ホミニス便り2003年11月号


一人は弾き一人は叩くコントラバスの連弾


速度と視野 学園長 小堀俊二

 私の家の前の道は抜け道で、車がすれ違うことが難しいほどの狭い道なのに、夜遅くまでかなりの交通量があります。そして殆どの車やバイクが、歩行者の存在を無視するかのような、とんでもないスピードを出しています。息子と散歩する時には、「狭い道なんだから、もっとゆっくり走れば良いのになあ」と口癖のように言っています。
 車のドライバーには歩行者の存在が「人身事故の元になるやっかいな存在」としか映らないから、歩行者の恐怖感には気付かないのだと思います。誰もが歩行者の経験があるのに、運転する立場になると途端に見方が変わるのは不思議です。
 たしか運転の教本によると、速度が上がれば上がる程、運転者の視野は狭くなります。高速道路ならともかく、住宅地の狭い道などは、歩行者、自転車、ジョギングする人、杖をついたご老人など、色々な立場の人が通行するので、視野が狭くては困ります。言い換えると、その人の視野、即ち感心の対象が広ければ、必然的に速度は落ちていくのではないでしょうか。
 このような考えに至ったきっかけは、子供と散歩する様になったことです。目を少しでも離すとどこに行くか分からないし、身体も小さいから車からはとても確認し辛いことにも気付きました。それまで、意味が分からなかったスーパーの駐車場にある横断歩道や一時停止の標識が、自分の子供を連れてあるいたときに、その理由が切実なものとして理解できるようになりました。
 交通に限らずあらゆる分野で速度が早いことが良いと盲信されてはいないでしょうか。私は速度をあげることで、弱者が目に入らなくなることが、心配でなりません。おいてきぼりになった人の声を聴くには、ゆっくりどころか立ち止まることすら必要です。
 焦らず、ゆっくりと、視野を広く持つことが、これからはもっと大切にされるべきだと思います。
 車を運転する皆さん、ペースを落として走りましょう。特に狭い道は・・・。


聴く勇気生活指導員:竹田朝子

 現在取り組んでいるアシスタント論で一つのことを学びました。授業を行うリ−ダ−をサポ−トする上で何が一番大切なのか?それはリ−ダ−が何に困っているか聴くということです。ぱっと聞いた感じでは簡単なことに思えるかもしれません。でも私はそれに気付くこともなく、行動に移すということすら考える事が出来ませんでした。
 それは私が「指示が出るまで行動に移さない」という受け身的な態度であることが原因にあります。目の前で困っている方がいる事が分かっていながらも、一歩踏み出す勇気がないばかりに私はずっと見てみない振りをしていました。
 もし自分が、声を上げることも出来ないくらいに困っている時に、誰も自分の事を気に掛けてくれなかったらとても悲しいと思います。逆にそのような自分に誰かが気付いてくれて、その叫びを聴いてくれるならどんなに救われる事でしょうか。
 周りの目を気にしたり、恥ずかしい思いをしたくない、自分を守りたいという弱さを認めながらも、少しずつでも自ら働きかける事が出来るようになりたいと思いました。


お詫びとお知らせ

 9月に実施した水質検査にて、2階作業室の蛇口の水から一般細菌群、大腸菌群が検出され、塩素が検出されませんでした。
 設備の点検の結果、塩素注入機の故障が見つかり、既に修理を実施しました。また普段使わない蛇口の管の水が腐敗している可能性があることから、一日に一回、施設内のすべての水道を放水することとしました。また、専門業者に点検を依頼し、助言を受けました。
 現在は、塩素濃度の測定を2階についても毎日実施しています。
 水質管理に重大な落ち度がありましたこと、大変申し訳ありませんでした。

備考:ホミニス学園は井戸水を使用しており、厨房以外の水は飲料水基準に適合しません。(色度が不適合) そのため、利用者が飲んでしまうことや、本人の不利益になる行動を防ぐため、必要最低限以外の場所は蛇口を取り外す対応をしています。


~~5タラントの会報告(9月27日)~~

自分の在り方を模索する 発題者:吉永暁子

 悩みや心配事に出会う時、心の中に、『素直さ』『謙虚さ』と言う言葉を良く思いだします。この言葉は何を語りかけているのだろうと思いを巡らせます。そして、気付くのです。今の私には、これが足りていないから語りかけられているのだと。
 では、『謙虚さ』とは何かを今回話し合いました。参加者の方の意見を聴き様々な角度から言葉のもつ意味を発見しました。そして、一番の発見は、ここに愛がなければ何の意味を持たないと言う事です。
 しかし、愛と簡単に言葉にしますが、愛とは何なのか、それは、隣人へ関心を向ける事です。これを見失ってしまうために、自分の中から傲慢さが現れ、謙虚である事を見失います。
 『私は心優しく、へりくだっているから、あなたがたも私のくびきを負って私から学びなさい。』(マタイ11.2)この言葉を心の中におき、生活をして行きたいと思います。
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 キリスト教主義のボランティアグループ、5タラントの会では、毎週土曜日に、勉強会、音楽教室、懇談会、その他の活動を行っています。また、休日や夜間の利用者預かり、福祉相談なども行っています。


〜〜今月の苦情〜〜

*利用者が暴れた際にガラスが割れ、怪我をした。

 利用者の怪我については、事故後速やかに外科通院しました。また、今後の事故防止の為に、施設内の窓ガラスを点検し飛散防止対策を実施しました。

苦情解決委員会責任者 小堀俊二


*施設を利用していて疑問に思うこと、要望などお気軽にお話し下さい。また、苦情、要望など、直接申し出難い場合は、以下の窓口を御利用下さい。
・第三者委員
  日本キリスト教団戸塚教会
  尾毛佳靖子牧師 (045-881-3416)
・福祉サービス運営適正化委員会 (045-317-2200)
・権利擁護センター「アシスト」 (045-312-1121)



11月の予定

6日 お楽しみ会
12日 防災訓練

12月の予定

10日 防災訓練
18日 クリスマス会
25日 誕生会
26日 2学期終業式(半日)
1月9日 3学期始業式(半日)



授業参観

 10月14日から4日間、授業参観が行われました。頂いた感想を御紹介します。
*穏やかでのんびりした時間だった。
*絵画の課題が面白かった。
*癒しの音楽だと感じた。
*利用者の笑顔が印象的だった。

 御参加ありがとうございました。


11月の歌 賛美歌9番

力の主を ほめたたえまつれ

我が心よ 今しも目さめて

たて琴 かきならしつつ

御名をほめまつれ


*ホミニス学園では、見学、ボランティア、福祉相談など、いつでも受け付けています。お気軽に御相談下さい。


編集後記

 日本キリスト教団戸塚教会にホミニス学園の木工製品が献品されました。私達が歩むべき「捧げる生き方」を象徴する出来事だったと思います。神に感謝致します。(小堀)


発行:社会福祉法人ホミニス会ホミニス学園
電話 0467-53-2980 ファックス 0467-52-4160

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