射水市議会議員 菊 民夫 です。

令和2年3月予算特別委員会質問要旨

a menber of the Imizu City Assemble Tamio Kiku

質問1
  2019年10月の消費増税と昨今の経済情勢について!
   新型コロナウイルス感染症で、安全安心が脅かされている。    



<まえおき>
 新型コロナウイルス感染症で、安全安心が脅かされている。安全安心を守る為に自由が制限されている。自由とは民 主主義の根幹ではあるが、日本国民として国の方針にし従っている。自由が制限された事で日本経済も先行き不透明。 景気後退といってもいいのではないか。 市長の新年度予算の所信表明で、消費税率引き上げ後の消費者マインドの 動向に注視していると! 企業の3月決算時期でもあり、世界同時株安 日経平均株価が安定(下落:暴落)していない ことで、為替(円高)にすぐ跳ね返ってくる。それが企業を圧迫する。  そこで、昨年の10月の
消費増税(8%~10%)が実施された。増税対策として、国のとった施策の主なものは、軽減税 率であったり、幼児教育の無償化、プレミアム付き商品券、住宅ローン減税の延長、マイナンバーカードの自治体ポイ ント、キャッシュレス決済によるポイント還元等がある。3月補正予算で事業の確定による減額、予算不足での増額、 成果実績による減額で3億1千2百万余り。
 射水市民の個人消費にどんな影響を与えたか順次お尋ねします。

質問要旨
   ①プレミアム付き商品券(逆進性)について?          商工:作道
   ②住宅ローン減税(拡充・延長)について?           建住:小川
   ③マイナンバーカード利用ポイント(自治体ポイント)について? 総務:杉本
     ・新年度:消費活性化策としてマイナーポイント(マイキーID設定支援)?


①プレミアム付き商品券について?
 2019年10月1日になされた消費増税では、所得が少ない人ほど税負担が重くなる問題が指摘されています(これを 「逆進性」といいます)。申請受付期間 7月22日(月)から11月29日(金)。例えば、地方自治体が25,000円の 額面のプレミアム付商品券を発行し、住民は20,000円で購入します。最大5,000円のプレミアム(お得)が付くので購入者 は購買意欲が高まります。そしてプレミアム付商品券は、発行した地方自治体内でしか使うことができなので地元にお金 が落ちます。このようにプレミアム付商品券は、経済の押し上げ効果と地域振興を同時に達成できます。ただ、プレミア ム分は政府が支出しているので、税金が使われています。そのため、プレミアム付商品券を使った人は実質的な減税とな り、所得税などを支払っていながらプレミアム付商品券を使わなかった人は増税になります。2019年10月に実施するプレ ミアム付商品券は、この「使う人は減税、使わない人は増税」になる性質を利用して、子育て世帯と低所得者を救済しよ うとしています。
 逆進性に対すて、住民税非課税、子育て世帯分として売り出した4千円5セット2万円分を、2万5千円(25%)。

  Q1)対象人数は何人か?~(2325人:検証は世帯数はわからないのか・システム)
  Q2)住民税非課税(申請)、子育て世帯分(0~3歳半)の対象者で伸びなかった理由は?~(節約志向が働く)
  Q3)実質の販売と事務経費はどれだけか?~(8800万+5600万:事務経費)
  Q4)事務経費は3月補正で戻るのか?~戻る
  Q5)申し込み状況では、県内で何番目?~(3番目) 頑張ったほうかな
  Q6)増税したが、個人消費を支えたと思うか?

②住宅ローン減税(拡充・延長)について?
  消費税10%適用された2019.10.1~2021.12.31までの住宅。ローン残高1%を所得税から10年間控除。

  Q1)住宅を含む射水市内の確認申請の状況について?~(2019~2016)
  Q2)平成30年353件は何故伸びたか?~(大門・大島の宅地造成)
  Q3)今年1年あるが、住宅が建っていない?~(宅地造成、景気連動)

③マイナンバーカード利用ポイント(自治体ポイント)と、
  消費活性化策マイナーポイント(マイキーID設定支援)の違い?

