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平成13年9月17日 予算特別委員会質問要旨a menber of the
Shinminato City Assemble Tamio Kiku
【質問1】 ダイオキシンの山、貴方は未来に責任が持てますか!
遺憾に思う!検討委員会の答申も出ていないのに知事のコメントとは!
Q1、新湊市議会はNO
新湊市議会は、9月3日全員協議会が開催され、県の港湾課からダイオキシン類の説明を初めて受けた。
本来、県の港湾課は冒頭に、市議会や新湊市民に対して迷惑をかけている事で陳謝すべきであったと思う。
その経過の中で特質される発言があった。8月23日の地元連絡協議会が開催された事での報告を受けた。
「堀岡住民は覆土での理解を示してくれた」との強気の発言や、管理型産業廃棄物処分場の考え方にもくいちがいがあった。
県が最後までお守り(管理)をするとの発言は、高飛車な言葉として受け止められた。又、県の検討委員会が知事に答申もし
ていない内から、「幸い転じ福となす」との知事発言も、何か結論ありきでの議論のように思える。議会や新湊市民を逆なで
している感があり、私は遺憾におもうのであります。地元連絡協議会の開催は、誰が音頭をとったのか?何故、市が立ち会いまでし
ているのか疑問に思うし、その内容は効力があるのかお尋ねをしておきます。市も中に入り地元連絡協議会の趣旨が判らない。
【答弁:民生部長・助役】
Q2、新湊市の立場を明確にせよ!
市長の提案理由の説明の中でダイオキシン類について次の様に述べられておられます。
「富山新港東側埋め立て地のダイオキシン類による汚染浚渫土につきましては、公害対策審議会を開催し、その処理策について
意見集約され、近く意見書が提出されることになっております。市といたしましては、この問題は極めて重大と考えており、議
会の皆様の意見を聞きながら、市民の皆様の不安を解消するよう、早急に的確な対応が講じられるよう県に要望してまいりた
いと考えております。」
今議会の中で各派代表質問、一般質問等5人の方が当局に提言されおります。要約すると、議会はダイオキシンは撤去せよ又
は除去せよであります。当局はどのように受け止めたか?市長の決意は?
又、自民党新湊市連でも平成14年度の要望事項に県・市に対して「ダイオキシン類の除去」を強く要望したところである。
【答弁:市長】
Q3、答申は未来に責任が持てますか!
9月7日に市の公害対策審議会が開かれ、市長に答申されると聞いておりますが、
それぞれ、県、市と独自に審議されたはずですが、座長(まとめ役)が同じ方ですと、答申が2つ違った形で出ると思えないが、
当局の見解は?新湊市と富山市、県とは自ら立場が違うはずである、新湊市議会ではダイオキシンはNO(こんな物は
いらない)であると思うが?・・・本当に市の立場で言っているの?県の立場で言っているの?・・・
学者の立場ではなく、新湊市民の立場に立って慎重に取り扱って貰いたいと思う。県への発言は未来に責任が持てるように。
【答弁:民生部長】
7月31日、第1回市の公害対策審議会開催
9月 7日、第2回市の公害対策審議会開催(総括)
8月18日、第1回県の富岩運河等ダイオキシン類対策検討委員会が開催
9月 下旬、第2回県の富岩運河等ダイオキシン類対策検討委員会開催予定(総括)
(県・市の答申される事項はまったく同じである?)
Q4、87,000m3は管理型産業廃棄物最終処分場にあらず!
Cポンドの管理型産業廃棄物最終処分場は、昭和60年6月から平成10年3月までに完了している。言い換えれば、
遮水シ−トに覆われた部分(101,000m3+161,000m3)が管理型処分場であり、その機能は平成10年3月で完了したことになる
と思うが、当局の見解をお伺いしたい?そのCポンドの上部の87,000m3のダイオキシンを含んだ浚渫土砂はその適用は受けない
はずである、県の検討委員会の討議の中で平成14年3月から管理型処分場のダイオキシン濃度が3,000ピコグラム以上の物は放棄
できないとの発言があった。(3,000ピコグラム以下だから良い!何を騒いでいるのかとも取れる発言であった!)
上部の87,000m3はあくまでも土壌の濃度1,000ピコグラムが基準値でと考えるのが妥当であると思うが、当局の所見をお聞きしたい。
本来なら、管理型産業廃棄物最終処分場の跡地利用は、環境破壊した部分を覆土により植裁や公園にしか出来ないことを十分承知して
いるのだが・・・・・。 【答弁:港湾課長】
産業廃棄物最終処分場は昭和60年6月〜平成10年3月まで
平成2年〜平成7年(中島閘門上流 101,000m3)下部
平成8〜平成12年(萩浦小橋 87,000m3)上部
平成9年2月14日、県港湾課より覆土により海の見える7.7mの高台(山)を作る案提示された!
(遮水シ−トを溶着したのは何時か?管理型処分場が役目を終了した年月)
Q5、市の立入検査必要、処分場の101,000m3についても調べる必要がある!
Cポンドに汚染されたダイオキシン土壌が入っている事が判っているのに何故濃度を調べないのか疑問に感じる?
ましてや中島閘門上流の6,500ピコグラムの高い濃度が検出された浚渫土砂101,000m3である。全国の民間や都道府県が行っている
管理型産業廃棄物最終処分場は、重金属や大気汚染の指摘は当然であるが、産廃にダイオキシン類が含まれているかもしれないとの疑いが
ある地域と違い、ダイオキシン類土壌が間違いなく入っている事が確認されている地域である。・・・・3,000ピコグラムを越えるのでは?
新湊市民や地域住民に知らせるべきではないか?(ダイキキシン類濃度がどれだけなのか?相手を知らないと打つ手も出来ないのでは?)
やはり、危機管理が欠けているとしか言いようがない。 【答弁:助役】
公害対策審議会の答申によれば、無害化処理技術が確立すれば、その方向で検討するとあるが今、撤去や除去しないと、将来に渡ってもできないはずである!!!
(緑地や公園にしたとして、将来に渡って87,000m3の土壌を、今さえ除去できないのに、本当に新設された樹木や覆土を除去して再生できるの?)
安全宣言は何時出来るの!・・・だから私は、将来に責任が持てないと言っているんです。
・・・私の質問を終わります・・・ 130917
(2001年9月17日 新湊市議会予算特別委員会室)
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