大空へ散った若き魂への鎮魂歌 |
国のため、そして信じるもののために命をかけた若者がいた。太平洋戦争終盤、我が国の敗色が濃くなってきた1944年10月17日、比島沖海戦に備え日本軍は一つの作戦の実行を決意した。零戦に250キロの爆弾を抱かせ、敵空母に体当たり攻撃を敢行する。戦局打開の為にとられたまさに必死必殺の作戦「神風特別攻撃隊」の誕生であった。 関大尉を指揮官とし、23人の未だ酒の味もわからぬ若き搭乗員によって構成されたこの部隊は、比島沖へ、二度と帰らぬ 空へと飛び立っていった。それは誇り高き死か、単なる戦争の犠牲者だったのか。 今なお、涙と共に愛国心と戦争の悲劇を世に問う神風特攻隊の姿。その真実を描く鎮魂のドキュメント 特典:年譜・秘蔵写真スライドショー
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最後の死闘 |
昭和20年3月23日、米機動部隊は沖縄本島に向け猛烈な艦砲射撃を開始。太平洋戦争最後の決戦の幕が開いた・・・。 大本営の命により本土決戦の防波堤となった沖縄。米陸海空軍の大攻撃兵力18万人を迎え打つ我が軍民は、特攻を含め死力を尽くして奮闘したが、圧倒的物量作戦を誇る米軍の前には抗う術も無く、ついに文字通りの玉砕を余儀なくされた。悲惨の極のなかで県民もまた竹槍や手榴弾を手に米軍部隊に突撃。「ひめゆり部隊」「鉄血勤皇隊」など学徒を含む10万人に及ぶ犠牲者を出し、全島焦土と化した。さらに沖縄県民には終戦後、新たな悲劇が待ち受けていた。 これは三ヶ月にわたる攻防戦を貴重なフィルムで綴る鎮魂の記録である。 特典:年譜・秘蔵写真スライドショー
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特別攻撃隊 |
1944年10月、レイテ沖海戦を前にして神風特攻隊が編成された。大西龍治郎中将自らが「外道の統率」といいつつ編成を命じたのは、この戦いが最後になると覚悟していたからであった。陸海空三位一体の集中攻撃で、奇跡的な局面の打開を期待したのである。特攻隊の目標は米軍空母の甲板に限定されていたが、次第に拡大され、沖縄戦では「全機特攻」となり、輸送船にも突入していった。 生きては帰れぬ若き特攻隊員の「遺書」は、今でも私たちの胸を打つ。魂の記録である。 特典:年譜・秘蔵写真スライドショー |
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開戦編/海ゆかば |
緒戦の勝利から戦局の大転換までを描く凄絶のカラー・ドキュメント! 日本軍の真珠湾攻撃による開戦から、戦争終結を決定づけた米軍の沖縄上陸まで、太平洋戦争の全貌を克明に記録した、戦史上においても貴重なドキュメント・フィルムの集大成!上巻「海ゆかば」では、この戦争の勝敗を左右する重要な鍵となった海戦を中心に収録。 戦争という劇的な変化に巻き込まれていく人々の姿を、このフィルムは実にリアルに捉えている。そして当時、米海軍中佐として従軍していたジョン・フォード監督の手により撮影されたミッドウェー海戦。さらに米軍を恐怖に陥れた「神風」が出現したレイテ沖海戦。その全てが直接戦争に参加した軍人達により撮影されたこのフィルムは、戦争の実像とその虚しさを私たちに語りかけます。 特典:年譜・秘蔵写真スライドショー
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諸島編/暁に祈る |
南方諸島での激戦を中心に、日米両軍の死闘を描くドキュメント! 日本軍の真珠湾攻撃による開戦から戦争終結を決定づけた米軍の沖縄上陸まで、戦史上においても貴重なドキュメント・フィルムの集大成!下巻「暁に祈る」では、南方諸島での激戦を中心に収録。この戦争では、南方の島特有ののどかさが、突如として地獄絵図に変わってしまうのが現実であった。日本軍の生命線であったサイパンをめぐる攻防では、兵士のみならず、多数の民間人も犠牲者となった。そして日米ともに多大なる死者を余儀なくされた硫黄島での攻防。 サイパン島・硫黄島に横たわる魂なき兵士達の姿は、永遠に戦争の悲惨さを語り続けている。 特典:年譜・秘蔵写真スライドショー
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真珠湾攻撃から、ミッドウェー海戦まで |
1941年12月8日、「トラ・トラ・トラ」の打電で始まった真珠湾攻撃。それは、山本五十六連合艦隊指令長官の秘策中の秘策だった。真珠湾に呼応して、同時多発的に開戦の火蓋が切られ、マレー半島上陸・香港上陸・グアム島空襲・ウェーキ島攻撃と戦局を一変させたミッドウェー海戦までを収録。
特典:年譜・秘蔵写真スライドショー |
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ガダルカナル攻防から、サイパン陥落まで |
「餓島」とよばれあガダルカナルの攻防戦は、悲痛な結果に終わった。ラバウル航空隊の活躍は国民に期待を与えたが、現実はどうであったか。戦局が大きくうねっていた1942〜43年を中心に、山本五十六連合艦隊指令長官の戦死をまじえ、日本軍と米軍の激闘のあとをたどる。 そして1943年11月、米軍のタラワ上陸に始まる中部大平洋反攻作戦は、1946年6月のマリアナ沖海戦で頂点をむかえ、サイパンは7月9日に占領された。 特典:年譜・秘蔵写真スライドショー |
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レイテ沖海戦から、終戦まで |
日本軍が起死回生をかけたレイテ沖海戦。この時、神風特攻隊が誕生した。その凄惨な戦いぶりに胸を打たれる。硫黄島の攻防は、東京を、そして日本本土を空襲から守るためにも、アメリカ軍を上陸させてはいけない、必死の戦いだった。そして3月9日の東京大空襲では、一夜にして100万人が焼け出されてしまう。4月1日、アメリカ軍は沖縄に上陸。「全機特攻」もむなしく「大和」も沈んだ。 広島・長崎に原爆が投下され、ついに8月15日、日本は無条件降伏を受け入れた。 特典:年譜・秘蔵写真スライドショー |
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