  Q1)マイナンバーカードの2018~2019の登録状況について?
      ・9.74%(30) 10.70%(R1) 12.97%(R2.2)
  Q2)人口に対しマイナンバーカード普及促進の自治体ポイント?
      ・(普及なし・名物チョイス)廃止予定
  Q3)「マイナーンポイント制度」について?
      ・(上限2万円分を2万5千円:国25%のプレミアム)マイキーID設定支援
      ・2020/9~2021/3(期限付き)

*2020年度に実施を予定している消費活性化策(9月補正)として、マイナンバーカードの所有者で一定額を前払い した方に、国がプレミアム分を加算したポイントを付与する「マイナポイント制度」を実施します。(制度の詳細につ いては、国で検討中)この「マイナポイント」をもらうためには、マイナンバーカードを利用し、事前にマイキーID を設定する必要があります。(市HPより)


質問2
  埋蔵文化財整理室移転整理事業について!
   平成30年度の収納出土品資料整備業(682,000円 )での議論は?    



<まえおき>
 2月11日は「建国記念の日」。紀元節(きげんせつ)は、古事記や日本書紀では初代神武天皇が紀元前660年2月11日に、 橿原の宮(奈良県橿原市:人口124,470人)で即位し、政をした日を祝日と定めている。
 令和の年号が変わり、昨年の11月、天皇が即位してのち、はじめて新穀(しんこく)をもって天神地祗を祭る儀式。 五穀豊穣と国の安寧を願う皇位継承儀式、『大嘗祭』が国事行為として行われた。千三百年の時を越えて守られてきた祭 儀(神と人が 同じ場所(内陣)で食事を共にする儀式)は日本の歴史と文化の象徴であると思う。12月初旬上京し、その祀り ごとが行われた大嘗宮の一般参観をいしてきた。
 この大嘗祭は7世紀後半の天武天皇以降で古くは『貞観儀式じょうがん』『延喜式えんぎ』に見ることができ、戦国期 の200年を除いて天皇即位の儀は今日まで引き継がれている。特に、宮内庁では、大嘗祭で使う新穀(しんこく新米)の産地 を、亀の甲羅を焼いて占う古来の「きぼく亀卜」で行われている。日本国を神話の世界を通して、天皇皇位継承の証とし ての三種の神器等、今の子ども達にどう伝えるか難しい課題であると思う。


 歴史を検証するうえでの『埋蔵文化財事業』について質問いたします。
平成30年6月定例会予算特別委員会で「収納出土品資料整備事業」として計上された682,000円について! 当時の答弁は、「収蔵された、膨大な埋蔵文化財の資料的価値を整理し、ランク付けと、仕分けを行うものとする。 埋蔵文化財を有効活用につなげていく。」との答弁であったと思うが、私は、将来の展示方法について、出土品の修復 と展示をどう見せるか? 将来の埋蔵文化財センター(仮称)建設の夢を語れ(看板をあげよ)と申し上げたが、その後ど んな議論がなされたのかお尋ねいたします。

質問要旨
  Q2)埋蔵文化財整理室にとする小杉地区の旧生涯学習センターの建設年度は?~(s59)教育:宮本
  Q3)旧生涯学習センターの延べ面積は?~(床面積 646㎡)教育:宮本
  Q4)埋文の展示場所の面積は?~(1階は解放し130㎡を展示スペース)(1500箱分)教育:宮本
  Q5)首里城延焼から見る埋蔵文化財の保険について?


「収納出土品資料整備事業」予算特別委員会 H.30.6 
即位重要祭祀 大嘗祭

*埋蔵文化財整理室メモ
  (第10款、第5項 社会教育費,埋蔵文化財調査費、埋蔵文化財整理室移転事業2,956)
    2,965,000円旧生涯学習センター改修  活用の拠点 学芸員
    生涯学習センター・旧大江公民館(埋文)・旧中伏木小学校(埋文・古文書整理)
    射水市三ケ1769‐10(縄文・弥生・飛鳥)10月めど
    ネーミング~(埋蔵文化財整理室)
    現在3000箱整理保管活用。~(埋文は増える一方)
    展示スペースを設けて整理し展示を総合的拠点として考えている。 
      学芸員、パート、開館時間、休館日、
       遺跡と併合するか。どのような展示、ジオラマ、パネル、IC,

*首里城延焼から見る埋蔵文化財の保険について?
  火災で焼失した首里城(首里城の管理運営委託;美(ちゅ)ら島財団)
    沖縄県は年間294万円の保険料~支払い限度額70億円
    保険金の受け取りは国で令和4年まで復元計画策定を求めている(7棟73億円)
      沖縄視察10月30日
 

