BACKSTROKE (背泳ぎ)

背泳ぎは、単純に言えばクロールをひっくり返した泳ぎです。

そのため、背泳ぎのことを「バック・クロール・ストローク」とも呼ばれています。

 キックはフラッターキックであり、クロールと同様のローリング動作も必要とされています。

前方を見ることが出来ないのが難点ですが、

特別な呼吸を必要としない点は大きな利点でもあります。
ストローク リカバリー キック ローリング 頭の位置 よくある欠点 バサロキック
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すとろーく

    【ストローク】

ストロークは、クロールと同様、大きなローリングを伴って行われます。

基本的な考え方はクロール同様「まっすぐにかききる」ことですが、肩の可動範囲が前と後ろで異なるために、全く同様にかくことは不可能です。
▼ まず、エントリーは小指から行われます。肩幅の延長上(むしろやや外側)に入水し、なるべく遠くの水をつかむようにします。そのため、肩のローリングは前方にも向けられます。

▼ 一連のプル動作において、よく言われるS字プルを見ることができるはずです。

▼ 水のキャッチは、リカバリーしている腕の肩を上げる(肩のローリング)の反動により、深い所(20〜30センチ)から始められます。キャッチングはてのひらだけでなく、ヒジより先全体で行います。ヒジをしっかり曲げます。

▼ 現在のルールにおいては、90度までのローリングが認められています。プルの最も力の入る段階、つまりヒジの曲げが最大(90度)になるときは、ほぼ体の真下をかく意識になります。またこの時、てのひら及びヒジより先全体は、進行方向に対して垂直にするべきです。

▼ フィニッシュはてのひらで水をヒップの下に押し込むようにして行われます。ヒジは最大に伸ばされ、てのひらで水をプールの底の方に押します。フィッシュをこうして行うことで、リカバリーの際のローリング動作をより行いやすくするのです。つまり、フィニッシュと同時に、肩上げを行うのです。
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りかばりー

   【リカバリー】

リカバリーは、親指から行われます。その軌跡は、肩の真上を通り、プルのフィニッシュから一直線に行われるべきです。腕全体の力を抜き、ヒジを曲げることなく、肩の延長上にエントリーしていきます。なるべく遠くにエントリーできるよう、十分に伸びを取ります。

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きっく


   【キック】

   背泳ぎのキックは、クロールのキックに比べ、全体の推進力に占めるキックの推進力の大きさがかなりあり、そのためキックの正確さ・力強さがより求められます。

   キックは水中で行われます。もちろん、水中といっても水面ギリギリの所を指しており、決して深すぎるキックを行ってはなりません。

キックは、クロールと同様に、

          小さく、速く

                 が、大原則です。

   小さく、速いキックを打ちながらも、速く進むことが出来るのは、足首の柔軟性によるものです。

▼ 足首の柔軟性を最大限に発揮するために、キックの足の形は、「ハ」の字型にするべきなのです。これは既に、クロール、バタフライの項で述べたのと同じことです。

▼ キックの推進力の主な部分は、足の蹴り上げによって得られます。蹴り下ろしの足はヒザが自然に曲げられますが、蹴り上げの足は、大腿に力が入り、ヒザは決して曲げてはなりません。

▼ キックを強く、小さく、速く、確実に蹴らないと、下半身がふらふらした背泳ぎとなってしまいます。それどころか、腰の沈む原因にもなってしまいます。キックは、推進力はもちろんのこと、ボディポジションのキープにも重要な役割を果たしていることを忘れてはなりません。

    

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ろーりんぐ

    【ローリング】

   背泳ぎのローリングは、腕の可動範囲を広げるという点で、クロールのローリングよりも、より必要性がある、とも言えるでしょう。


▼ プルは体の真横をかくのではなく、体の下をかかないと、まっすぐに進むことはできません。ところが、ローリング動作がないと、体の下をかくことは、ほぼ不可能です。

▼ ローリングを意識するときは、リカバリーのローリングにより重点的に意識するべきです。かいている方のローリングを意識してしまうとリカバリーが斜めになってしまう可能性が大きく、ボディポジションが不安定になってしまうからです。

▼ リカバリーの際に、肩がアゴの上にくるような、そんな意識でローリングを行います。ただし、頭の位置は常に一定でなければなりません。クロールでもそうですが、どんなに大きなローリングを取っても、頭がふらふらしていてはダメです。しっかりと固定しなければなりません。
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あたまのいち
  
    【頭の位置】

頭の位置は常に一定ですが、アゴを引きすぎたり(→腰が沈む)、アゴを上げすぎたり(→腰が浮きすぎる→強いキックが打てない)してはダメです。視線を真上から斜め下のあたりに向け、頭をしっかり固定して泳ぎます。
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よくあるけってん

    【よくある欠点

プルに見られる傾向

@.まず、エントリーの手が、内側に入りすぎる例が多く見受けられます。ローリングをして、そのうえ、真っ直ぐに入水しようとすると、どうしても内側に入りがちです。エントリーは、少し外側に行うつもりで行うと、ちょうど良くなるものです。

もっともエントリーの手が外側に出すぎるのもまた問題ですが。

A.エントリーの際、手の甲で水をたたくように行う間違いも、よく見られます。これは水面をたたくことによってプルの動きを止めてしまうだけでなく、水のキャッチが浅いところで行われてしまう原因にもなってしまいます。さらに気泡も発生させ、無駄な気泡をつかんでプルを行わなくてはならなくなってしまうのです。

B.プルの腕を伸ばしたままの例もよく見られます。これは真っ直ぐ進むことを困難にしフラフラした泳ぎになってしまいます。

C.ヒジの曲げが極端なのも直さなくてはなりません。ヒジの曲げは90度、が基本です。曲げすぎ、は簡単に言えば「力強いプルができなくなってしまう」のです。

D.同様の原因・理由で、ヒジが落ち、先行してしまうプルもよく見られます。これは、手首が落ちてしまう欠点の例と同様、水をしっかりキャッチできずにプルを行う結果となり、1回のプルで進む距離・速さを落とし、効率的なプルを阻害してしまいます。

  
   ボディポジションのキープに関してよく見られる欠点は、

▼頭の位置に関連して既に述べてありますが、頭がふらふらしたり、頭を上げすぎたり、頭を後ろに反りすぎたり、腰を落としてしまったり、といったことです。

 どの例についても、まっすぐ泳ぐこと、キックを安定させること、が阻害されてしまいます。


キックに見られる傾向
@.キックに関しては、深すぎたり、浅すぎたりするキックを直さなくてはなりません。

A.深すぎるキックは、ダウンビート(下へのキック)でヒザが曲がることを原因として起こります。大きな抵抗を受けるだけでなく、アップビートの際に得られる推進力を大きく低下させてしまいます。

B.キックしている足・ヒザが水面上に出てくるキックも直す必要があります。ヒザを上に引きつける、いわゆる「自転車こぎ」キックでは、アップビートを行えず推進力を得られないばかりか、ヒップの落ちを生み、体が沈んでしまいます。
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ばさろきっく

    【バサロキック】

   スタート、ターン後のバサロキックは、ストリームラインを取り、背筋をしっかり伸ばし、細かいキックを行います。

▼ つま先でドルフィンキックを行うつもりで、「チョン・チョン・チョン……」と小さく、速くです。

▼ 背中が丸まっていると上方向に浮いてしまい、小さな、速いキックを行わないと沈んでしまいます。

▼ アゴは引きすぎず、反らしすぎず、です。手の指の先から足のつま先まで緊張させて泳ぎます。

▼ 進む深度を手の先の向きで調整するようにします。
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