社会福祉法人ホミニス会ホミニス学園2006年度事業報告書

はじめに

 これまで社会福祉の本質即ち人権の尊重を第一義に運営してきたが、法内施設としての限界性が目的達成の妨げであることがいよいよ明白であることから、ホミニス学園は本年度9月末日をもって終了することとした。本年度半年間の活動の概要をここに記す。

(1)重点実施事項

 (a)職員研修と利用者支援への反映
 聖書の通読を中心に行った。特に施設がおかれた状況と旧約聖書の民の困窮と神との係わりが重なりあい、印象深い学びの時となった。

 (b)施設評価
 評価基準の作成を目標として掲げたが達成することは出来なかった。

(2)施設閉鎖に向けた議論の振り返り

 施設を閉鎖する直接的な原因は2点あり、片方は利用者減による経済困難、もう一つは無認可の里親活動に対する自治体からの圧力である。しかし双方は知的障害者の自己決定権を脅かすものとして共通しており、もはや現場レベルあるいは福祉行政の範疇を超えた問題であったため県知事にも訴えたのではあるが、自治体の隠ぺい体質、自浄機能麻痺の実体に対して、無効力であった。
 様々な可能性を熟慮した上で、顕在する深刻なニードに応答するために、行政からの制約を受けない純粋な民間福祉活動へ転換するしか方法はないとの結論に達した。

おわりに

 悲観するべき地域福祉の実体の中で、理想を具現化すべく新たな歩みを踏み出せた幸せを実感している。最後ではあるが、これまで地域はもとより全国から寄せられた支援に対して、心から感謝する次第である。





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