ホミニス便り2003年2月号


絵の具とスプレーを用いた施色


「職員研修とリスクマネジメント」 学園長 小堀俊二

 表題の一見関係無さそうな二つの言葉は、実は大変密接というより表裏一体と言える程の関係にあります。今月は、その気付きを通して、最近少しづつ変化させている私の職員研修観についてお話します。
 これまでの私の職員を育てる基本は、「全てに優先して勉強してもらう」ことです。学びが最も必要とされる人が沢山学び、それが利用者の利益に繋がると考えていました。雑事に縛られることなく「自由に学んで欲しい」と願っていました。かれこれ数年間、この方法で実践し、出てきた答えは「この方法は間違いである」ということでした。その理由は、この方法に内在する「初めに学び、それを利用者へ還元する」という順番が、その原理故、職員の実務経験のチャンスを奪ってしまったことや、それに伴う、受容される実感が薄いことも関係しているでしょう。学ばなければ現場で働けないという条件付きの受容と「自由な学び」は相反するからです。
 職員が自由であることと利用者の利益の担保。どうすれば未成熟な職員がその場にいることができるのか、その答えがリスクマネジメントであると私は気付きました。つまり、利用者の利益に関する管理体制を施設が保証し、その中で職員は体験的に学ぶのです。もちろん、任された場面で誤りがあれば、管理者の介入が必要となりますが、この様に職員の能力の見積もりと指示を高次で行うことが、より「自由な学び」へと繋がるのではないかと仮説を立て、現在はその方向に舵を修正しています。
 もう一つの反省として、雑事と学びを切り離して考え過ぎたことがあります。例えばトイレの掃除や買い物も、それ自体は利用者と触れあうことは無くても、間接的には利用者の支援であることには変わり無く、そこからも学びはあるのです。
 教科書の勉強だけでは実務をこなすだけの能力は修得出来ませんし、利用者から学ぶ過程を通しても、なお一朝一夕には一人前になりません。この点からするならば、職員研修とリスクマネジメントはほぼ同義であると私は思うのです。


〜〜リレーエッセイ〜〜
「消化不良」主任指導員:吉永暁子

 ホミニスに勤めて、5年の月日が流れます。私が初めてリレ−エッッセイに参加したとき、自分にどんな未来が待っているのか、不安と期待で一杯だと書きました。あの頃から今現在までを振り返ると本当に多くのことを学びました。
 そして、ある事に気付きました。自分自身への振り返りが大切だと学び、その振り返りを十分に消化していないと言う事です。自分の過ちやごまかしをそのままにしているという事です。
 しかし、こんな目茶苦茶な私自身ではありますが、そのままで良いと救いの言葉をホミニスに居る利用者の方を始め、職員の方々にも常に掛けて頂いて居ます。
 消化不良を起した儘では、未来はありまん。今年はこの消化不良をどの様に癒していくかを学んで行きたいです。


「カホン」

 この箱のような楽器はCajon(カホン)という打楽器で、その箱だけでドラムセットのような音が奏でられるという不思議な楽器です。ネットで見つけて、早速作ってみました。


ゲシュタルトの祈り 5タラントの会報告(12月21日) 生活指導員 竹田朝子

私は私のことをします
ですから
あなたはあなたのことをしてください
私はあなたの期待に添うために生きているのではありません
そしてあなたもまた
私の期待に添うために生きているのではありません
でも私たちの心が
たまたま触れ合うことがあったなら
どんなに素敵なことでしょう
でも、もしも心が通わなかったとしてもそれはそれで仕方のないことです
(なぜなら私とあなたは独立した別々の存在なのですから)

 今回の5タラントの会の発表は、ドイツの精神科医のパ−ルズが書いたゲシュタルトの祈りというものです。パ−ルズはどの様な意図、目的を持ってこの祈りを書いたのでしょうか?今回私の勉強が足りなかったため、その背景や、パ−ルズ自身がどの様な思いでこれを書いたのかといったことに関しては掘り下げることができませんでした。
 ただ、仮にこの文を反対に読むとします。「私はあなたのことをします」、「私はあなたの期待に添うために生きているのです」…人と人との関係としてひどく不自然で重苦しい感じがします。人と人とは互いに依存し合う関係ではない、自分自身の意思や感情をもっと大切にしなさいと語りかけるような解放のメッセ−ジであるように感じました。
この祈りを読まれた方たちはどの様な感じがしましたか?私自身まだまだ「ゲシュタルト療法」について知らないことがたくさんあるので、これから学びを深めていきたいと思います。

5タラントの会

 キリスト教主義の勉強会、懇談会を毎月最終土曜日に行っています。場所はホミニス学園、時間は10時からです。どなたでも参加できますのでお気軽にどうぞ。2月は22日午前10時から12時です。


今月の苦情 

利用者の方から以下の要望を戴きました。
*トイレが詰まっている

*トイレは建物の中でもかなり人の出入りが多い箇所です。それに平行して問題も多くなります。詰まらせてしまう、ドアが外れてしまう。汚れている等々、本来ならトイレ専任の職員が一人必要なほどです。現在はその都度の謝罪と対応でしのいでいます。

〜〜苦情大歓迎〜〜

 施設を利用していて疑問に思うこと、要望などお気軽にお話し下さい。また、苦情、要望など、直接申し出難い場合は、以下の窓口を御利用下さい。

・第三者委員
  日本キリスト教団戸塚教会
  尾毛佳靖子牧師 (045-881-3416)(受け付け、及び苦情報告受理)

・福祉サービス運営適正化委員会(045-317-2200)

・権利擁護センター「アシスト」(045-312-1121)


〜〜利用者のコーナー〜〜

あけましておめでとうございます 脇重男

 今年も宜しくお願いします。今年の目標。休まないで毎日学園にくる。(1.10)


3学期始業式



2月の予定

3日 体重測定
12日 防災訓練
20日 バス旅行(行き先未定)
27日 誕生会


3月の予定

3日 体重測定
19日 防災訓練
31日 終業式


送迎時間変更のお知らせ
 半日学事(終業式、始業式等)では帰りの送迎時間が以下の通りに変更になります。御注意下さい。

学園発(11時)
鶴ケ台(11時15分)
市役所(11時30分)


2月の歌 賛美歌12番

めぐみゆたけきしゅを ほめたたえまつれ

そのみいつくしみは ときわにたえせず

すくわれしみたみよ おごそかにうたえ

あわれみとまことは かわることなしと




〜〜ホミニスに集まろう〜〜

 ホミニス学園では、見学、福祉相談、ボランティアなど、随時受け入れています。お気軽に御連絡下さい。



書き初め(1月14日)

編集後記

 上の書き初めの写真。左が今年、右が去年です。ホミニスの作風が1年間で大きく変容したのが分かります。毎日が試行錯誤で、その中にいると気付かないのですが、かなりのスピードだと感じました。(小堀)


発行:社会福祉法人ホミニス会ホミニス学園
電話 0467-53-2980 ファックス 0467-52-4160

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