地域分析−沖縄

こだわりや健康志向に応える魅力の酒として人気急上昇
10年間で6割増の本格焼酎   泡盛フアンも全国に急増
 

 市場全体が伸び悩む酒類のなかで,数少ない元気商材となっている本格焼酎・泡盛。麦や米,芋などを原料にした豊かな風味が人気を呼び,最近では偽物オークション騒ぎに続き,原料不足の問題も発生しているほどである。

 業務用市場を中心に発生した“静かなブーム”が,専門店や量販店にも波及し,いまやすっかり全国区となった本格焼酎・泡盛。その大半が九州や沖縄で製造され,かつては消費地もその近辺にほぼ限られていたが,全国的にブームが広がってきた昨今,首都圏や関西圏はもとより全国的な消費拡大が進み,市場は安定した成長を続けている。

 本格焼酎の消費数量は,沖縄県を除くデータではここ10年問で約6割増となっており,近年,前年比105−110%程度の伸び率で推移していると推定される。
 また,沖縄県内で製造される泡盛は,92年以降,成長を維持している。とくに近年は沖縄県外への出荷数が大幅に伸びていることが,市場好調の大きな要因となっている。
 九州・沖縄サミットが開催された2000年前後から,沖縄の食材や料理,さらには独特の風土や文化にもスポットが当たったことが,泡盛の認知拡大とフアン獲得につながってきた。
 
 
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