●天皇即位と大嘗祭の記録
  1、年代、平成(大喪の礼:2.11,22~23) 令和(退位:2.11,14~15)
  2、米の収穫地(斎田点定さいでてんてい)
      東:悠紀(ゆき)地方~(栃木米)
      西:主基(すき)地方~(京都米)
  3、天皇皇位継承の証は神話の世界
      ●八咫鏡(やたのかがみ:伊勢神宮)~天皇が伊勢神宮へ奉告祭をする
      ◎草薙剣(複製皇居くさなぎけん:熱田神宮)
      ◎八尺瓊勾玉(本物皇居やさかにのまがたま)
      ◎国璽(こくじ 国の印章)
      ◎御璽(ぎょじ 天皇の印章)
  4、神話に基づき三種の神器を受け継ぐ儀式(即位日程)
       5月 1日:剣璽(けんじ)等継承の儀(三種の神器~天皇皇位継承の証)
       5月13日:斉田点定の儀(亀卜きぼく)
      10月22日:即位礼正殿の儀(王座 高御座たかみくら)
      11月10日:祝賀御列の儀(即位パレード)
      11月14日:大嘗祭(夕:悠紀) (朝:主基)
      12月 5日:大嘗宮の一般参観
  5、占い
      亀卜(きぼく)は厚さ約1ミリに加工されたアオウミガメの甲羅を火であぶり、ひび割れの状態をみる占い

●千三百年の時を越えて守られてきた祭儀。
 令和元年、11月14・15日に国の安寧と五穀豊穣を祈る儀式後、皇居 大嘗宮を拝見!
大嘗祭は、天皇が即位してのち、はじめて新穀をもって天神地祗を祭る儀式で、記紀から天武天皇の時(7世紀後半)以降 の可能性が大きいとされる。大嘗祭の祭場の中心となる大嘗宮の制度は古くは「貞観儀式」や「延喜式(神祇七・践祚大嘗祭の項)」に見ることができる。 大嘗祭は近代にいたるまで一部の中断はあったものの継続している祭儀であるが、その間に建物の形も若干変化している。 伊勢神宮も古いが、住吉大社も古い起源ををもつ神社である。奥行き4間、間口2間で切妻造り妻入で前後二室(内陣・外陣) から成り立ち、柱は掘立柱、堅魚木八枝、置千木が「住吉の形式」であり、神事の内容も住吉神社に酷似している。神と人が 同じ場所(内陣)で食事を共にする儀式が形式化して『住 吉造り』に定着したと考えられている! 今回の大嘗宮は、千三百 年以上の伝統を変更 し、生命力の高い「青茅」から板葺宮殿で斎行された。
 [建設は清水建設が9億5700万円(予定価格15億42 00万円の6割)で一般競争入札で落札し受注した。]

●11月の皇位継承儀式・大嘗祭で使う新穀について。
 収穫地(斎田さいでん)の地方を決める斎田点定(てんてい)の儀が13日、皇居・宮中三殿で行われた。亀の甲羅を焼いて占う古来の「亀卜きぼく」により、東西2か所の斎田の都道府県が決まる。占いの結果は天皇陛下に報告の上、同日中に発表される。 午前10時前、宮中三殿の前庭にモーニング姿の山本信一郎・宮内庁長官が入り、都道府県名入りの封筒が収められた箱を台の上に置いた。箱を受け取った掌典長ら4人は古式の衣冠姿で、前庭に設けられたテント張りの斎舎さいしゃに入り、亀卜を行った。 亀卜(きぼく)は「秘儀」のため非公開で約40分間行われた。斎舎の外では山本長官ら十数人が儀式の終了を待った。宮内庁によると、亀卜は厚さ約1ミリに加工されたアオウミガメの甲羅を火であぶり、ひび割れの状態をみる占いで、東日本の悠紀ゆき地方と、西日本の主基すき地方を決める。悠紀地方は新潟、長野、静岡以東の18都道県から、主基地方は3県より西の29府県から1か所ずつ選ばれる。 宮内庁は今後、占いで決まった2か所の都道府県知事に通知した後、自治体と相談しながら具体的な田んぼ(斎田)を決める。平成の大嘗祭では、悠紀地方は秋田県、主基地方は大分県と決まった。
 [アオウミガメ さいでんてんていの儀]

