算数から数学へ。
小学校を卒業して、4月から中学生になる。
いろいろな不安をもっている人が多いと思います。
その中のひとつが、
算数が数学になる、ということでしょう。
小学校の時は
予習・復習などはほとんどやっていなくても、
テストでは、だいたい100点がとれて、
通知票は「よくできる」
だったのが、
いつのまにか数学がわからなくなり、きらいになり、
「あ〜、むかしはよかったなあ。
小学生にもどりたいよ」
なんて言っている。
事実、そんな子どもたちはとても多いのです。
そしてそれは、
やらないでもできていた子に多いのです。
なぜそんなことになってしまうのか。
中学校で特にわからなくなる度の高いのが、
例えば「関数」
例えば「方程式」
それも食塩水、速さ、原価や定価、利益などの「文章題」
図形の「合同や相似の証明」などなど。
でもね。
小学校の時も
関数は「比例・反比例」
方程式は「文字を使った式」
食塩水や速さだって、「割合」のところでやっているし、
図形にしても「拡大図・縮図」でならったことは
中学校の相似と同じことじゃあないですか。
何:何で長さを求める問題なんて、
小6の教科書と中学の教科書に
おんなじ問題がのっていますぜ。
それがなんでできなくなってしまうんだろうなあ。
つづく