射水市議会議員 菊 民夫 です。

平成28年3月予算特別委員会質問要旨

a menber of the Imizu City Assemble Tamio Kiku


質問1
 企業団地敵地調査について! 
   企業団地候補地の選定で2400万円が計上されている!    



 政府は2015の税制改正「地方移転企業」の税優遇法人減税を打ち出したことで、市の法人税は減額傾向にある。この難しい経済状況の中での企業立地の判断は歓迎すべきと私は思っている。企業立地を行なうことで、地域経済が元気になり、市民の雇用が生まれ、そのことで個人住民税が増える事は市にとって歓迎すべきことである。
 企業団地敵地調査について、市長の28年度予算の所信表明で、踏み込んだ発言があった。将来的な展望にたって、新たな企業団地候補地の選定で2400万円が計上されている。その意気込みは!
   商工企業立地
前田課長答弁



質問2
 景観法に見る、景観条例の制定への理解!
   条例により事業整備をもっと強く打ち出せないか ?    



予算特別委員会 2016.03.  この法律は、我が国の都市、農山漁村等における良好な景観の形成を促進するため、景観計画の策定その他の施策を総合的に講ずることにより、美しく風格のある国土の形成、潤いのある豊かな生活環境の創造及び個性的で活力ある地域社会の実現を図り、もって国民生活の向上並びに国民経済及び地域社会の健全な発展に寄与することを目的とする。(景観法:第一章を引用) 平成16年

  景観法自体は直接、都市景観を規制している訳ではなく、景観行政団体が景観に関する計画や条例を作る際の法制度となっている。 都市緑地法、屋外広告物法とともに景観緑(みどり)三法と呼ばれている。

 地区計画(ちくけいかく)とは、都市計画法第十二条の四第一項第一号に定められている、住民の合意に基づいて、それぞれの地区の特性にふさわしいまちづくりを誘導するための計画。 いったん策定された地区計画は住民の手から離れ、各自治体が施行する。このため、時間がたつにつれて地区計画の内容が現状と合わなくなった場合に変更する必要が発生する。この頃には策定時とは利害関係者の構成が大きく変わっていて、合意形成は策定時以上に困難になる場合が多い。
地区計画は、都市計画法に基づいて定める特定の地区・街区レベルの都市計画です。
まちづくりの方針や目標、道路・広場などの公共的施設(地区施設)、建築物等の用途、規模、形態などの制限をきめ細かく定めるものです。(地区計画制度の分かりやすい解説については「みんなでつくろうまちのルール 地区計画とは?」のページを参照してください。)横浜市では、地区計画における建築物等の制限内容等について、建築基準法、都市緑地法及び景観法に基づき、地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例(以下「地区計画条例」といいます。)に定めています。

都市計画法のできた経緯
 ○大正8年「風致地区」、「美観地区」制度創設
 ○昭和41年「歴史的風土保存区域」、「歴史的風土特別保存地区制度創設
 ○昭和50年「伝統的建造物群保存地区」制度創設(文化財保護法)
 ○昭和55年「地区計画」制度創設
 ○現在、500弱の地方公共団体が自主条例として景観条例を制定す。


景観づくりは地域づくり
 ☆景観行政団体による「景観計画重点区域」に2ヶ所指定
      
  1. 小杉地区ツーリズム 都市再生整備計画事業(旧まつづくり交付金事業)国交省
       事業費総額11億8500万円。 事業は平成28年〜5年間。(一期)
       下条川千本桜ポケットパーク・観光遊覧・トイレ・待合施設設計 570万円
       歴史と文化を巡る道(バリアか・カラー舗装) 不備
       旧北陸道沿線史跡と竹内源造記念館
      
  2. 内川ツーリズム 内川景観と観光船と歩道整備














質問要旨

 Q1)富山県で、景観条例が制定されている他市の状況について?
     ・景観行政団体:富山市(H23)/高岡市(H21)/砺波市(H26)

 Q2)景観行政団体になるには、どうゆう手続きがいるのか?
     作業はどれくらいかかるか?
     ・都道府県との協議・同意により景観行政団体となることができる
     ・景観重要建物と樹木 景観協定
     ・景観法(H16)にもとづく〜 景観条例〜 景観計画〜 景観行政団体の指定
     ・都市計画マスタープランと連携
     ・景観法に基づく景観計画 は 「 全域が多い 」

 Q3)射水市の現状から見て、景観条例を作成する時期ではないか? 熟したのでは!
     ・射水都市公園条例 H17.11.
     ・富山県景観条例施行規則 H15.3.31(改H25.2.1)を準用
     ・射水市観光ブランド戦略プラン(H24.11)水辺の空間 内川景観
     ・第10回新湊みなとまちづくり戦略会議(H.6)富山新港の景観(色彩)計画
     ・射水都市計画マスタープラン(H22.3) 町並み景観の居住環境
     ・射水市住まいまちづくり計画(2011〜2020) 住環境の景観
     ・富山高岡広域都市計画(加茂地区 地区計画) 中世以降の北陸道の宿場町と田園風景