●国事行為として。
大嘗祭は宗教的性格を有するが、憲法に定められた皇位継承を行ううえでの重要な儀式であり、皇室の私的行事とはならない。国費から支出することに問題はなく、議論も尽くされていて、何を懸念されているのか真意をくみ取れない」と述べました。 「大嘗祭」は、天皇が即位後、初めて新しく収穫された米などを天照大神とすべての神々に供えたうえで、みずからも食べ、国と国民の安寧や五穀豊穣などを祈る儀式です
 [国事行為?皇室の私的行事なら内廷費?=戦後 宗教色が強いので問題視された]



質問3
  GIGAスクール構想について!
   学校のICT環境整備に係る地方財政処置について    



<まえおき>
市長の所信表明に出てくる用語
  PDCA構想,  SDGs, ソサエテイ5.0, IOT,  ICT, AI,  RPA, GIGAスクール, 5G,
  CBT,  8050問題, CCRC構想, ALT,  KPI, ソーシャルボンド(JICA)

 子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現に向けて、 1人1台端末環境は、もはや令和の時代における学校の『スタンダード』だと、文科省は、「学教教育の情報化の推進に 関する法律」を公布(R1.6.28)し、令和元年12月19日、文部科学大臣を本部長とする「GIGAスクール実現推進本部」が設 置され、実現ロードマップを公表し、その為に補正で、「小中の学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業」、当初予 算で「高速大容量通信ネットワーク及び電源キャビネット整備事業(262,400)」が盛り込まれたことは周知の通りでありま す。今議会の中でも代表質問・一般質問がありました。そこで

質問要旨
  Q1)補正・新年度予算のネットワーク整備事業の内容についてお尋ねします?
      (ランとキャビネット・ランとパソコンを収納する電源キャビネット)
  Q2)令和2年2月28日付けの文科省の通達では、PC購入を市町村の共同調達としているが、
     各市町村のICT化には自治体差があるのでは?
     射水は県内で何番目?
       (県内3番目 一番は氷見)
  Q3)国はPC一台当たり4.5万円の補助としているが、今年度の6月補正があったとして、整備台数導入スキーム
     を何台申請するのか? 現在6人に1台だが?令和2年度に2人に1台
       (R1:PC1,535台/1/6 ~ R2:PC2,561台/小56+中1) 生徒数7,404人
  Q4)共同調達でのPCは、リース又は買い取りか?
  Q5)令和元年に「学校ICT環境整備に係る地方財政処置」で導入したPC1,535台については国の補助率は
     いくらか問う、又、この事業は令和4年で終わるが、何を対象とした財政処置なのかお尋ねします。
       (PC1,535台~1/3補助) 統合型校務支援システム
  Q6)今年度から新学習指導要領の導入でアクティブラーニング授業が実施されるがハード面ソフト面もあるが
     射水市の対応は?
       (議論を中心に授業;ICカード連携型&ハンディ型~広まらない授業)

 *今後クラウドの促進が大きな課題だと思うが子ども達のためにご努力を! 終
 *市長の所信表明でもSDGs, ソサエテイ5.0が枕詞 哲学か!! (形骸化しないか)
 *
文科省「児童生徒一人一台PC」にリンク
 * 文科省GIGAスクール構想の実現ロードマップにリンク
 * 射水市市立小中学校・令和元年に「学校ICT環境整備に係る地方財政処置」
 * 射水市市立小中学校・GIGAスクール構想のICT教育環境整備

  <GIGAスクールのスキーム資料>
   ①生徒児童1人1台の情報端末、
     および高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備。
   ②クラウド活用推進、
   ③ICT機器の整備調達体制の構築
   ④利活用優良事例の普及
   ⑤利活用のPDCAサイクル徹底





<用語解説>

 PDCA構想,  SDGs, ソサエテイ5.0, IOT,  ICT, AI,  RPA, GIGAスクール, 5G,
 CBT,  8050問題, CCRC, ALT,  KPI, eラーニング, OECD, アクテブラーニング

