シャープペンシルをめぐるトラブルについて


 しんがつまる、先っぽの中に入っているゴムがとれちゃう、などシャーペンのトラブルというのはこれがなかなかばかにできない。
 授業中に問題を解いている最中だとその生徒はそこで完全にストップしてしまうし、特に複数の生徒相手にノートに書かせながら説明している時だと授業の流れまで止まってしまう。本人も好きでトラブっているわけではないので怒るわけにもいかないし(また怒ってどうなるわけでもない)直すのは後回しにしてとりあえず他のシャーペンやえんぴつで書くように指示することになる。(シャーペン1本だけしか持っていなかったり、筆箱は色塗りペンやマーカーでぱんぱんにふくれているのにシャーペンもえんぴつも入っていないというふとどき者もいるが)
 これで済む場合はまあよいのだがなかなかそうはいかない。こちらが他を向いている間や机の中で修理を再開したりして今度は部品を落としてなくしてしまったりする。
 塾の中でこちらの目がある程度届いているからなんとか対処しているが、学校の授業中だとそうもいくまい。修理や部品探しにかかりきりになっている間に授業はすすんでいって結局その日なにを習ったのか記憶にございませんということになってしまうだろう。
 たかがシャーペンの小さな部品の小さな問題。だがほんの小さなことが全体のリズムを狂わせてしまうということは多々あるのである。(指に刺さったとげしかり、タンスにぶつけた足の小指の先しかりだ)
 そこでささやかな提言を。
・シャーペン、えんぴつは必ず2本以上もっていこう。
・シャーペンはじょうぶでこわれにくいものを。
(100円のシンプルなのが一番よいように思える。キャラクターものは値段はけっこう高いのにちゃちな作りのものが多い。それはそれで持っていてもよいが是非シンプルなのを1本いれておこう)


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