ホミニス便り2004年2月号



アシスタント論/施設職員の自己決定 まとめ1 学園長 小堀俊二

 福祉は人なり。即ち、援助者の有り様が利用者の利益に大きな影響を与えることは、まぎれも無い事実です。それ故、どの施設も人材育成に大きな力を注ぎます。その反面、平均勤続年数は低く、成果が上がらないまま退職を迎えたり、その目標も見えず途方に暮れる管理者もいることでしょう。ホミニス学園は人材育成の考え方について、訓練を積んだプロの援助者が現場で利用者にその学びを還元するというスタンスから、「利用者と共に実践を通じて学ぶ」という方向転換の最中にいます。その背景の中で、今年度初めより、表題の研究が立ち上げられました。
 指導員達が、自分達の発想によりアシスタントとは何か、自分達は何を目指しどうありたいのか、を語り合ったり、時に授業のビデオを見ながら振り返ったりしながら、あくまで指導員中心の枠を守りながら、議論を進めました。目的は指導員達が自らの足をしっかり地面に付けて、活きいきと働くことで、言い換えると能力の向上よりも先ず活性化を目指しているのです。
 さて、授業におけるアシスタントの役割とは一体何なのか。色々な角度から見ていく中で、先ず機能的役割があげられます。例えば、リーダーの補佐的な役割として授業の準備をしたり、プログラムを組み立てるのに必要な役割(楽器を演奏したり)、あるいはリーダーの手の届かない授業の外でのトイレの支援などです。一見、如何に気の効いた配慮をするかが大切そうに見えるのですが、この側面について、私達は、「リーダーとのコミュニケーションが本質である」という結論に達しました。
 その理由は、有機的に活動する集団自体は勿論、被援助者であるリーダーも捕らえ所ない不安定な存在であり、そこで、決まり切った先読みは不可能であることと、被援助者による、「心配事について尋ねられること」が、その時の(殆どの場合過酷な)状況を乗り切る大きなエネルギーになるという気付きによります。
 傾聴が先ずあり、それに続いて被援助者の意志に基づく支援をすること。洗練された配慮より、仮に不器用でも先ず相手に何に困っているのかを聴く事。これは授業のアシスタントという限られた場面ではなく、対人援助全般に言える言わば王道です。(つづく)


心の動き 主任指導員:吉永暁子

 前よりも少し、自分の感じ方や考え方が柔らかくなっていることを感じます。以前にこんな事を書いています。今もこの実感を持っています。
 そして、それに伴い、十分では無いですが、行動が自然になって来たなとも感じています。利用者の方と真っ直ぐに向き合い、声を聴いている自分の姿を発見しました。
 しかし、その反面自分に甘くなり、悪い癖が出る事も多々あります。不安な気持ちを抱え、焦りとなり自分を追い詰めています。
 この相反する感情が私を強く刺激し、人として援助者としての価値観に問いかけられるのです。
 今後の学びのテ−マが見えつつあります。


大切なこと 学園長:小堀俊二

 無駄なものと本質的なものの区別は中々つきにくいものです。
 年末のクリスマス会は、祈りと音楽に絞りました。行ってみて、なんと穏やかで自然な会だったのかと思います。そして今年の書き初めはたっぷり1週間をかけて描きあげられました。
 祈りと音楽、そしてゆっくりであること。これらは、聖書の思想を土台とし、神を讃美し、他者を切り捨てないこと、を意味します。この方向性を見失わず歩みたいと思います。



 たぬきおかあさん

 山の駅で待っている

 カレーあるよ カツカレー

        中込早貴


~~5タラントの会報告(12月27日)~~

祈りと信仰 発題者:吉永暁子

 祈りと信仰とテ−マに、参加者の方々と意見交換を行いました。祈りや信仰は持つものではなく、与えられるもの。この言葉とても良く心に残り、既に私にも与えれていて、それにどれだけ気付いているかと言うことではないかと、勉強会の後から感じています。そして、心に閉まったシャッタ−が少しづつ開く感じが勉強会を通して、私が一番実感したことです。

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 キリスト教主義のボランティアグループ、5タラントの会では、毎週土曜日に、勉強会、懇談会、音楽教室、その他の活動を行っています。

〜〜今月の苦情〜〜

*服薬支援の方法について。

 直接苦情の申し出はありませんでしたが、より快適な服薬の為に、支援の在り方を指導員間で演習を導入しました。演習を通じ、指導員からは、支援の方法如何で、不安感などに大きく影響することに気付いたと報告されています。
 服薬に限らず、より快適な支援を心掛けていきたいと思います。

苦情解決委員会責任者 小堀俊二


*施設を利用していて疑問に思うこと、要望などお気軽にお話し下さい。また、苦情、要望など、直接申し出難い場合は、以下の窓口を御利用下さい。
・第三者委員
  日本キリスト教団戸塚教会
  尾毛佳靖子牧師 (045-881-3416)
・福祉サービス運営適正化委員会 (045-317-2200)
・権利擁護センター「アシスト」 (045-312-1121)



レターセットを作り始めました

2月の予定

18日 防災訓練
19日 お楽しみ会
26日 誕生会

3月の予定

10日 防災訓練 歯科講習会
25日 誕生会
31日 3学期終業式(半日)

 歯科講習会では、松宮先生を囲んでディスカッションを行います。是非御参加下さい。時間は10時半から1時間程度を予定しています。


お知らせ
 高橋正直さんが12月末日をもって退園されました。就労したいとしっかり語ってくれました。夢が叶いますようにお祈りいたします。


2月の歌 賛美歌12番


めぐみゆたけき主を ほめたたえまつれ

そのみいつくしみは ときわにたえせず

すくわれしみたみよ おごそかにうたえ

あわれみとまことは かわることなしと


*ホミニス学園では、見学、ボランティア、福祉相談など、いつでも受け付けています。お気軽に御相談下さい。


編集後記

 大学からの実習生から音楽の教師として着任したとの便りをもらいました。種蒔きはホミニス学園の大切な仕事です。良い花が咲きますように。(小堀)


発行:社会福祉法人ホミニス会ホミニス学園
電話 0467-53-2980 ファックス 0467-52-4160

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