よみきりオリジナル短編

 


 

『風の歌』

 

 

 

【柊武譚より 外伝一】

 

たくさん 作

 


 

 

 

「高度を2500ユンに!風袋開け!取り舵半分!」

 

 木製の船体が、軋み傾く。

 

 カンカンカンカンと鳴り響く鐘の音に、褐色の肌をむき出しにした船員達は甲板を走り、飛行船は風上へと舳先を向けた。

 

「ヨゥソロー」

 

 風袋の空気がゆっくりと抜かれ、船体はグングン高度を下げていく。

 

「向かい風、疾走速度!」

 

 船体の両脇に据えられた巨大なプロペラが回転をはじめ、飛行船は風に逆らって進みはじめた。

 

「高度2550、2540、30、20、10」

 

「風袋閉じろっ!排気停止。速度そのまま!」

 

「ヨゥソロー」

 

 きびきびとしたかけ声に、船員達は機械部品のように働いた。

 

 眼下に広がる雲海に、飛行船は静かに浮ぶ。

 

 舳先が白い雲を切り裂き、航跡からは緑の大地が透けて見えた。身体で風を切る快感は、飛行船乗りの絶頂だった。

 

「全天監視、怠るなっ!」

 

 船員達が、舷側から身を乗り出すようにして周囲を見張る。

 

 静かでシミ一つない、吸い込まれるような青蒼が広がっていた。

 

 年若の副長が、船長を振り返る。

 

「どうやら、やり過ごせたようですね?」

 

「うむ…冷や汗ものだったな」

 

 壮年の船長は、額を拭いつつ嘆息した。

 

 副長は地図を開いて指さした。

 

「このあたりは、予想以上の厳しさです…このままでは期日までに合流地点にたどり着けないかも知れませんね」

 

「いや、取り締まりが厳しいのは、王都周辺だけだから大丈夫だ。しばらくこのまま、北に向かって進むことにしよう」

 

「偏西風に乗るんですね?」

 

「そうだ、若干きついが…夜の間に哨戒線を抜けることは出来るだろう」

 

 副長は、航海長を呼び寄せると、予定の変更を伝える。

 

「うわっ!」

 

 突然船体が傾いで、船員達は舷側から投げ出されそうになる。だが、そこは飛行船乗り。それぞれ手摺りや、ロープにつかまって難を逃れた。

 

「どうしたっ!何をやっているっ!」

 

「右舷、風扇が止まっています!」

 

 見張りの報告が甲板に響いた。

 

 舌打ちと共に、副長は木製の階段を駆け下りる。

 

 階下…甲板の下では、様々な人種の男達が両弦に二列ずつ並んでいた。

 

 手には櫂を握りしめ、それぞれ無言で引いている。

 

 その裸身には無数の傷が刻み込まれ、鎖でつながれていた。

 

 漕役奴隷である。

 

 漕手頭が叩く木槌のリズムに従って櫂を引く。

 

 木製の櫂は小気味よく軋み、その力は舷側の風扇(プロペラ)を回す。つまり、ここが飛行船の機関部であった。

 

 監守の一人が、ヒステリックに鞭をふっている。

 

 見ると右舷の奴隷達が倒れていた。

 

「どうした!何があった?」

 

 副長の叱責に、漕手頭は姿勢を正して答えた。

 

「三〇番から四一番までの12人が倒れました。鞭で打ってもおきません!」

 

 駆け寄って脈をとってみると、ピクリとも動かない。

 

 副長は監守に向かって指示する。

 

「全速航行が長かったからな、やむを得まい。すぐに入れ替えて速度を維持しろっ」

 

 ガラガラガラと鎖が引かれ、心臓麻痺で倒れた奴隷達が引きずり出されていった。

 

 運び出された奴隷達は、そのまま舷側から雲海へと放り出される。

 

 漕役奴隷は、消耗品扱いされていた。

 

 動けなくなればその場で廃棄処分され、空いた席には船倉から代わりの奴隷が引き出されて来ることになっている。

 

