遠征2日目は石垣島から西表島へ移動する予定であったが、台風の影響で船が出ないため、 石垣島で活動する事にした。レンタカーを借りて、まず福仏具洞(フクブグイザー)第2に行く事にした。福仏具洞第2の洞口はドリーネ状になっていおり、底には拝所が設けられていた。 参拝者の為に降りる道がつけられており、ドリーネの洞床も地ならしされていた。 そこからまず、主洞と思われる右手の通路を、水流を遡って探険して見る事にした。 しばらく水流を遡ると水深が膝上くらいのプールになっている場所に辿りついた。 ここより先は濡れずには行く事はできず、水の中を歩いて進んだ。 そしてしばらく進むと、水流は狭い隙間から流れ出ており、終了していた。 戻りながら支洞捜して見たが、特に目立って長く続いているものは無かった。
拝所まで戻り今度は左手へ続く通路を探険する事にした。 狭い場所がいくつかあり屈みながら進んで行くと、蝙蝠の多数いる小ホール に辿りついた。小ホールの先には下層におりて匍匐で進む通路が更に 奥へと続いていた。台風が近づいており、大雨で水没する危険性も あるかもしれないため、匍匐ルートの探険は止め拝所まで引き返した。 あと拝所の右手上層の支洞を詰めて見たがすぐに行き止まりであった。
福仏具洞第2 福仏具洞第2
出洞後、続いて栄洞とカブロマターについてのヒアリングを 集落で行なってみたが残念ながら有力な情報は得られなかった。
次に伊野田洞(イノダイザー)に行く事にした。 伊野田洞の洞口は流出口となっていた。膝下程度の水流の中を遡って進んで行くと 崩落ホールがあり、天井に空いた小さな第2洞口より光が射し込んでいた。 さらに水流を遡ると、先ほどよりも大きなホールがあり、天井に第3洞口が口を空けていた。 水流はこのホールの岩の隙間から流れ出ており、終っていた。 このホールからは狭い匍匐ルートも続いていたが、時間の都合上、探険せずに引き返した。 第1洞口まで戻る途中で、リムプールの上の浮いた2次生成物らしきものを発見した。 とりあえず、珍しい貴重なものかもしれないので、写真に収め、そのあと出洞した。
伊野田洞 伊野田洞
伊野田洞 伊野田洞