向かい谷鍾乳洞練習ケイビング


2001/5/20(日)に向かい谷鍾乳洞(埼玉)へ行きました。 参加者は、内山、小山、藤井、冨永のNTC4名とPCCから星野氏でした。

位置は大血川新洞より上流に行った沢の斜面を登ったところ。 沢登りは、滝登りが数箇所あり、ほとんどは巻くことが可能。 山の斜面の登りは傾斜がけっこうきつくて、ちょっとつらい。 頑張って登ると稜線より数十メートル程下に洞口。

内山氏がロープのリギングをした。その間に洞外では荷物のホーリングシステムを試す。 カム付きプーリー1つと普通のプーリー1つとアッセンダー1つで、1/3システムを作成し荷物を持ち上げてみた。 リギング終了後、他の者が続いてSRTで入洞。斜洞を数m降り、 ここでリビレイ一箇所を通過して、30m程の竪穴の第1ピッチを一気に底部まで降下。 見上げると広い空間。次の人が降りてくると落石が怖いので横穴に待機。 一応トラバースラインに確保をとって横穴を進み、10m程の竪穴の第2ピッチをSRTで降下。 ここからも横穴があり、少し進むと水流に出会う。先に降下した内山氏、小山氏は その周辺などでディギングなどを行っていた。さらに水流沿いに進むと滝となっていて、 地底湖に流れこんでいる。ここは数mのチムニーで降下可能・・・・。かなり時間が遅くなっていたので順次出洞。     

という感じでした。 冨永は初めての本格的な竪穴入洞でした。30mを超える高低差のSRTは、 降下も上昇も疲れて時間がけっこうかかりましたけど、 足場の有る所のリビレイを一回通り越すだけだったのでなんとか無事にSRTで入洞、出洞できました。 チムニーにまだ慣れてなくて、怖くて地底湖までは降下できなかったので、それはちょっと心残り。

       

(富永 記)


2001/5/20(日)、晴れ。埼玉県大滝村にある向い谷鍾乳洞に行った。 参加者は内山、小山さん、星野さん、藤井さん、冨永さんの計5人。ほぼ前回(2000-6-3)と同じメンバーだった。

今回の目的は竪穴の練習と第2ピッチ水流部のディギングとした。 また、リギングと降下の順番待ちによって他のメンバーが時間を持て余してしまうという 前回の反省も踏まえてリギング中にはプーリーを使ってホーリング(荷揚げ)の練習も組み込んでいた。

9時に荒川村道の駅に集合。内山と小山さんは前泊していたので、羊山公園から道の駅に向かった。 全員集合後、車を一台にまとめて向い谷へ向かう。 個人的には大血川に来るのは去年の10月以来なのだが、その時には既に大血川新洞近くまで 作業道が延びていてアプローチは大分楽なものになっていた。 この時、作業道がどの程度延びているのか確認する為にさらに車で登ってみたのだが時間、 道の悪さの問題で直ぐに辞めてしまった。今回も同じようにどの程度、車で行けるのか確認して見る事にした。

結果としては前回よりは大分登ったが、やはり道が悪すぎるので先に進むのは困難であった。 (前回と同じ車で条件が変わらないので当然なのだが。 ちなみにこの道はある程度、車高のある車で無いと厳しい。 勾配もキツイので雨上がりで道がヌカるんでいた場合には2駆の普通車も登れないと思う。 あと、この作業道は今後もあまりメンテされる事は無いであろうから荒れていくだろう。) 妙法寺岳−霧藻ヶ峰の尾根下に車道が通っているのが見えたので最終的にはここに接続しているのではないか と思う。あるいは車道では無くて作業道の続きなのかもしれないが、 きちんと整備された道のように見えるたので、車道だと思った。 手元の地形図ではまだこの道は記載されていないが大血川出会いから続く車道が延びているのではないかと思う。 バイクで来る機会があれば確認してみたいと思う。

作業道の調査をあきらめて大血川新洞の車止めに戻ったのは計画書の予定から 1時間オーバーの10:30であった。着替えを済ませ、団装の分担を行い、11:10車止めを出発した。 途中、休み休みアプローチを行い、洞口前に着いたのは12:50だった。 今回は必要以上の装備を持ってきてしまったので、荷物が異常に重い。前日の疲れもあって、 アプローチで異常に疲れてしまった。アプローチの途中、大血川沿いにワイヤーロープの張ってある 小滝が2箇所あるが、荷物を背負ったまま登れなかった。。水が枯れていたのでいつも以上に余裕の はずなのだが、結局、高巻いて回避した。

洞口前に到着して各自、行動食を採り、さっそくリギングを開始する。 前述したように、荷揚げの練習も同時進行である。 第1ピッチを降りたところでセカンドの小山さんにコールをし第2ピッチ用の3本目ロープを持ってきてもらった。 全てのリギングを終えたところで内山と小山さんで第2ピッチ・第3ピッチのディギングを開始した。 その間に、全員下降を終えて第2ピッチの水流部に集まって来た。 みんな第3ピッチ下の最下層部を探勝して穴を出洞を開始した。 登り返す順番は藤井さん、富永さん、星野さん、小山さん、内山であった。

この時、小山さんがアッセントの際の撮影方法を考えて来ていたのでそれをテストした。 テストの詳細はスレーブユニット付のストロボを5m程の細引きで吊るしつつ登るという単純なものである。 スレーブをぶら下げた小山さんを下から内山が撮影するのである。 実際に見せてもらった感想は、自分が思っていたよりも全然良い感じでうまくいきそうであった。 撤収を全て終えて全員が出洞したのは、18:00頃ではないかと思う(記録していないので曖昧)。 荷物をまとめて下山を開始したのは18:30頃、車止めに到着したのは19:45である。 その後、食事場所を探す為に小山号を先頭に秩父市を俳諧する。結局スカイラークに行く事で話がまとまり、 食事を採った後に解散した。

今回の反省点は(個人的なものも含む)、「計画書の時間割が甘かった」 「装備が重過ぎた。(必要ないものは持っていかないようにすべし)」であった。

       

(内山 記)


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