 その作業を監督しながら、副長は漕手頭の耳元で囁いた。

 

「二十七番の様子はどうだ?」

 

 二十七番の席にいるのは、東洋人の青年であった。

 

 痩身で、背丈も低く周囲の奴隷達の間に隠れてしまう。だが、ひとたび力を込めると櫂は甲高いと悲鳴を上げ、肌の下からはくっきりと筋肉が浮かび上がった。何よりも目立つのは、ほとんどの漕役奴隷が精気のない虚ろな目をしているなかで、鋭い眼光を失わずにいることである。

 

「あいつは、相変わらずですよ」

 

「気をつけろ。何を企んでいるかわからんからな、注意を怠るなよ。よし…微速から、半速前進!」

 

 再度命令が下され、漕手頭は木槌をゆっくりとしたリズムで叩く。

 

 ダン、ダン、ダン。

 

 風扇が回転し、船は再び風へと向かって走り始めた。

 

 

 

 

「約束の時、約束の場所

 

 あの人は、まだ来ない。

 

 風がささやく…しかたないね、と

 

 あの人はささやいた、大切に思うよと

 

 だけど、一番じゃない

 

 いつも最期…そう最後に大切な、お友達」

 

 

 

 美しい歌声が、船を包んでいた。もの悲しい孤独の歌だ。

 

 夜。

 

 飛行船は西向きの緩やかな風に乗って、静かに進んでいた。

 

 厳しい監視を逃れるため灯火管制をしながらも、ほとんどの船員が緊張を解いて高いびきを上げている。

 

 風力航行中なので漕役奴隷達も休息の中にいる。ベンチに腰掛け、櫂にしがみつくようにして眠っていた。

 

 いつの間にか歌声が止む。

 

 傀儡(くぐつ) 柊は、ゆっくりと瞼を開いた。

 

 暗闇の中で多くの男達が眠る。その間を縫うようにして、誰かの気配が、そっと近づいて来る。

 

「もう、ここに来るなと言ったろう」

 

 人影は無言のまま腰を下ろすと、手を伸ばす。

 

 血と汗に汚れた、柊の顔を小さな布で綺麗に拭いていく。

 

 風に揺られて、すこし船体が揺れる。

 

 窓から差し込んだ月明かりが、柊と人影を照らし出した。

 

 人影は腰まである亜麻色の髪が輝く16〜17歳の娘であった。

 

「…手伝って、下さいませんか?」

 

「また、その話か」

 

 柊は、頭を振った。

 

「俺は、逃げるつもりはない」

 

 だが、娘は柊の言葉など頭から信じてはいない様子だった。

 

「ここに来ると、どんな人でも一ヶ月で希望を失って、生気をなくしてしまいます。なのに、貴方は強い目のまま。その瞳が、輝きを失わないのは、何故なのですか?なにか、心に秘めていることがあるからに決まってます」

 

 柊は、苦笑しながら肩をすくめて見せた。

 

「これを見ろ」

 

 両腕には鉄製の手枷がつけられ、太い鎖によってつながっている。

 

「これがある限りは無理な話さ。あんたはどうなんだ?俺と違って手枷足枷で縛られているわけじゃないんだから、逃げようと思えばいつでも逃げられるんじゃないのか?」

 

 娘は悲しげに答える。

 

「いいえ、わたくし一人では……無理です」

 

「じゃあ、あきらめな」

 

 娘はしばらくの間、男の心を測るようにその表情をじっと見つめていた。そして、視線をそらしながらポツリと言う。

 

「これから…副長のところに行きます。…呼ばれているんです」

 

 よくあることである。と言うよりは、その為にこそ、船に奴隷娘を乗せている。

 

 もちろん、漕役奴隷達に食事を運んだりが、表だった役割なのだが、男達の欲望のはけ口となることもまた、彼女の役割だった。

 

 娘は言う。

 

「こんなの、もう嫌なんです。鍵を手に入れてきますから、わたしと一緒に逃げて下さい」

 

