第11回新島トライアスロン with お墓参り の巻

▼今年もまたまた1年ぶりに新島に行ってきました。第11回新島トライアスロン。新島には親戚がいるので、今年も泊まらせても帯ました。昨年まで一緒に応援してくれていた、おばあさんが去年他界し、ようやく行く機会のできたお墓参りも兼ねて、今回も単身、新島に乗り込みました。 ▼今年の4月から東海汽船は伊豆七島への高速船を就航させて、それに乗れば東京竹芝桟橋から新島まで２時間２０分で行けるようになりました。でもバイクを持ち込むトライアスロンの選手はこれには乗れず（積み荷スペースがない）ため、従来通りの定期船での船旅。こちらは前述の２時間２０分に比べて行きは約１０時間、帰りは約９時間、と長い旅になるのでした。 ▼東海汽船によく乗る人じゃないと分からない話かも知れませんが、今年も特２等席で行ったわけですよ。２等だと狭くてゆっくりできないと思ったから。でも昨年乗船した「さるびあ丸」と違い、今回は「すとれちあ丸」でした。何が違うかというと、「さるびあ丸」の特２等は２段ベッドでカーテン付。JR寝台車の１等席ばりの扱いなのに比べて、「すとれちあ丸」は１室１０人程度の雑魚寝。おい、おんなじ料金とってこの違いは何ナノだ？と思わずチケットの表示「特２等」を確認すること１秒、その後諦めに近い苦笑い３秒・・・。 ▼今年は天気が不安定で、スイムスタートの頃はまだ雨が降っていました。ちょっと波があって泳ぎにくかったかな・・・。ではまずは結果から。

羽伏浦海岸（サーフィンのメッカ）

�T 始まりはいつも雨？（いいや、いつもは晴れるんだけど。） ▼今回の大会は、前日から天候が思わしくなく、スタート時点では小雨のぱらつく状況。そう言えば新島に来る道程の東海汽船も結構揺れてたなぁ。朝方3時くらいに船の揺れで目が覚めて、30分くらいフラフラして寝付けなかったくらい。で、スタート時点は若干気温も下がり気味の上に、ちょっと沖は波立つ海面。第1ウェーブ（このレースは第3ウェーブまで）スイムスタート直後のバトルを切り抜け、第1ブイまで一気に泳ぎきったものの、昨年見えたはずの海底が、波で巻き上げられる砂の為に水が濁って見えない。おまけに第2ブイめがけて沖に進めば、容赦ない波が押し寄せてくる。そりゃ、島の裏側の羽伏（サーファーわんさか)に比べりゃ、凪みたいなもんだけど、泳ぐにはちと堪えるのだった。 ▼スイムは2周。そんな状況の中、ただただ「はやくおわってくれ！」と願いながら2周目に突入。この頃になると第2・第3ウェーブの後続集団に追いつき、周回遅れをパスする展開に。そういや、途中であきらめている人が目にとまったなぁ。でも、ちょっとした波の中で不安を感じたら、あきらめる勇気も時には必要なんである。以前、トライアスロンの試合で同じチームの方がスイムで命を落とされたことも思い出しつつ、マイペースを心に誓い、2周を完泳。 ▼実は今回、キックを使うつもりはなかったんだけど、あまりに波が気になって、それからもう早く海から上がりたかったもんだから、使っちゃったんだな。キック。これが後に大きな代償となって帰ってくるのであるが、この時にはまだ知る由もなし。ちなみにこのコンディションの中にもかかわらず、スイムのタイムが昨年よりもよくなっているのはこのキックのおかげでもあったのだが・・・。一長一短なんだなぁ。 新島本村 �U バイクはちょっと詰まったけど。 ▼そんな感じでスイムを乗り切ったから、バイク（3周回）も比較的スタートはよかったのでした。いつもはちょっとすぐ経つとスパスパ抜かれるのに、今回は何と2周目を終えるまで誰にもパスされずに済んだのでした。もっとも、さっきのスイムキックの代償で、いきなり1周目から大腿筋がちょっとずつ不安になって「ぴきぴき」言い出してたんだけど。ここはだましだまし乗り切るしかなかったのだった。 ▼途中、バイクボトルを載せる部品のビスが外れて、バイクボトルを投げ捨てる局面もありました。もう3周目だったから「えいや！」と投げ捨てたけど、仮に1周目だったら思い切って捨てられたかどうか・・・。水分補給を放棄することになるからねぇ。こりゃつらいよ。でもよかった。バイクボトルはレース後にちゃんと帰ってきました。係りの方、どうもありがとうございます。 ▼ちなみにバイクゴール５Ｍ手前でチェーンが完全に外れた。もう「カラカラ」言うだけで全然前に進まなくなったのだ。もうゴール寸前だったからそのまま降車して押したけど、これも不幸中の幸いなのでした。突然ギアをスカスカスカカカ、と落としたから外れちゃったのかな。もっと丁寧に扱わないとね。 �V ランは死にもの狂い。 ▼そして迎えた最終パート。ラン10ｋｍ。いきなり急勾配の上り坂に圧倒されるけど、もう3回目ともなればちょっとは慣れたもので、全体的に去年より短く感じるくらい、自分のコースに（ちょっとは）なって来たのでした。それでもどんどん追い抜かれてしまうんだけどね。あいかわらず足が攣りそうになるのを必死でこらえつつ、今回はラストスパートも決めてみたものの、終わってみれば目標タイムラン10ｋｍ50分以内にぴったしのタイムでゴールに飛び込んだのでした。めでたしめでたし。

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