平成26年度(来春)都立入試、くわしく

推薦入試のしくみこうなる。

@募集枠
普通科は全体の20%以内。
狭い枠に多くの志望者が集まるので推薦入試の倍率は高くなる。
25年度に50%→30%になった推薦枠がさらに小さくなることに。
その分一般入試の枠が広がるので一般が楽になるかというと、なかなか。
25年度(今春)入試でも、実際狭くなった推薦枠からもれた生徒が一般にまわって
そちらも厳しい入試のところが多かった。
文化スポーツ推薦についても縮小される動きだが、オリンピックが決まったことで見直す動きも。

A出願について
都立推薦入試の出願には中学校の校長先生の「推薦書」が必要。
受けたいと思ったらまず担任の先生に相談すること。早めにね。
第一志望で合格したら必ず入学が条件。
その同じ高校の中にいくつかの学科がある場合、第二志望の学科を指定することができる。
ただし、工業科の中の機械や電気、農業科の中の園芸や食品など、同じ学科の中でのみ第二志望を指定できるということなので、
例えば同じ瑞穂農芸高校の中でも@園芸科学A畜産科学はどちらも農業科なのでできるが、
@食品(農業科)A生活科学(家庭科)はできない。

 推薦入試の検査

集団討論と個人面接、作文または小論文、実技検査、
その他学校が定めた検査のうちからひとつ以上の検査を実施する。

集団討論(25年度)
討論のグループの人数は5、6人程度の場合が多かった。
試験官の人数はだいたい3人。(2人のところが2割程度)
時間は30分程度のところが多いが15分、20分で終了しているところも。
討論のテーマ
合唱祭、体育祭、修学旅行など学校行事に関するものや校則や美化など学校生活に関わるものが多く、
その他「優先席は必要か」「ゴミを減らすにはどうするか」「携帯電話について」など、社会的なことがらをテーマにするところも。
進行は試験官の先生が行うケースが多かった。
自由に討論して話が途切れた時などに先生がフォローする場面も。
最初に与えられたテーマについて2,3分程度で考えてまとまった人から挙手して発言。
全員が発言した後に討論にはいるところが多かった。

受験生の感想

他の人の意見をとりいれて自分の意見を言うのがむずかしかった。
緊張して自分の意見がうまく言えなかった。
手をあげる勇気が出なくて、あまり発言できなかった。
メモをもっと使えばよかった。
2,3分ではなしをまとめるのがたいへんだった。
テーマは簡単だったが他の人と意見が重なる。
他の人がどんどん良い意見を言うので焦った。
緊張したのか寒かったのかわからなかったけど体が震えた。
発言のタイミングがわからずとまどった。
最初は発言できないかととまどったけど、そんなこともなく最終的には楽しかった。
など

じぶんの意見を言うこととともに、他の人のはなしをきちんと聞くことが評価の対象に。
だからたくさん言わなければとあせって他の人の発言を遮ったり、じぶんばかりしゃべったりはマイナスに。
逆に討論のかたちでは自分の考えをうまく言えなかったりなかなか積極的に発言できなかったことを、
個人面接の場で聞いてくれる学校も多かった。
討論と面接を合わせての評価だから集団討論の時うまく言えなかった、と落ち込むことはない。
話上手はまず聞き上手から。

都立一般入試(出願)へつづく

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