「馬鹿言うな…見つかったらただじゃあ済まないぞ!」

 

「大丈夫です。きっと上手くいきます」

 

 娘は、すっと立ち上がった。

 

「ダメだ!馬鹿、ヤメロって」

 

 声が高くなりすぎた。船倉に人の気配が微妙にうごめく。

 

 皆、疲れ切って眠っているはずだが、柊の声で目を覚ました者もいるかもしれない。

 

「すぐ戻って参ります。そしたら、手伝って下さいますね」

 

 人の耳がある。「ダメだ」と、強く言えなかった。

 

 娘は、奥の暗闇へと姿を消して行った。

 

 

* *

 

 

「殿下…こう暗くなりますと見つけるのはいささか難しくなりますが、まだ待ちますか?」

 

 士官の口調は、いかにも面倒くさそうであった。

 

 高速戦闘艦『ザザ』は、スプリッツアー王国王女の旗艦として諸国に知られているが、内乱で足りなくなった船数を補うために、現在では一般の任務に駆り出されている。今回は、密輸の取り締まりであった。誇り高い近衛士官としては、正直言ってこのような任務は気が進まない。

 

 小柄で、少年と見間違われそうな容姿を持つ王女は、月明かりに照らされる雲海を見渡しながら、短く切りそろえた真っ赤な髪に手櫛をつっこんでポリポリ掻いた。

 

「待つ。反乱軍に武器が渡ることだけは、断固阻止しなくてはならんからな」

 

「しかし、モジート号も灯火管制しているはずですが」

 

「内通者が、今宵灯火をつける約束だ。見張りを増やせ。最初に合図を見つけた者には、あたしから褒美をとらせるからな」

 

 ひとたび命令が出れば否応もない。士官は背筋を伸ばして敬礼で答えた。

 

 モームは、返事代わりに肯き、欄干にもたれて景色を見渡す。満天の星空とどこまでも広がる雲海の景色に、魅入られてしまった。

 

 

 

 

 弄ばれるのを「これはわたしの身体ではない」と思うことで堪えながら、娘は、男の肩越しに鍵束が部屋の壁に下げられているのを見つけていた。

 

「ちったあウンとかスンとか言いやがれ」

 

 男は怒鳴った。何をしても無表情。反応を示さない娘を、男達は例外なく怒る。時に殴られることもあった。

 

「申し訳ありません」 

 

 娘の立場ではあやまるしかない。服を着る間もなく素早く丸めると副長の部屋から出ようとした。だが、急に呼び止められて足を止めた。

 

「シェリー…お前、いま何をした?ん?」

 

 蒼白となっている娘を、なぶるような口調で副長は詰め寄った。

 

「いま、おかしなことをしなかったか?」

 

「い、いえ。…た、立ちくらみがして」

 

 なんとか誤魔化そうとする。だが、副長の手がシェリーの右腕を、捻り上げると手の中にから鍵が滑り落ちた。

 

「おやおや、これはいったいなんだ?」

 

「そ、それは…」

 

「おどろいたな。お前にこんなことができるとは知らなかった。誰に頼まれた?やっぱりあいつ…二十七番か?」

 

 シェリーは「違います」と繰り返したが、副長の疑念は、確信へとかわっていた。

 

 副長の指示で、奴隷番号二十七番が漕役室から連れてこられる。

 

 こうして柊は甲板上で娘と対面することとなった。

 

 篝火が焚かれて、明るくなった甲板上で柊は娘が失敗したことを悟った。

 

「馬鹿!だからやめろと言ったろう!」

 

 柊は娘を、そう怒鳴りつけてやりたかった。だが、恐怖に凍り付いている娘の表情を見ると、怒鳴る気力も失せてしまう。

 

「おい、お前。どうやってシェリーを誑(たぶら)かした?」

 

 副長に詰め寄られたが、柊は首をそむけて黙った。

 

 そうか、この娘の名前はシェリーか、とはじめて知る。

 

「健気にも、この娘はお前のために鍵を盗もうとしたんだぞ。どうやったらこういう女をたらし込めるのか、そのテクニックを是非知りたいんだが」

 