 PDCA構想:PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、生産技術における品質管理などの継続的改善手法。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。品質管理システムである ISO 9001、ISO 14001、ISO 27001、JIS Q 15001 などに用いられている。  射水市の対応:PDCAサイクルでの進行管理 射水市総合戦略の施策については、重要業績評価指標(KPI2)を設定し、毎年度、外部評価委員会である射水市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会において、効果検証・事業改善を行う。また、必要に応じて、射水市総合戦略の見直しを行う
  ・第 2 次射水市環境基本計画(バイオマス)
  ・射水市まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成30~令和1年) 72,000人
  ・射水市教育振興基本計画(後期)
  ・射水市バリアフリーマスタープラン(案) 利便性でどんなまちに?
  ・射水市地域福祉計画・アクションプラン
  ・第2期保健事業実施計画(データヘルス計画)


 SDGs:外務省~持続可能な開発目標(SDGs esude-zizu)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。 第2次射水市総合計画の関連:SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための開発目標です。SDGsの具体的な目標として、健康的な生活を確保し、福祉を推進することや公平で質の高い教育の提供及び生涯学習機会の促進等17の目標がありますが、その多くが既に本市の総合計画に掲げた施策の理念と一致しており、総合計画を着実に推進することでSDGs達成を目指します。又、JICA債は、国際資本市場協会(ICMA)が定義を公表している「ソーシャルボンド」の特性に従う日本初の債券であり、加えて、2016年12月に決定された、日本政府の「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」において、SDGsを達成するための具体的施策のひとつとしても位置づけられています。今後も、射水市はその公共性・公益性に鑑み、持続可能な社会の形成に向けた社会的責任を果たしていきたいと考えております。
 ・第2次射水市総合計画
 ・射水市都市計画マスタープラン全体構想
 ・第2期射水市まち・ひと・しごと創生総合戦略(基本目標)
 ・独立行政法人 国際協力機構(JICA)が発行する「ソーシャルボンド」への投資について
 ・SDGsを原動力とした地方創生、潮流を捉え 目標や評価が後についてくる。


 ソサエテイ5.0&IoT:政府の第5期科学技術基本計画(2016年1月)において初めて提唱された考えです。当初は日本の科学技術政策の中で生み出された考えでしたが、わが国そして世界が目指すべき未来の社会像として、世界中に広まりつつあるコンセプトであり、政府のみならず産業界や学術界も一緒になって取り組みを進めているものです。  サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて内閣府で提唱されました。 これまでの情報社会(Society 4.0)では知識や情報が共有されず、分野横断的な連携が不十分であるという問題がありました。人が行う能力に限界があるため、あふれる情報から必要な情報を見つけて分析する作業が負担であったり、年齢や障害などによる労働や行動範囲に制約がありました。また、少子高齢化や地方の過疎化などの課題に対して様々な制約があり、十分に対応することが困難でした。 Society 5.0で実現する社会は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服します。また、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されます。社会の変革(イノベーション)を通じて、これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会となります。
 ・射水市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定(P2)


 IOT:【 Internet of Things 】 モノのインターネット。IoTとは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。 これまでの情報システムとの違いとして、個々の機器の取り扱うデータ量や処理量、通信量は少ないが機器の数が桁違いに膨大であることや、従来のコンピュータ製品が人の周りや特定の場所(建物や部屋)に集中しているのに対しIoT機器は世の中の様々な場所に分散して配置される点などがある。
こうした特徴を反映し、低コストで生産でき低消費電力で稼働するICチップや、多数の機器からデータを集約して解析したり、同時に多数の機器を制御するソフトウェア技術、伝送速度は遅くても装置の消費電力が少なく多数の機器を一つのネットワークに収容できる広域的な無線通信技術(LPWA:Low Power Wide Area)、環境中から微小なエネルギーを取り出す技術(エナジーハーベスティング)などの研究・開発が進められている。  射水市の実証事業
 ・安全・安心に関わる台風や豪雨等
 ・除雪作業の効率化や出動タイミングの判断
 ・大学と共同研究を行い 人手不足を解消する
 ・第4次射水市行財政改革集中改革プラン(案)・タブレット・マイナンバーカード  ・若者の防災意識向上のため新たなまちづくり
 ・射水市行財政改革大綱・集中改革プラン(業務の効率化)
 ・第3回射水市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会(キャシュレス・PayPay)


