1.イエズスの聖心の信心(初金の信心)
2.不思議のメダイの信心
3.初土曜日の信心
4.カルメル山の聖母のスカプラリオの信心
5.神のいつくしみへの礼拝
これから増やしていくつもりです。
これを是非紹介したらいいというものがありましたらこちらまで教えて下さい。
1.イエズスの聖心の信心(初金の信心)
イエズスの聖心に対する信心は、イエズスが聖マルガリタ・マリア・アラコックに対してされた示しに源を発しています。
その主なものは、次の7つです。
1.聖心に対する9つの日課
2.聖心に対する花束
3.9つの金曜日の信心
4.聖時間の信心
5.聖心の儀仗兵
6.聖心の御絵に対する尊敬
7.他の祈り
その中で特に有名な初金の信心を紹介します。
イエズスは9カ月続けて月の初めの金曜日に、人々の罪から受けられる忘恩、侮辱によってお悲しみになる聖心を慰めるために聖体拝領をする全ての人々に、臨終の痛悔をお約束になり、天国を保証なさいます。
「私は、私の心のあふれるあわれみから、あなたに約束します。私の全能の愛は、9カ月続けて第一金曜日に聖体を拝領する人々に、臨終の時痛悔できる恵みを与えるでしょう。その人々は、恵みを失ったまま、また秘跡を受けずに死ぬことはなく、私の心は臨終の時確かな拠り所となるでしょう。」
今でも月初めの金曜日には夕方にミサがある教会は多いと思います。
(世のひかり社「イエズスのみ心に対する信心」デルコル神父著から)
2.不思議のメダイの信心
不思議のメダイは、1830年のパリ、バック通りの聖堂での聖母マリアの御出現に起因します。
1830年11月27日、土曜日、無原罪のおとめは愛徳姉妹会の聖カタリナ・ラブレに御出現になり、メダイを作らせる使命をお話しになり、そのモデルをお示しになりました。聖母は、
『このモデルに従って、一つのメダイを作らせなさい。信頼を持ってそれを身につける人、特に首にかける人は大きな恵みを受けるでしょう。』とおっしゃいました。
メダイは直ちに驚くべき普及を見ました。数え切れぬ回心の恵み、守護と病気の治癒が得られました。それらの珍しいことを見て、パリの大司教モンセニョール・ケレンはバック通りのメダイの起こりと結果についての公式調査を命じました。評決は次の通りです。
『このメダイの広められるのの驚くべき早さとその数、信頼する人々が受けた多くの不思議な恵みは、御出現とそれを受けた聖女の言葉の真実性とメダイの普及を神が確認させるためにお与えになった印と思われました。』
そして1846年、教皇グレゴリオ16世はその権限を持ってパリ大司教の評決を確認しました。
もし聖母を愛するならば、そしてその有力な取り次ぎに信頼するならば、
*神の恵みのうちに生き、無原罪のおとめマリアの御保護を受けるために、常にメダイを身につけて下さい。
*私たちが祈るように聖母がお望みになった『原罪なくしてやどり給いし聖マリア、御身により頼み奉るわれらの為に祈り給え』という祈りを毎日唱えて下さい。
*あなたの周囲にメダイを広めて下さい。特に病人と苦しむ人々にあげて下さい。
私、濱田洋一は大学の卒業旅行でパリにも1週間滞在しました。その際不思議のメダイの聖堂には何度も足を運び、旅行最後のミサもここで預かりました。ここではメダイをなんと自動販売機で売っているのには驚きました。そこで配られていた何カ国後にも及ぶパンフレットのうち日本語のものを持って帰りましたが、そのパンフレットから引用させていただきました。その時のメダイをご希望の方にはお送りします。(いかにもアルミの安物ですが、、、)ご希望の方はこちらまで。
3.初土曜日の信心
ファチマで聖母の出現を受けた3人の牧童の一人、カルメル会のシスター・ルチアに聖母が現れてこの信心を教えました。
・条件=5カ月続けて初土曜日に、聖体を拝領すること。ロザリオを唱えること。15分間聖母マリアのもとで、ロザリオの玄義を黙想すること。罪の赦しの秘跡を受けること。神の恩恵を持っているなら、別の日に罪の赦しの秘跡を受けても支障はない。
・約束された恵み=この信心を行う人は、臨終の時、聖母は救いに必要な全ての恵みを持って、彼を助けます。
・なぜ5回の初土曜日か?=なぜなら人々は5つの方法でマリアのみ心に侮辱を与えるから。1.聖マリアの汚れなき御宿りを認めない。2.終生の処女性を認めない。3.神の母、人類の母としての人格を認めない。4.聖母に対する子供達の信心を妨げる。5.聖母の御絵、御像を冒涜する。
・初土曜日に、この全ての条件を果たすことが出来ないなら、日曜日にすることが出来ますか?=この信心を、正当な理由で初土曜日に行うことが出来ない場合には、司祭の許しによって、次の日曜日に行うことが出来ます。
(「ファチマの聖母の啓示」ヴィットリオ・ガバッソ、志村辰弥 共訳編から)
4.カルメル山の聖母のスカプラリオの信心
もっとも古くにさかのぼり、また教会の中でよく知られた聖母への庶民的信心の一つが、カルメル山の聖母のスカプラリオです。ピオ12世教皇はこれについてこれについて「単純であるためにどんな性格の人にも受け入れやすく、キリスト信者の間に大いに広まり、霊的に豊かな実りをもたらした」と言われました。パウロ6世教皇は、ロザリオとスカプラリオは公会議が勧める聖母にささげる信心業のうちに含まれるといい、カルメル会士たちに「すぐれた先任諸教皇があれほど高く評価したスカプラリオを、他の信心業とともに広めるように」勧めました。
カルメル会士たちは特に聖母の生活を模範とし、その保護にゆだね、愛と尊敬を捧げていましたが、13世紀の末頃から一部の信者はカルメル会士の霊性によって、世間に留まりながらも自分の生涯をマリアに捧げたいとの望みを表し、そのことの目に見える印として、スカプラリオを身につけるようになりました。そして聖母の保護のもとに身を捧げようとの個人的決意のシンボルと考えるようになりました。
そして14世紀、カルメル会の総長聖シモン・ストックに聖母が現れ、スカプラリオを身につけて臨終を迎えるすべての人に、永遠の救いを約束したと言われています。
15世紀になってから、スカプラリオの信心に、土曜特典というものが加えられ、幾人かの教皇に認可されましたが、これは聖母がスカプラリオの信心を持っていた人が清めの場(煉獄)で罪を償っていた場合、その不断の取り次ぎと祈りと特別の保護によって、特に教会において聖母に捧げられている土曜日に彼らを解放して下さる、というものです。
勿論スカプラリオは「お守り」ではなく、身につけてさえいればひとりでに効果を発揮する魔法の着物ではありません。それは聖母への愛のしるし、忠実の証であって、そうしてこそマリアは喜んでその恵みを賜うのです。
(ドン・ボスコ社「カルメル山の聖母 スカプラリオを理解するために」訳者男子跣足カルメル会から)
5.神のいつくしみへの礼拝
これを紹介するホームページが出来ましたので、リンクさせていただくことにしました。
こちらへどうぞ。
最終更新日 1996.11.19