞のアプローチに5時間もかかってしまったため、 今日のケイ谷洞探検ケイビングは中止として食事をとりすぐに寝ることにした。 洞口ホールで2人、右洞との分岐点で2人、と別れて眠った。 洞内は思ったよりも寒く、皆、あまり眠れなかったようだ。     


次の日は、前日のアプローチの疲労と睡眠不足のため、すぐに下山する事にした。 そして、大滝温泉で汚れを落とし、秩父のラジェンダで食事をとり、帰宅した。

今回はケイ谷洞への道を間違えたせいで、まったく探検をすることができなかった。 また洞内泊では洞床が非常に冷たいため、サーマレスト等の断熱性の高い、 マットの重要性を感じた。 今回の失敗を教訓としてまた、ケイ谷洞探検ケイビングを再計画したいと思う。

    



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