FIFA World Cup 2002 観戦記

イングランド×ブラジル 静岡エコパ 6月21日

この日、エコパは本当に盛り上がっていた。
本当は、日本×トルコ戦を見た時点でワールドカップ生観戦は、終えるはずだった。
しかし、不完全燃焼の試合だったこと、この試合のチケットを人に頼まれてとったこと
そして、割と簡単に余分にとれてしまったこと・・・・などなどが重なり
結局行くことにした。っていうか、完全にWC&WCSにはまっているよな←おれ。

ということで、この日は初めて友達(うっしー)と観戦にいった。
それまで、一人もしくは慧司(3歳)と、(日本戦は奥さんも)だったので
また、ひと味違った観戦をすることが出来た。一人もいいけど、友達と盛り上がるのも
とっても楽しかった。
まずは、新幹線で掛川の駅で降りたとき、
なんと、ベンゲル(もとグランパス監督・現セーセナル監督)がすぐそこを普通に歩いている!
わーと人に囲まれたが、うっしーと二人で、写真を撮ったり、握手してもらったりで
スタジアムに行く前から、既に大興奮!!
また、ベンゲル監督も握手などにも応じてくれて、とってもいい人だった。
さて、シャトルバスは、行列は結構長かったが、バスも沢山あった為か、すぐに乗ることが出来、
(本当は愛野駅まで行きたかったが、時間的にあまり余裕が無くシャトルバスにした。
エコパのバス停へ。エコパのバス停からは、出店など無く寂しかったが、
(愛野からだともっともっと盛り上がっていたらしい。残念。)
スタジアムがみえる辺りから、川縁の芝生でサポーター達がわいわいがやがやと
盛り上がっており、うっしーとスタジアムをバックに写真を撮りあっていたら
イングランドサポーターが、写真とってあげるよ。と言ってくれて、写真を撮ってもらったり
一緒に撮ったりして、ワールドカップらしくどんどん盛り上がって行った。

今回は、イングランド側のゴール裏のため、もちろんイングランドの応援!!
スタジアムにはいると、既に選手達が練習をしていた。
シーマンが、ベッカムが、オーエンが!前から5列目と言うこともあり、すぐ近くにいる。
向こう側には、ロナウドが、リバウドが、ロナウジーニョが、ロベカルが!!
なんて贅沢な試合を見に来ているんだろう♪と試合前から幸せを感じた。
隣には、浜松の学生だという人が、シーマンのプラカードを作ってきていて、
一緒に持って応援などして、これまた大盛り上がり!!

さて、ゲームの方も大変盛り上がった。
前半、ゲームは互角の展開。ベッカムの動きはぴりっとしないが、ディフェンスが
しっかりしていて、割と安心してみていられる展開だった。
ブラジルのエンジンがまだ暖まっていなかったと言う話も・・
最初の得点は、僕らの応援するイングランドだった。
カウンター気味のロングボールをブラジルがミスをし、オーエンの足下に願ってもないボールが
とっても早い展開だったが、オーエンは落ち着いてゴールを決め先制!!
これは、勝ちが見えてきたか?と気の早い思いもしていた。
そして、前半もロスタイムに入り、そろそろビールを等と思っていたところへ
ロナウジーニョが人をくったような(幻想的なと言う人もあり)ドリブルで切り込むと
そこからパスをもらったリバウドが、すばらしいゴール!!
やはり、ブラジルはこれがあるから怖い(すごい)
ブラジルの個人技と決定力は、まさに今大会無敵。ベルギー戦でも思ったが
点なんか幾らでもくれてやる、その分取り返す自信がると言わんばかりだ。
ただ、まだこの時点で負ける気がしなかった。
ベルギー戦でのブラジルのディフェンスの弱さはあきれるぐらいだったから、
イングランドはまだまだゴールのチャンスは幾らでもあると思えた。

サポーターの応援もとっても一体感があり、ブラジル・イングランドとも
非常にいい雰囲気で観戦出来ているように思えた。
昼間のゲームで明るいせいもあったもか、僕らもとても気持ちよく観戦することができた。
さて、後半、ブラジルはエンジン全開怒濤の攻撃を仕掛けてきた。
そして、ロナウジーニョのゴール前28ヤードと非常に遠いところからのフリーキック
蹴った瞬間誰もが、どこに蹴っとんじゃ。と思って?みていたボールが、
シーマンがえれれ?と言う顔で下がりジャンプする手を通り越し、なんと、ゴールに吸い込まれる。
後に本人は狙ったと言っているが、???
これは、イングランドには痛かった。
そして、もっと痛かったのが、ロナウジーニョのその後すぐの退場劇。
なぜ退場になったのか、スタジアムでは分かった人はあまりいなかったと思う。
勝手にゴールを決めて勝手に出ていったロナウジーニョに、イングランドの選手、観客が
あきれている間に、ブラジルが守ることを思いついてしまったのだ。
それまで、攻めるのは勝手にしろ。こっちはもっと攻めてやる。という感じだったブラジルが
守ることを覚えてしまった。
そうなったら、個人技のあるブラジルあいてに、いまいち動きの悪いベッカムが
幾らフリーキックやコーナーキックに向かって一生懸命走っても、どうしようもなかった。
結局、1:2でイングランドは敗れた。がとても良い試合を見ることが出来た。
会場も試合も会場外もとっても盛り上がった1日だった。
静岡エコパは割と見やすかったし、ボランティアのひとたちもよかった。
警察の交通整理はいまいち納得の出来ない物があったが、悪かったのはそれくらいしか
感じなかった。

これで、きっとブラジルは決勝に行くだろうと思え、決勝のチケットを是が非でも
取りたくなってしまった。やはり、最後まではまったままなんだろう(^^;

以下に写真を。