はじめに
 奇門遁甲に魅せられ、中国占術の研究するようになってから30年近くなろうとしています。既にご存知の方も多いと思いますが、私は専門は奇門遁甲であり、その他の占術に関しては、まだまだ初心者の域を出ないものであると思っています。時折、紫微斗数や六壬等の指導を希望される方がおられますが、私には到底そのような力量は持ち合わせていない為、現段階ではお断りさせていただいております。

 さて、私の専門は奇門遁甲ですが、これまでHPでもニフティでも、専門の奇門遁甲についてはあまり積極的に書き込みをして来ませんでした。その理由は長くなる為に、ここでは書きませんが、あえてそうして来ました。したがって、私と直接お会いした方以外には、私の奇門遁甲の研究の一端を披露した事は、ありません。現在、通信講座としては初級と中級がありますが、初級は基本的な作盤を中心に解説したもので、中級講座にしろ中級と銘打っていますが、奇門遁甲全体からみますと、まだまだ基本の域を脱しない内容のものです。

 ところが最近、私と会ったこともないような人物が、私に関しての様々な情報を流されているようで、当然ながら内容は評価していただいているものもあれば、批判的な意見もあるようです。問題は、私の考えと違うものが私の考えとしてかってに一人歩きすることです。特に、一部の方からは原書崇拝者のように思われているようで、苦笑せざる得ません。

 そこで、今後「奇門研究」と題して、公表出来る範囲内のものについては少しずつ公表していくことにしたいと思います。無論、先達の方々にとっては失笑の内容であるとは思いますが、初心者向けの情報発信ということで寛容に受けとめていただければ幸いに思います。

                                       平成13年11月 黒門