ACCESSで住所印刷をする方法
0.はじめに
Microsoft Access97で宛先印刷を行う場合、Microsoftから郵便番号7桁対応の為のモジュールがリリース されています。このページを参照する前に、新 7 桁郵便番号対応キットをダウンロードして下さい。

1.住所録テーブルを作る
[テーブル]で[新規作成]-[デザインビュー]を開きます。
最低限、郵便番号、住所、氏名、敬称、差出人コードのフィールドを作成して下さい。
※)フィールド名は同じにする必要ありません。すでに住所録テーブルがある場合はそれを使っても構いません。
フィールド名データ型説明
郵便番号テキスト型(8桁)7桁の郵便番号です。最初の3桁と後の4桁の間は'-'(マイナス)を入れて下さい。
住所テキスト型(50桁)
氏名テキスト型(50桁)
敬称テキスト型(50桁)
差出人コード数値型差出人の住所を切り替える為のコードです。
その他、会社名、部署名などのフィールドも有効です。

できたら保存して下さい。保存時に主キーがないので作るか聞かれるので、[はい]と答える。ここではテーブル名は "住所録_TBL"とします。

2.差出人テーブルを作る
相手により、差出人の住所や名前を変えたい場合などに、差出人情報を別テーブルにしておくと便利です。

どの差出人の情報で印刷するかは、住所テーブルの差出人コードで指定します。 [テーブル]で[新規作成]-[デザインビュー]を開きます。
最低限、郵便番号、住所、氏名、敬称、差出人コードのフィールドを作成して下さい。
※)フィールド名は同じにする必要ありません。
フィールド名データ型説明
差出人コード数値型住所録テーブルの差出人コードで指定する番号です。
差出人郵便番号テキスト型(8桁)7桁の郵便番号です。最初の3桁と後の4桁の間は'-'(マイナス)を入れて下さい。
差出人住所テキスト型(50桁)
差出人氏名テキスト型(50桁)

差出人コードを主キーに設定(差出人コードの上で右クリックし[主キー]を実行する)し、保存して下さい。 ここでは、テーブル名は"差出人_TBL"とします。

3.宛先印刷クエリーを作る
住所録テーブルと差出人テーブルから宛先印刷に使うクエリーを作ります。
[クエリー]で[新規作成]-[デザインビュー]を開きます。住所録_TBL,差出人_TBLを追加します。 次に住所録TBLの差出人コードと差出人_TBLの差出人コードを結合(住所録の差出人コードを差出人の差出人コードまで ドラッグする)します。結合を選択し、右クリックで結合プロパティを開き、2番の「住所録すべてと差出人の同じ結合 フィールド・・・」にします。すると矢印が住所録から差出人に向くと思います。

次にこのクエリーに含ませるフィールドを選択します。住所録_TBLから郵便番号、住所、氏名を差出人_TBLから 差出人郵便番号、差出人住所、差出人氏名を下の領域にドラッグします。
完成したら保存します。ここでは、クエリー名を"住所録_QUR"とします。

4.はがき印刷レポートを作る
[レポート]で[新規作成]-[はがきウィザード]を開きます。元になるテーブル/クエリーは宛先印刷_QURを指定します。

年賀はがき(7桁郵便番号対応)を選択し、[次へ]をクリックします。

クエリーのフィールドとレポートのフィールドの対応を下記の様に設定します。
宛先郵便番号郵便番号
宛先住所住所
宛先氏名氏名
敬称敬称
差出人郵便番号差出人郵便番号
差出人住所差出人住所
差出人氏名差出人氏名
住所録で会社名や部署名のフィールドを作った場合、クエリーに会社名、部署名を含めたうえで、 ここで指定します。

これで完了です。完了ボタンをクリックするとプレビューが表示されます。 微調整が必要な場合はをクリックし、デザインビュー画面にして調整して下さい。

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