FIFA World Cup 2002 観戦記

ブラジル×ベルギー 神戸ウイングスタジアム 6月17日

実は、この試合は家族3人で行く予定だった。
日本がHグループを2位で通過した場合、ブラジル×日本となるため
カテゴリー1ですが、3枚ゲットしていた。
日本が1位通過してもブラジルの試合を見られるのでみんなで行く予定だったのだが
日本が1位通過した後、この試合の次の日の宮城での日本×トルコも3枚とれてしまい、
名古屋→神戸→宿泊→仙台→名古屋というのは、奥さんの体調(お腹にね)などもあり、不可能で
この試合は僕だけで観戦することにした。
チケットは、良い席の方(メインスタンド前から3列目の超良席)を三重の方に譲った。
ちょっと後から後悔?(笑)するくらい。

試合前にベッカムがいると言うことで、メインスタンドは騒然となり、えらいことになっていたが
選手入場とともに、みんな試合に集中。ゲーム自体は、僕にはベルギーのペースにみえた。
ブラジルのディフェンスがぼろぼろ、というかディフェンスなんか全然考えず、
みんなで攻撃している感じだった。
ベルギーは、開始早々からきわどいシュートを何本も放ち、このチームと日本は引き分けたのかぁ
すごいことだったんだと心底思った。
前半は、完全にベルギーのものだった。しかし、GKマルコスの好守もあり結局0:0で折り返した。
ベルギーペース過ぎて、ベルギーの選手達はいつでも点が取れるという安心感があったかも知れない。
それが、1点への執着につながら無かったのかもしれない。ともあれ、前半に点が取れなかったのが、
ベルギーの最大の敗因だったように思われる。
後半も、最初はベルギーのペースだった。ただ、点が取れていない現実からか、
ベルギー選手達は、何となく違和感を感じだしているようだった。それに比べてブラジル選手達は
なぜか焦りを感じさせなかった。ロナウジーニョなんか、良いシーンがあったり、惜しいシュートの時は
あの子供のような笑顔がみえていた。やっぱり、ブラジルは絶対的な自信があったのだろう。

リバウドの先制ゴールはもう言葉もないくらい、すばらしいものだった。
ロナウジーニョからのセンタリングが少しずれ、ゴールに背を向けてボールを
受け取らなければならなかったリバウドは、しかし胸でトラップしたボールを
足先でゴール側に向け、体を反転させたと思ったら、空中にあるボールをそのままダイレクトにシュート!
あまりにも鮮やかなボールさばき〜シュートにディフェンダー・GKは全く反応できず
ゴールネットがゆれた。
サポーター達も一瞬目を奪われ、息をのみ、そのあと大歓声。

ブラジルはこのゴールでリズムを完全に取り戻したが、ベルギーもまけることなく攻め続けた。
しかし、後半終了間際、カウンターからロナウドにあっさりゴールを決められる。
あっさりとみえたが、クレベンソンの正確なセンタリング・それをあっさり決めるロナウドの
すごさを感じた。

ブラジルの個人技・攻撃力の高さをイヤと言うほど思い知ったゲームだったが、
ディフェンスの不安さを完全に露呈したゲームでもあった。
この時点では、ブラジルの優勝は無理かな?などと僕は感じていたんだけれど・・・

以下に写真を。