 Q4)私は「 景観計画重点地域 」に指定すべき地域を上げるなら?  ×交流人口
     ・内川ツーリズム(訳:内川観光事業)蔵のカフエ・ギャラリー・飲食店・古民家
     ・小杉地区の都市再生事業の下条川周辺の旧北陸道ツーリズム
     ・千葉県流山市の例
      @補助金 歴史的建造物、50年以上経過した建造物の再現に対し(改装費)
       (上限350万円で改装費の2/1 上限月額7万円で賃貸料の1/2で36ヶ月)
      Aなかなか事業化できないものにふるさと納税を導入出来ないか(行灯・看板)

 Q5)景観条例での他市の施策の違い!
     もてははやされる時代に太陽発電パネルをどう思うか?
     ・計画は全域とし「景観計画重点区域」の指定
     ・景観まちづくり活動団体登録 団体を育てる  アダブト・プログラム
     ・景観づくりは地域づくり
     ・歴史と文化と自然観!
 

【 参考資料 】  (交付対象) H28〜H32
  都市再生整備計画に位置づけられたまちづくりに必要な幅広い施設を対象。
   ・道路、公園、下水道、河川、多目的広場、修景施設、地域交流センター、土地区画整 理事業、市街地再開発事業等
   ・地域優良賃貸住宅、公営住宅、住宅地区改良事業等
   ・市町村提案に基づく事業。
   ・各種調査や社会実験等のソフト事業。

【 私の施策 】
   ・旧まちづくり交付金事業(都市再生整備事業〜事業総額11億8500万円)
    H32年以降に事後評価を受け、第二次計画にする考えはないか?
    「景観条例」 制定することで 「景観計画重点区域」 に指定し、事業整備をもっと強く打ち出せないか ?



質問3
 堀岡コミセンについて! 市の政策が間違っている!
   政策議論には、入り口と、出口がある。
 射水市議会ネット配信をご覧下さい


堀岡コミセンについて

 市の政策が間違っていると申し上げておきます。 (強調)
 議会軽視もはなはだしい! (強調)
 意見と考えは自由だが、建設用地は海竜町である。



菊民夫のプレゼンテーション(配布) <本題に入ります  まちづく課 谷口課長 >

Q1)堀岡のコミセンの建設場所の方向性も決まっていないのに、予算が計上されている。
   議論をする前に、予算の内容をあらためてお聴きしておきます?

Q2)総務文教で報告されたが、堀岡のコミセンの建設場所はいつ決まった?

 どこのルールで決まった? 私は本予算に反対だと言っているわけではない。移転先の誘致合戦をしているわけでもない、勝ち負けを言っているわけではもない。議会軽視である。

  1. 住民の要望があって決めた???  市当局の考え方と場所は一致した???
  2. 26年、27年の市民同志会の会派要望事項に「堀岡七美のコミニテイセンターの建設促進」と要望書も出し、
    建設は海竜町でと口答でお願いしている、住民の声として。財政課長私の考え方が違っていますか???

Q3)市当局は、私だけが建設場所に対して「異論」を唱えていると思っているか 課長?

 議員たる者は、住民の幸せづくりのために議会に出て議論している。多くの住民の賛同も得て、建設場所は一番高い、海抜3.7mの海竜町でと言っているんですよ。この建設場所の事業計画は15年前にさかのぼる。建設場所は決まっていたし、堀岡の将来を見据えて方向性を導いてきたと言う自負がある!

Q4)政策議論には、入り口と、出口がある。

 政策議論の入り口で、議論しなくちゃちならない一丁目一番地の初歩的な 「建設場所」 について、なんで、出口で議論しなくてはいけないのか! 議員として当惑する
 この案件の窓口は、まちづくり課の担当者なら、市当局の行財政改革・公共施設の統廃合も含めて、市の考え方を、何故議員に丁寧に伝えない。 まずそれを示すことが事の始まりである(事を論ずるに、まさに己の地、己の身から意見を起こすべし)。今日まで正式に聞いてもいないし、一度も理論整然とした議論をしたことがない。まったく信頼関係が無い、だから、12月の予算委員会でもプレゼンテーションもし、市当局に正したはずである。

Q5-1)12月の予算委員会で指摘しても、その後、議員説明にもこない?

 まちづくり課の担当課長、常任委員会でも聞いたが最後のヒアリングはいつか? 私は一貫して移転問題についてどこだと言っていたか?
 
