高校英語でつまずかない

I shall return.とI will be back.未来形に用いるwillとshallについて。 When shall I reach Kyoto? You will reach there about noon. 未来形のshallは主語が1人称で疑問文の場合に用いられるとあり、 平叙文はI will そこでマッカーサーはI shall return.ターミネーターはI will be back. なんでだろう、と思いながらよくわかる英文法のつづきを読んでいくと、 注意:英国では1人称の場合、平叙文にもshallが用いられる、とある。 マッカーサーはイギリス英語か、と思ってwikiで調べてみた。 すると フランクリン・ルーズベルト、ウィンストン・チャーチルらとは縁戚関係にある。これはマッカーサー家が元々はイギリス貴族の血筋で、祖父の代にイギリスから移民したためである、とありますよ。 なるほどなるほどです。 ちなみにターミネーターはI will be back.の後、I'm(am) back.と言って戻ってきますね。 willを入れたらamが原形のbeにもどる形。まちがいやすいけど映画のままそのまんま覚えておくとイイネ。。


動詞の時制:過去を現在形で表したり、
過去形で現在や未来につながることを表すこともある。2014/08/29

過去のできごとでも目の前で起こっているように生き生きと書くために現在形にすることがある。(歴史的現在)
Now Napoleon leads his army across the Alps.
(いまやナポレオンはその軍隊を率いてアルプスを越える)

※よくわかる英文法より。ひとつの文学的手法であるから英作文などではやたらに使わないこと、という注も。
ごもっとも。

The earth moves round the sun.
(地球は太陽の周りを回る)
のように形は現在だが過去にも現在にもわたるものもあり、
Men were deceivers ever.
(男はうそをつくもの)
のように過去形だが
「過去の事実から、現在・未来においても真実であろうと考えられる場合には、
現在の時制と同じように過去時制が真理を表すことがある」
味な表現です。いたた、ごもっともごもっとも。
なぜto meでなくfor meなんでしょう。2014/07/31

間接目的語+直接目的語=直接目的語+to(for)+間接目的語

He gave me a present.
彼はわたしにプレゼントをくれた。

この文はS主語V動詞O間接目的語(〜に)O直接目的語(〜を)
の第W文型だが、
=He gave a present. to me.
彼はプレゼントをわたしにくれた。
にすると同じ意味でもto meとtoが必要。
そして目的語をふたつとる第W文型ではなく、
SVOの第V文型。to meは修飾語句になる。

よく似た文だが、

He bought me a present..
彼は私にプレゼントを買った。
の目的語を入れ替えると、
=He bought a present. for me.
彼はプレゼントをわたしのために買った。
で、for me

これはgave(あげた)の相手はme(わたし)だけど
bought(買った)の相手は店員さんだからってことですね。
わたしのために買ったけど、もしかしてだけど、もしかしてだけど、
店員さんに一目ぼれしてプレゼントしちゃったりしちゃうんじゃないのー♪
なんてことも。

giveのようにtoをとる動詞(授与動詞)の仲間は
tell,lend,send,show,pass,pay,offer,promise,bring,teachなど。

forをとる仲間はmake,do,get,leave,order,choose,cookなど。
なんとなく感じがわかります。


定冠詞theはこんなときにもつける。

代名詞の所有格の代わりにつける。

He struck me on the head.
彼はわたしの頭をなぐった。
She took him by the hand.
彼女は彼の手をとった。
theは前に一度出てきたことばを繰り返すときにつけるが、ここでは
わたし、彼と「全体」を言っておいて「(わたしの)頭」「(彼の)手」と部分を述べる。
カメラがパンしていく、みたいな表現がおもしろい。

the + 形容詞 → 名詞になる形

The rich are not always happy.
金持が必ずしも幸せとはかぎらない。

the + 比較級・・・・・,the + 比較級・・・・・の形

The more a man has,the more he wants.
人は持てば持つほど、ますますほしくなる。

例文の意味が深いなぁ。。

(参考「よくわかる英文法」)

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

100万円しか持っていない。100万円も持っている。英語で言うと。



1000000はワンone(またはa)ミリオンmillion
英語では3ケタずつ区切って、1000円ならone thousand(サウザンド)
1000000000(10億円ならone billion(ビリオン)と読みます。
万、億、兆と4桁区切りで読むのとは、ちょっと違います。

