ホミニス便り2006年5月号



振り回されてはいけない!  学園長 小堀俊二

 新しい社会福祉の法律では就労支援が大きく掲げられていますが、この影には大きな問題が隠されています。
 多くの親たちは、自分の子どもが働けないのは、障害に因るのではなく働く場所がないからであり、条件さえ整えば働くことができると考えます。そして就労という親の価値観に本人を安易に押し込もうとするのです。
 その昔、障害者の生まれる権利を奪っていた優生思想がありましたが、働けなければ生きる意味がないというのは、これと殆ど変わりません。そこに遡っては断じてなりません。
 就労するか否かというステレオタイプの思想ではなく、もっと創造的で多様性を認める感性、生きる意味を掘り下げる根気のある思考が必要だと私は思います。経済主義ではなく、弱さ、苦しさ、生きる重荷を互いに支えあうために、皆が持てる力を出し合う、このような考え方を、ホミニス学園は聖書から見い出しているのです。
 
05年度を振り返って(5タラントの会報告)  主任指導員 吉永暁子

 今年度もこれまで同様、福祉に関する勉強やその実践である生活支援を行いました。
 勉強の内容は新聞記事や書籍からの発題や、ホミニス学園の研究課題、あるいは防災に関する話し合いなどでした。また、研究課題として聖書自体を扱ったのは初めてのことで、言わば技術論から原論に至ったと実感します。
 生活支援は里親活動支援が中心でしたが、プライバシーへの配慮が新たな課題として見えてきました。生活に深く立ち入ることは、単に労働力を提供するのではなく、大変デリケートな行為だからです。
 これからも勉強と支援という二つの柱を踏襲していこうと思いますが、より分かりやすく、例えば小学生でも参加できるような聖書の勉強なども行おうと思います。今年度は参加者が少なく残念でしたが、どなたでも歓迎しますので、是非ご参加下さい。

 キリスト教主義ボランティアグループ「5タラントの会」は毎月最終土曜日に勉強会をしています。職員との懇談の時としてもご利用下さい。どなたでも参加できます。


〜〜今月の苦情&ヒヤリハット〜〜

*今月は該当する事例がありませんでした。

*施設を利用していて疑問に思うこと、要望などお気軽にお話し下さい。また、苦情、要望など、直接申し出難い場合は、以下の窓口を御利用下さい。
・第三者委員
  日本キリスト教団戸塚教会
  尾毛佳靖子牧師 (045-881-3416)
・福祉サービス運営適正化委員会 (045-317-2200)
・権利擁護センター「アシスト」 (045-312-1121)


5月の予定

10日 防災訓練
11日 学園祭
26日 祈祷会
27日 5タラントの会勉強会

*学園祭は公開授業を行います。午前10時からです。どなたでも気軽にご参加下さい。

6月の予定

7日 防災訓練
8日 リクリエーション
24日 5タラントの会勉強会
30日 祈祷会


5月の歌 賛美歌192番

ああなつかし いのちをもて
あがないたまいし 主のみとのや
わがなみだも これにそそぎ
いのりものぞみも これにかかる
かみのまこと つきぬかぎり
いのちのいずみは ここにぞ湧かん


発行:社会福祉法人ホミニス会ホミニス学園
電話 0467-53-2980 ファックス 0467-52-4160

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