「何しろシェリーはこっちがどれだけがんばったって、声ひとつあげようとしねぇもんな」

 

 船員達が口々にひやかす。

 

 それぞれ、シェリーに夜伽をさせたことがあるようだ。

 

 男達の嫌らしい視線に、シェリーは唇を噛んで堪える。

 

 情を交わしたことがあるわけではない。

 

 だが、シェリーが貶め(おとし)られるのを聞いていると、柊は憎悪にも似た感情がわき上がった。

 

 拳は爪が手のひらに食い込み、手枷も足枷を引き千切らんばかりに力がこもる。

 

「なんだその眼は?奴隷の分際でっ!」

 

 柊の頬を、副長は思いっ切り殴りつけようとした。

 

 だが、柊が身を縮ませると副長の拳は空を切る。気がつくと反射的に、柊は副長の顔面に掌をたたきつけていた。

 

 副長は派手に吹き飛んで甲板に転がった。

 

 たったの一撃で、副長の顔面は陥没し、人相も見分けられないほどになってしまう。

 

「野郎。やりやがったな」

 

 殺気立った船員達が円月刀を抜いて一斉に斬りかかった。

 

 だが柊は、舞うように捌(さば)いてこれをかわした。

 

 すれ違いざま数人の男に拳を放って、昏倒させて行く。

 

 その見事な武技に船員達は目を奪われた。ただの漕役奴隷がこれほど腕が立つとは誰も思っても見なかったのだ。

 

「危ない!」

 

 突然の声に振り返ると、シェリーが柊に倒れかかった。

 

 慌てて抱きかかえるとその背中に、矢が突き立っている。

 

「馬鹿!大丈夫か?」

 

「動くなっ!」

 

 見ると弓矢を構えた船員達にぐるりと取り囲まれていた。

 

「少しでも動いたら射よ」

 

 船長の指揮で、船員達は柊にねらいを定めた。

 

「何をしていた?灯火管制中だぞ、すぐに篝火を消さんか」

 

 船員達は、あわてて篝火を舷側から投げ落とし始めた。

 

「ちっ、こうなったら…」

 

 柊は、シェリーを庇いながら身構えた。

 

「駄目!やめて下さいっ!」

 

 この状況でも断固抵抗する構えの柊に、傷ついたシェリーがしがみついた。

 

「今は堪えて下さい。もう少しなんです」と小声で囁く。

 

「何が?」

 

「来ます」

 

 何が来るんだ?そう問おうと思った途端、見張りが声を張り上げた。

 

「軍船だ!王都の軍船だ!」

 

* *

 

「いたぞ、見つけた!戦闘速度!突撃っ!」

 

 篝火をつけたモジート号の船体が浮かび上がって見える。

 

 モーム王女の命令一下、高速戦艦ザザはその快速を生かしてモジート号の舷側に、衝角(ラム)を突き立てた。

 

 メリメリと船体が悲鳴をあげ、木材の折れる音が響く。

 

 橋がかけられ重装歩兵が次々と渡る。

 

 モジート号の甲板は、戦場となった。

 

 方形の楯と甲冑で身を固め、グラディウス片手に押し寄せる王国重装歩兵の前に、船員の抵抗は無力に等しい。

 

 そこかしこで壁のような楯に取り囲まれ、突き倒される。生き残った船員達は次々と降伏して、戦いの熱気はたちまち鎮まっていった。

 

「制圧を終了いたしました」

 

 副官の報告を受けたモームは満足げに肯いた。

 

「よろしい。で、密輸品は?」

 

「船倉で発見しました。予想外の量でした」

 

 行こう。モームはそう言うと身軽に舷側を渡った。

 

 流血の戦場となった甲板を進み、護衛の兵士と共にモジート号の船倉へと降りていく。

 

 打ち破られたドアの奥には、剣や甲冑などの武器が、ところ狭しと積まれている。

 

 全てが上手くいったことに「よし」と満足そうに肯いたモームは再び甲板へと駆け上がった。

 

