5タラントの会 2006年度事業報告

2007年3月作成
作成者 小堀俊二

 はじめに
 事業開始年度であり、予想外のことも多々ありましたが、日々の積み重ねにより自分達のスタイルを築きつつあると思います。概ね順調なスタートとだったと思います。
 事業の目的である、1法内施設が利用出来ない人を含めた質の高いサービス提供、2行政からの干渉を受けない、3高い経済効率、などを十分に達成しました。本年度の事業形態は、余程の事情が無い限り継続が可能であると思われます。

 思想的背景
 聖書の教え即ち「神のみに信頼すること」が核です。建物や法人としての権限を持たず日々学ぶことが、神から示された道のりであると確信し、この歩みを始めました。勿論、建物やお金、人材は不必要というわけではありませんが、総ては神が与えられるものであり、一番良い時に与えられることを信じ、現在を歩んでいます。

 一日の構成
 移動時間を除き、概ね3時間の活動時間があります。それを3分割し、日々の学習、昼食、歯磨き、に充てました。

 学習内容
 音楽や絵画、散歩などの運動、聖書の学び、などを行いました。一人ひとりが参加し尊重されている実感を持てるような授業を心掛けました。

 食事
 準備や後片付けが要らず手間がかからないため、殆どファミリーレストランを利用しました。利用者にはかなり好評でした。衛生の視点からは食前の手洗いなどに気を付けました。なお、これまでの施設での給食に比べカロリーが高めになっています。(800~1000kcal程度)

 活動場所
 月曜から木曜のうち、大磯スタジオ(拠点)と戸塚教会を一日づつ、他の二日は屋外の活動を行いました。当初は、公民館、学校の空き教室などを借りる予定でしたが、福祉目的ではあっても「営利事業」であること、学校は空き教室が無いことなどを理由に、借りることができませんでした。しかし、間借は気を使う面もあるし、また、静かにすることが苦手な私達には図書館、美術館なども窮屈な感じが否めず、公園が一番馴染みやすいと気付きました。社会との間に壁を持たないこのスタイルは大変刺激に満ちているし、社会福祉的であるとも思います。

 歯磨き
 適切な場所が見つかりにくいことから、週の内三日は簡潔に、一日のみフロス等を用いて丁寧に行いました。

 リスクマネジメント
 職員が一人であることから事故を防ぐことを最重視して活動しました。事故や苦情について、隠ぺいをせず家庭に連絡することを心掛けました。現在の利用者は旧施設時代からの関わりですが、それでも環境が変わることで予想外の行動をとることもあり、ヒヤリハット事例も数件ありました。


 おわりに
 全体を通じるなら、予想以上に毎日が新鮮で、自然に沢山触れ、豊かな学びの場だったと思います。その反面、やや行き当たりばったりで、また、リスクマネジメントについては不足していました。
 次年度は、現在の新鮮さを保ちつつ、リスクマネジメントの向上、より具体的問題として雨天時の活動場所の開拓を目指そうと思います。

 謝辞
 以下の方々に感謝いたします。
・ボランティアの方々 ・寄付を戴いた方々 ・礼拝堂を貸して頂いた日本キリスト教団戸塚教会 ・私達の活動の為にお祈りをしてくれた方々