母島の見送り

 同室同宿の人たちが全員父島に旅立つ日となる。 来るときも多かったが、今回もははじま丸は盛況だ。 今回は人に恵まれて、見送りが楽しい。 大まかな住所は聞いていたが、名前は聞いていても覚えていない。 でも、「また会いましょう」と本気で言える人たちと出会えた。 メールアドレスも知らないし、電話番号も知らないけれど、また会いたい人たちだ。 本気で見送る事が出来る初めてのははじま丸の出航となった。
 待合室に、危険だから海に飛び込むなという貼り紙があった。 父島のことだと思っていた。 ははじま丸が出航すると、埠頭を走り出す人がいた。 つられて走ったら、端の方に来てからシャツを脱ぎだし、1人ならず飛び込み始めた。 時代は変わるんだ。 そういうノリの人が母島になじんできたようだ。

沖漁港 ははじま丸の出港日
晴れ渡った夏空 おがさわら丸への連絡便です
同室だった人も旅立ちます 通路が外されます
また地球のどこかで会いましょう 母島でも飛び込む人が...
母島在住ゲージュツカの演奏で 昼食をとりました
クラブノアのオープンカフェ

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