He has no more than 1,000,000 yen.
彼は100万円しか持っていない。
He has no less than 1,000,000 yen.
彼は100万円も持っている。

no more than=only(たった〜しか)「少ない」という気持ちを表している。

また、noをnotにすると、

He has not more than 1,000,000 yen.
彼のもっているのは多くとも100万円だ。
He has not less than 1,000,000 yen.
彼は少なくとも100万円持っている。

事実としては
He has 1,000,000 yen.
彼は100万円持っているだけなのに、言い方によって同じお金でも意味が変わってきてしまうわけです。
(参考 よくわかる英文法 元は1000円です)

チャップリンのこんな名言がありましたね。

人生は恐れなければとても素晴らしいものなんだよ。
人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そしてほんの少しのお金。

Life can be wonderful if you're not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.

a little doughがとてもゆたかなお金に思えてくるからふしぎです。
後半部分が有名ですが、前半もいいことばです。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

I like him better than you do.と
I like him better than you.

I like him better than you do.
あなたより私の方が彼のこと好きなのよ。(修羅場の予感?)

I like him better than you.
あなたよりも彼の方が好きなの。(がーん)

doが入っているかどうかだけで、
言っている相手が男なのか女なのかも、意味もまったく違ってしまいますね。
DOは深いのです。英語っておもしろい。
(参考「よくわかる英文法」)

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

one's better half

比較級で「自己の半身以上ともいうべき親しい人」の意味(よくわかる英文法より)
もとは夫にも妻にも使われた。
ベターハーフって、そういう意味だったんですね。自分の半身以上とお互いが思い合える。すばらしいことです。
片方が半分以上と思ってて、もう片方は爪ぐらいということも。
いやいや。


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

as fair as a lilyで ゆりのように美しい

as 〜 as ・・・はある性質の程度を強調するように用いられている(よくわかる英文法より)
同じ美しいでもlily凜とした感じがする。fairのイメージがぴったり。

このようなきまり文句として用いられるものを直喩(Simile)と言って最初のasは省略可。

例文として
as meek as a lamb 子羊のようにおとなしい
as slow as snail かたつむりのようにのろい
as busy as a bee みつばちのように忙しい
などがあって、なるほど。

as sly as a fox きつねのようにずるい
きつね、そういうイメージなんですね。きつね好きなんですけどね。

as cool as a cucumber 

これはちょっとわからなかった。
織田信長にも関係あるかも。

as cool as a cucumber 
きゅうりのように冷静な

きゅうりは熱をとる効果があるとか。

織田家の家紋もきゅうりっぽいけど、
信長のシェフならうまくかたちを直してクールに料理できますね。

なんて。

番組のおかげで、歴史に興味をもつ子もいて、
とってもいいことですね、信長さま。

朝日のようにさわやかにって、JAZZの名曲もありましたね。

softly,as in a morning sunrise

おっと、as使ってますねー。

朝日のようにさわやかに
きゅうりのように冷静な

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

for convenience' sakeの意味は、
コンビニのお酒ではなく、便宜上。
for Jesus' sakeの意味は、
神様、酒をくださいではなく、後生だから。
(これはけっこう近いかも)

for 〜's sake(〜のために)のときに、
( )の中のことばが[s]音で終わる時に(')のみをつける
というところにのっていた例文でした。
(参考 よくわかる英文法)



◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

2014.7

忘れな草の複数形は、forget-me-nots
(参考 よくわかる英文法より) 名詞を含まないものは、最後にs

「わたしを忘れないで」もすてきですが、
「わたしを忘れないで」「わたしを忘れないで」「わたしを忘れないで」…と
複数でくると重そうな感じもしたりして。重しろい、もといおもしろいですなあ


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

むかしの高校の参考書を取り出してみました。

赤尾先生の英語。矢野健太郎先生の数学、それから赤チャート青チャートとか。
むかしの高校の参考書を取り出してみると、おもしろいハッケンがたくさん。
中学生だと名前にはaやanはつけないよって教えてだいたい終わりだけど、
He is an Edison.
Romeo was a Montague.
なんて言い方もできるんですよね。
He is Edison. は「彼はエジソンです」だけど、
この文のようにanをつけて、「彼はエジソンのような人です」
a Montagueは、ロミオはモンタギュー家の人間です。
モンタギュー!

いろんな発見をしながら読んでいくと、
ただの受験勉強で見ている時よりも、おもしろく読めます。

英語のおもしろさはまだまだこれからです。
高校英語、勉強すればするほどどんどんはまりますよ。



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