ホミニス便り2006年4月号



ネットワーク  学園長 小堀俊二

 社会福祉の分野でもネットワークという言葉が使われていますが、単に連絡を密接にすることとして誤解されていると思います。
 困っている人を複数の誰かが連絡を取り合いながら支援するときには、本人中心の連絡でなければなりません。本人の望む支援のために支援者達が話し合うという当たり前のことは、言い換えると、支援者同士がお互いに本人のための姿勢を確認しあうことであり、時には問題点を指摘しあうような緊張感を伴う関係でもあります。
 また、情報の双方向性が必要です。利用者が事業者に関する正しい情報をどれだけ入手できているでしょうか。またそのための支援が行われているでしょうか。
 現実の地域福祉は、事業者だけの利用者を抜きにした非公開の話し合いを、事業者の都合を目的として、堂々と行われています。双方向でもなく特定の側の利益のための情報交換は、ネットワークとは到底呼べるものではありません。
 本人の意向を無視してその居場所を他者が操作し、背後では事業者が利益を得る。これは人身売買と大きく変わらない罪だと、私は思います。
 
死とのその過程に対するさまざまな姿勢(5タラントの会報告) 主任指導員 吉永暁子

 前回に引き続き、E・キューブラー・ロス著の死ぬ瞬間より発題しました。今大切なのは何か?科学技術の成果を追いかける事やその成果を得る為に物質の数や量を増やし、人間と人間との関係に重きを置かない事などへの問いにただただ頷くだけでした。
 私は、今あるものを否定し歪曲し、良くない事だと感じていました。本文に記されている死の否認から死の克服の過程を経ていること気付きもせず、現代社会が混乱している事や死を怖がる事は、私が人間なのだと神からの問い掛けなのではないかと発表を締め括りました。
 しかし、意見交換の場では、全く正反対の助言を貰いました。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じるものが一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。<ヨハネ:3−16>」これが神からの究極的なメッセージで、恐怖で人を縛る事は絶対にしないと。
 私は、本を読み発表をしながら、正に死と向き合おうとしている事、その本質を学ぼうとしている事を感じています。

 キリスト教主義ボランティアグループ「5タラントの会」は毎月最終土曜日に勉強会をしています。職員との懇談の時としてもご利用下さい。どなたでも参加できます。


〜〜今月の苦情&ヒヤリハット〜〜

*ケース記録の作成にあたって
 利用者の個人情報を文書化する際、本人の意向を十分に確認しないまま文書化、また保護者に伝達しようとすることがあり、学園長がその問題点を指摘し、本人の意向の確認を十分に行うことを話し合いました。



*施設を利用していて疑問に思うこと、要望などお気軽にお話し下さい。また、苦情、要望など、直接申し出難い場合は、以下の窓口を御利用下さい。
・第三者委員
  日本キリスト教団戸塚教会
  尾毛佳靖子牧師 (045-881-3416)
・福祉サービス運営適正化委員会 (045-317-2200)
・権利擁護センター「アシスト」 (045-312-1121)


4月の予定

3日 06年度始業式
12日 防災訓練
27日 祈祷会
29日 5タラントの会勉強会

5月の予定

10日 防災訓練
11日 学園祭
26日 祈祷会
27日 5タラントの会勉強会


4月の歌 賛美歌191番

いともとうとき 主はくだりて

血のあたいもて 民をすくい

きよき住居を つくりたてて

そのいしずえと なりたまえり


発行:社会福祉法人ホミニス会ホミニス学園
電話 0467-53-2980 ファックス 0467-52-4160

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