「当方の被害は死者なし。重傷者なし。軽傷者一です」

 

 士官の報告にモームは眉を寄せる。

 

「なんだと?こんな戦いで怪我をしたやつがおるのか?」

 

「はい。躓い(つまづ)て膝を擦りむいたそうです」

 

 モームはクスクスと笑うと、その兵士に不注意の罰として三日間の便所掃除を命じる。

 

「モジート号側は死者20、重傷は8、軽傷10。生存者は全員身柄を拘束しました」

 

「よろしい。ただちに押収品の目録を作れ。それと明るくなったら司令部に伝書鳩を飛ばして船主を検束させろ」

 

 次々と発せられる命令に、部下達がキビキビと従っていく姿は気持ちよくすらあった。

 

 ひと仕事を終えた充実感に、モームは両手をのばして「うーん」とのびをする。

 

 ふと見ると、甲板の片隅で倒れている娘を抱き起こそうとしている奴隷がいた。

 

「なんだあれは?」

 

「例の内通者です」

 

 副官の報告にモームは首を傾げた。

 

「ふーん?あれがか?」

 

 それは運命の出会いであった。だが、この時のモームは、後に生涯の戦友、そして伴侶となる男に関心を払うことはない。

 

「では、約束通り奴隷身分から解放してやれ。もう無意味かもしれんがな」

 

 モームはそう告げると、事後処理を副官に任せて、ふたりに背中を向けた。

 

 

 

 

「うまくいきました…上手くいきましたよね?」

 

 シェリーは、だんだん細くなっていく息の中で、笑顔をつくった。

 

「馬鹿っ。もう、喋るな」

 

「クスクス。わたしってあなたに、馬鹿って言われてばかりですね」

 

「馬鹿なことをするからじゃないか。どうして、俺をかばったりしたんだ?」

 

「だってあなたがいなければ自由になったって意味がないじゃないですか。それに、わたし痛いのには慣れてるんです。痛みを感じないですむ方法を…知ってるんです。こうやって目を閉じて、これはわたしの痛みじゃないって…コホッ」

 

 シェリーが血を吐いた。

 

 背中に当たった矢は、大きな血管を傷つけているようだった。傷口からあふれた血液が衣服をどんどん赤く染めていく。

 

 そして、その顔からは血の気が失われていく。もう、手の施しようがない。

 

「二十七番さん…名前を…聞いて良いですか?」

 

「柊だ。傀儡 柊」

 

 シェリーは、クグツ ヒイラギと一語一語をたどった。

 

「ヒイラギ…さん。あたしの代わりに自由になって」

 

「馬鹿、お前がいなきゃ自由になったって意味がないじゃないか!」

 

「また、馬鹿って言われちゃったな…」

 

 シェリーは、柊の手を握りながら目を閉じた。

 

 程なく訪れた死が、シェリーをあらゆる苦痛から解放した。

 

 シェリーは自由民として死んだ。

 

 そのため、シェリーの遺体は王都に運ばれて共同墓地に葬られることとなる。

 

 柊は、解放されることを拒否したために、漕役奴隷として商船グロッグ号へと買い取られていく。

 

 

 時の歯車が回りはじめる。

 

 柊の戦いが、始まろうとしていた。

 

 

     (おわり)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


琥珀のぽんこつコメント

たくさん様より、『琥珀色』一万ヒット記念に投稿小説をいただきました☆

ああああ、せつない〜〜(泣)

奴隷の立場の、悲しい恋愛。

どこか繋がっていながらも、かみ合うことが無かった想い。

シェリーさーん(滝涙)

残された柊さんが、自由になることを拒否したことが、印象的です。

「お前がいなきゃ自由になったって意味がない」

言葉通り、拒否した柊さん。

彼の中では、シェリーさんの存在はとても大きなものだったのでしょう。

ううう、やっぱりせつない。

このまま柊さんは空虚な戦いに身を投じていくのでしょうか?

続きが大変気になる作品です。


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