失敗は先生から見えやすいところで。

なんでも同じだな、とあらためて思うのはギター習い始めて、
先生が前で弾いてくれて周りを初心者講座から始めた8人で囲む形。
で、僕はちょうど先生の真正面なわけです。
それで学習センターで初発表会の時もそのままの位置だったので
前列センターになっちゃったわけですが、それはおいといて。

そうすると今はヴィブラートが出せなくて悪戦苦闘中なのですが、
指の動かし方が縦じゃなくて横方向とか、
からの横にスライドさせるんじゃなくてその場で横にこう、みたいなところまで。
押さえている音が違う時も(そういうのがみんなで弾いていてもわかるんですよね)そこじゃなくて隣、とか。
そうやって言われるのはまあ恥ずかしくもあるけれどありがたい。
それで譜面台も少し斜めにしてさりげなく手が見えるように見えるように置いたりして。

数学とかを自分が教える時でも計算の途中をすぐに消してしまって答えだけきれいに書いたり、
書いている途中もできるだけ見えないようにしている子はとても多いです。
通信教材とかで答えだけ書いて送ったり、
ノート提出できれいにしないと評価が下がるという影響もあるだろうけれど
途中がわかる程度には残すのも大事ですよね。
そういうことがあるんで教える時はできるだけ途中を注意して見たり、
こちらから聞いたりするようにはしていますが、
一斉授業などではなかなか難しいだろうなと思います。
先生がまわってきて見えるものはともかく人数的にもなかなか。

そういうことは今に始まったことではなく、徒然草の中で兼好法師も言っています。
練習して上手くなってから見せようとしているとなかなか上達しない。
恥をかいてもいいと思って下手なうちからどんどん上手い人に交じって見てもらった方がいい、というような。
あ、模擬テストとかでも勉強してから受けると言ってなかなか受けないより
どんどん受けて初めはショック受けてもやっているうちにだんだんテスト慣れもするし
上がったりまた下がったりしながら力がついてくるものですよね。
ためてためて一発だと直前に不発だとなかなかリカバー難しいし。

徒然草第150段のところリンク貼っておきます。