Q5-2)13日から、人気の大相撲春場所が開催されています。

 相撲技には、押し出し、勇み足、うっちゃり、取り直しがあるが、担当課長、今回のあなたは相撲技に例えたら、今回の技は何だと思う? 私は、市長部局もバックアップしてくれるから押し出しかな? その前に、勇み足をしている。ものいがつき、取り直しかなと思っている。

Q5-3)海竜町での建設を検討したことがあるか?
    2000uで1662.6万円(8313円/u)

Q5-4)12月の予特で市長、副市長に、
    政策の決定プロセスで、議員が、どの時点で係わるかを、お尋ねしたはずである。

  1. 副市長答弁は、
     『 いちがいには言えない。まったく無前提の形で、どうしましょうかというような形で、議会の皆さんにご相談をしても、一つの答えに収束することは不可能に近いと、経験からかんじています。 ある程度のたたき台を作った上で、それを元に皆さんに、議論していただくことが効率性の面からしかるべきと思っている。 』
  2. 市長答弁は
     『 立地の場所、機能、移転建て替えにはご相談、議員や会派のご意見の、提言を聞きながら! 意見を無視したことがない! 』

Q5_5)市長も副市長も、私といつ議論をした!!  提案を示された事がない。

 副市長、議員とのつきあいで、進め方は経験不足だ。失礼ながら、副市長の周辺の、なかよしクラブで政策議論をしているのかと、言いたくなる。私の提言に対して、一人ぐらいそうだと言う役人が、いなかったのか!  副市長、『ある程度のたたき台』があるなら、なぜ示さない。 合併後の公共施設の統廃合での財政効率だけで、堀岡の地区計画を阻害している。 本当に不愉快!


Q5_5)堀岡コミセンに対して、現状と課題の認識がまったく市長と違う。 (強調)

 人口が確実に減っている中で、 私は東ベイエリアでの小学校区域に公共施設を集約したい考え方と、当局はあえて施設を分散化をしようとしている。真っ向から違う。  皆さんに現場を見ていただきたい。  海竜町は3.7メートルの高台にあり、避難区域内で一番高いところである。四方が道路に囲まれた4.5fの公共用地に、現在、堀岡小学校が建ち、保育園が隣接している。保育園の横で学童保育も行われている。 今、コミセンと消防屯所の移転を見込んでいる。 近隣に元気の森公園やパーク場、富山湾岸サイクリングコースも通っている。今年の11月には商業施設も張り付く。 東ベイエリアの環境は2060年の人口減対策にも対応できる。  特質したいのは、放課後児童クラブの設置である。 コミニテイセンター内に設置される放課後児童クラブが、学童保育と南北に分散することが、子育てに適した環境作りとは言えない。  市当局は何を考えている。 市の押しつけのコミセンであってはいけない! 市長、だから政策が間違っている!!!


堀岡コミセン建設場所 チエック
 ☆都市計画マスタープランの東ベイエリアの堀岡の将来像は!
   人口減対策と公共施設のありかたを問う 海竜町への施設の集合

  1. コミセンは人口の重心であるべきではないにか?
  2. 近隣住区理論(学校区域)が実践できているか?
  3. 四方向が道路に囲まれた学校区域に、複合施設が可能か?
  4. 幹線道路が隣接し空地があるか?
  5. 3.11からの教訓チエック
    逃げるときに波(海)が見えないと不安である。(避難地区の指定で海が見える場所)?
    火災が発生したとき延焼の恐れを防げる道路幅12m以上を確保できるか?
  6. 津波予測を想定した建設場所(3.7m)であるか?
  7. 一次避難、二次避難の対応はできるか?
  8. コミセン利用時の公民館長と自治会長の関係!
    公民館長の任命権者は誰ですか!
    児童室が併設されるが、地域で分散して良いか(放課後子供教室)!
    避難施設の収容人員の算出は! 堀岡の人口2700人の避難確保!
    緊急時のインフラ背整備(電気・水道・ガス)の配慮!
    公共施設の塩害と、コンクリートの長寿命化の取り組みの提案!。
























<予算特別委長への進言>
 まとめ、
 予算特別委員会は一括討議ではあるが、個々の予算や議案に対して、当局からの議員・議会に対して丁寧な説明がなされていないことが多くの議員も指摘している。 決まっていないことを決めたとの発言、片山学園の話がいつのまにかポルボーザル方式になったり、市全体にかかわる職員の給料改定や人事評価制度の説明不足等、議会の緊張感が足りない。議会を軽んじている。議会軽視だ。議員が指摘した発言は、当局は真摯に受け止めるべきだ。

 高橋、
 予算特別委員長にお願いしたい、堀岡コミセンの予算凍結すべきと考える。「議案一体の原則」であるが、議会軽視として明日の予算特別委員長報告で付言していただく事を、取りはからい 願いたい。  質疑を終わります。

 予算の一括審議での指摘事項
   ・予算凍結し予算の組み替えせよ!
   ・その前に6月議会に県有地の土地の購入費を計上されたし。
   ・職員の政策能力が向上しなければ、市長は良い政策を実行することができない。
   ・「生涯学習関する事業」 「地域づくりに関する事業」 〜地域振興会が事務所を設置
   ・地域コミニテイと防災の考え方を明確にせよ
   ・通年議会
   ・当局は真摯にうけとめなきゃなら
   ・議案一体の原則(議案不可の原則)  常任委員会の分割付託は違法


      以 上


(2016年03月17日 射水市議会予算特別委員会室 CATV放送/ネット配信 所要時間質疑応答40分)





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