土壌環境基準は1000ピコグラムである。
将来、ダイオキシンだけを除去する技術が確立されたとしても、その時になって一度社会資本整備(展望
台・県民公園)された部分を取り壊してまで、ダイオキシン除去に踏み切ることができるであろうか疑問で
ある。行政効率においても初期投資されたものの行政評価をし、管理型産業廃棄物処分場の土壌環境基準は
平成14年4月以降3000ピコグラム以下となっているのでその基準の範囲以内として評価されてしまいそう
である。土壌環境基準は1000ピコグラムであったことさえ忘れ去られてしまうのでは!将来このことににつ
いて語れるのは何人(役人?議員?市民?)いるだろうか・・・・・・・地域住民にとって大変不安が残る大きな問題である。
Q1.ダイオキシンを地下に封じ込めよ!
現在の化学では、ダイオキシンだけを除去することは可能としているが、現代の化学を以てしてもその
実現には数十年かかると思われる。地域住民にとって除去・撤去しない限りこの地(海竜町)においてダ
イオキシンと一生共存していかなくてはならないのである。
それなら、ダイオキシンをこの地(海竜町)において再度地下に封じ込めることができないか。例えば、
Cポンド東隣接部地下にオ−プンカットによる安定型処分場として8万7000m3を遮水シ−トで封じ込
め上部をアスフアルト又コンクリ−トで覆ってしまう方法である。又新湊大橋の柱脚部に封じ込めコンク
リ−トで覆ってしまう方法である。飛散防止に対してはこの方法で地域住民に対し安全宣言ができると思
うのだが。さて危機管理が欠けている県のお役人さん!試算はいかほどか!
Q2.Cポンド部分に展望台や県民公園なんかいらない!
新港東部埋め立ての中長期的展望にたつと、県が示した”Cポンド”部分に覆土をし展望台や県民公園
を創る試案は新湊市民や富山県民にとって必要ないものである。行政評価や行政効率の面から見ても「木
を見て森が見えない」施策に憤りを憶える。本当に展望台を望むなら仮称新湊大橋の展望エレベ−タ−で
48mから視界を望めば良い、それに勝る施設はないはずである。県民公園を望むなら環境保全の意味で
も新湊公共マリ−ナ側の迷惑施設浄化センタ−上部に求めれば良い。浄化センタ−上部からのマリ−ナを
臨み立山連邦を臨む景観が一番絵になる。
あえて、浄化センタ−で立山連邦の視覚が遮られるCポンド部分に展望台や県民公園を求めるのは得策では
ない。やるとすれば、地域住民にとって防風林として又森林浴として人の入ることのできない森が望ましい。
・・・・・ダイオキシン部分には足を踏み入れない。
・・・私の質問を終わります・・・ 131213
(2001年12月13日 新湊市議会予算委員会室)
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