Last updated:Monday, September 01, 2008

県民性&地域性−京都府

近世国名・藩名:丹波(たんば),丹後(たんご)



 










 京都府の人口は,263万6706人(08年3月1日現在),面積は,4,612.71平方キロメートルで,国土の1.22%,47都道府県中31番目の大きさである。
 京都は,淀川とその支流の流れる平野に発達した1000余年の歴史を有する平安の古都であり,府内には東・西本願寺,清水寺などの寺院600余り,神社約260に及び,国宝の約20%,国重文の約15%がある。京都と同様に「荒廃せず」,1000年以上の歴史を持つ都市は,イスタンブールやロンドン,パリがあげられる。  


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●京都市

 京都の街並みは,桜と相性がいい。京都の桜をめでる行事として、歴史上で有名なのが「醍醐の花見」である。豊臣秀吉は,晩年,1598年(慶長3年)春に醍醐寺で,豊臣秀頼,北政所,淀殿,諸大名およびその配下の者など1300人ほどを従え盛大に花見を催した。醍醐寺はこれにちみ毎年四月の第二日曜日に「豊太閤花見行列」を催している。

  京都市は,古都の景観を守るため,建物の高さや屋外広告物を規制するの「新景観条例」を07年に施行した。派手な看板広告がなくなり、景観に配慮した店舗も建てられるなど「100年先を見据えた政策」の効果は着実に現れている。その一方,「官製不況」を恐れる建設,不動産業界からは「条例自体を否定するわけではないが、道路から見えない部分の不必要な規制などを改善してほしい」と,改善を求める声も出ている。
 世界文化遺産に登録されている仁和寺(京都市右京区)から約50メートル西の「セブンイレブン京都福王子店」。08年6月開店のこの店,緑,オレンジ,赤の屋外看板ではなく,白黒のモノトーン仕様で屋根も瓦ぶきである。

●県民性−−京都十代,東京三代,大阪一代

 京都には,時の為政者に安易に与(くみ)せず,独自の立場・思想を貫いていこうという「自主独立」の気風が綿々と続く。その風土が,京セラ,ワコール,オムロン,島津製作所と,独創的な技術を持つ企業を輩出する下地ともなっている。 

 「京都の着倒れ,大阪の食い倒れ,江戸の買い倒れ」ともいわれる。京都は着物にカネを使って,大阪は食べるモノにカネを使って,江戸は女郎買いで,身上をつぶすという意味である。こうした,京都の特性は歴史・伝統にある。地縁的なしきたりをきっちりと守り,個人生活には一線を画し,一定レベル以上立ち入らぬという,成熟した市民性をもつ。倹約質素だが単なるケチではなく,理性の裏付けがある。保守性と進取性のバランスがとれている。
 また,「京都十代,東京三代,大阪一代」というたとえもある。土地の人間になりきるのは京都は十代かかるが,東京は三代,大阪は一代でよいというのだ。

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桜の名所

 花見の起源は,平安貴族の娯楽として野性の桜を都に移し,鑑賞するようになったことにあるという。9世紀前半に嵯峨天皇が御所内の南殿に桜を植えて宴をしたのが,「花見」の風習の先駆けとなった。
 鎌倉,室町時代には上流階級から豪族や地方の武士に広がり,桃山時代には豊臣秀吉が吉野(奈良)と醍醐(京都)で盛大な花見を開催した。

清水寺 高台の寺から京の町並みと桜を一望
 清水の舞台から眼下に見下ろす一面のソメイヨシノは,圧巻。

南禅寺〜哲学の道コース
 日本一の高さの三門で有名な南禅寺は,桜の美しさでも名高い。歴史ある建造物と淡い桜の対比が,移ろいの時の流れを感じさせる。歩を進め哲学の道に出れば,ソメイヨシノが桜のトンネルを作り,疏水(そすい)の川面に花びらが舞い降りて風情たっぷり。

平安神宮(京都府京都市)
 京都平安神宮の4月を彩るのは「紅しだれ」として有名な八重紅枝垂桜。この桜は,平安神宮が創建された当時に仙台市長により寄贈されたもので,もとは京都の近衛家に伝来した「糸桜」を津軽藩主が持ち帰り育て,その桜が再び京都に帰ったことから「里帰り桜」「遠藤桜」とも言われている。開花から咲き始め,満開,散り際と,それぞれに趣がある。

●京都の方言

 京都といえば,日本の歴史や文化の中心的存在。 数々の偉大な文人や武人を育んできた土地の方言。

『どんつき』⇒突き当たり。
「四条通の東の『どんつき』が祇園さん(八坂神社)で ,西の『どんつき』が松尾さん(松尾大社)です。」などと使う。

『にぬき』⇒ゆで卵。
『みずくさい』⇒味が薄い。
『なおす』⇒片付ける。
「これなおしといてと」は, 「修理して」ではなく,「片付けて」の意味。
『はんなり』⇒明るくて華やかな様子。

『ほっこり』⇒ホッとする。
『ほな』⇒では。
『こぉーてぇー』⇒買って。
『いけず』⇒意地悪。

●ランキング−ベスト&ワースト

 日本で最初に電車が開業したのは京都。1895(明治28)年,私鉄の京都電気鉄道で,東洞院塩小路から伏見油掛までの約7キロを4輪1両の路面電車が走った。時速約10キロ。電力は,琵琶湖疏水(そすい)の流域にできた日本初の水力発電所から送電していたが,毎月2回,水中の藻を刈るために発電を止めたため,電車も運休したという。この路線は,大正7年,京都市に買収され市電となった。
 
 ひな人形は京都で生まれ,全国各地に伝わった。段飾りと見比べると,関東と京都のひな飾りの違いがわかる。まず男女のひなの位置。京都では伝統的な宮中の席次に従い,向かって右が男,左が女だ。関東では向かって右が女,左が男の形式をとる。


 京都府宮津市の「天橋立」は,宮城県の松島・広島県の宮島と共に日本三景の一つとされている。幅20〜170m,全長約3.6kmの砂浜には約7000本の松が生い茂っている。自然が何千年もの歳月をかけて造り出した神秘的な造形だ。名前の由来はその形が,天に舞う白い架け橋のように見えることから名付けられたという。天橋立といえば,何といっても「股のぞき」。股間から逆さに見ると天に架かる橋のように見える。

 余部鉄橋は,1909(明治42)年に着工,1912(明治45)年に完成した鋼トレッスル橋梁。高さは約41m,長さは約310m。建設当時は,東洋一の規模といわれ,現在でも国内有数の橋梁である。
     天橋立観光協会−宮津・天橋立観光案内ウェブサイ

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