5タラントニュース 2016年6月号(No117)




風呂場の木漏れ日   小堀俊二

 朝、娘の大声で起こされてから、朝食の準備、後片付け、トイレ掃除、掃除機がけ、そして朝の会へと毎日が同じように流れていきます。同じ仕事しかしないから、ちょっとした変化が妙にありがたく感じます。
 我が家は西側に山があるから、午後は日陰になります。でも冬から春になると日の高さが上がるから、西の山の木々から木漏れ日が差し込むようになります。午後に入浴支援をしているとき、浴室がふっと明るくなり、時には木々が揺れるのが光の変化で分かります。その限られた時間の木漏れ日が、今の私の密かな楽しみです。
 そんなとき大抵、ああ、昔は何でも職員さんに頼み、自分は理屈だけをこねていられて良かったなあとぼんやり考えています。


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