5タラントニュース 2014年8月号(No95)




気持ちの置き所   小堀俊二

 利用者のわがままの度合いは、時に反社会的、暴力的になります。この障害者支援の宿命にどのように立ち向かうかは人それぞれですが、気をつけないと、相手がただ迷惑なだけの存在、更には物体に成り変ります。私は日々その崖っぷちぎりぎりで爪先立ちをしています。
 ただ何の拍子か、相手の気持ちが妙に自分に入り込んでくることがあって、困惑することもあります。相手の主観に因るなら、それはわがままではなく至極当然の要求だからです。
 さらに、その中に自分がとうに忘れていた純粋さを見つけようなら、私は打ちのめされます。
 現実という窮屈にならざるを得ない世界で利用者と共に生きることは、何とせつないことだろうと思います。


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