 ICT:( Information and Communication Technology)情報通信技術。ICTとは、情報や通信に関連する科学技術の総称。特に、電気、電子、磁気、電磁波などの物理現象や法則を応用した機械や器具を用いて情報を保存、加工、伝送する技術のこと。「IT」(Information Technology:情報通信技術)もほぼ同義として用いられ、日本ではITの方が定着しているが、国際的にはICTの方が通りが良い。総務省の「IT政策大綱」が2004年から「ICT政策大綱」に名称を変更するなど、日本でも定着しつつある。
 ・射水市多職種連携支援システム(ICTツール)/ 2019年10月から導入
 ・ICT活用学級復帰支援協働事業
 ・自学自習にICTを. 活用できないか検討
 ・認知症の人と支援者がICT
 ・小学校におけるICTを活用した授業を推進
 ・歌の森小学校及び小杉南中学校の大規模改造
   (タブレットパソコン、大型モニターやプロジェクター等)


 AI:人工知能(Artificial Intelligence)。人工知能とは、人間にしかできなかったような高度に知的な作業や判断をコンピュータを中心とする人工的なシステムにより行えるようにしたもの。応用分野として、チェスや将棋、将棋など知的なゲームで対局するシステム、画像や映像に映る物体や人物を識別する画像認識システム(コンピュータビジョン)、人間の発話を聞き取って内容を理解する音声認識システム、言葉を組み立てて声として発する音声合成システム、ロボットや自動車など機械の高度で自律的な制御システム(自動運転など)、自動要約や質問応答システム、高度で自然な機械翻訳といった様々な自然言語処理などがよく知られる。
・射水市行財政改革大綱・集中改革プラン(業務の効率化や生産性を高める)
・射水市人材育成基本方針について(労働生産性の向上やワーク・ライフ)


 RPA:(Robotic Process Automation)。ソフトウェアロボットが、業務プロセスを自動化することを指します。複数のアプリケーションを連携して操作したり、表示した画面の内容を確認して入力する作業など、今まで人手で行っていた事務作業を、ソフトウェアロボットが代行してくれます。RPA は、使用するアプリケーションは変更せず、人が行うPC 操作等のオペレーションをソフトウェアロボットがそのまま同じように自動で行います。たとえば、WEB ページに表示された画面の特定の文字を探して、関連するデータをコピーして、社内システムを自動的に 立ち上げそのデータを入力したりできます。
 産業ロボットの違い: RPA は、多くの場合ロボット専用のハードウェアを必要とせず、既存システムのPC などにソフトウェアロボットを導入し、カスタマイズして動きます。ソフトウェアロボットは、経年劣化の心配はなく、機械である産業用ロボットのように油を注したり、長く保つためにきれいに磨いたりする必要はありません。
 ・自治体行政スマートプロジェクト事業(令和2年2月末) 国17,486,000
 ・働き方改革


 GIGAスクール構想:子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現に向けて、令和元年12月19日、文部科学大臣を本部長とする「GIGAスクール実現推進本部」を設置しました。 「児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するための経費」が、令和元年度補正予算案で2019年12月13日に閣議決定されました。これを受け、文部科学省は大臣メッセージとして「1人1台端末環境は、もはや令和の時代における学校の『スタンダード』」だと示し、「ハード・ソフトの両面からの教育改革」に取り組むと宣言しています。これを実現するための全体像を描いたものが「GIGAスクール構想」です。
  <経過処置>
   ・令和元年6月28日、学校教育の情報化推進に関する法律が公布・施行。
   ・令和元年12月19日、文部科学大臣を本部長とする「GIGAスクール実現推進本部」設置。
   ・令和2年2月28日、「GIGAうクール自治体ピッチ」の開催~市町村で共同調達(一台45000円)
  <GIGAスクール構想(全国一律のICT環境整備)>
   ・電源供給アイテム:LANケーブルやハブ、タップ等
   ・クラウドの促進
   ・アクティブラーニング授業
    (議論を中心に授業;ICカード連携型&ハンディ型)が広まらない。

 ・射水市まち・ひと・しごと創生総合戦略
 ・射水市教育振興基本計画(後期)~補正予算・新年度予算


 CBT:コンピューターを利用した学習支援システムのこと。ユーザーの理解度に合わせて、学習の進行状況を調整できるのが特徴。最初はコンピューター1台を使うだけだったが、ネットワークを利用したeラーニングへと発展した。

 8050問題:名付け親は大阪府豊中市社会福祉協議会所属のコミュニティ・ソーシャルワーカー勝部麗子。引きこもりの若者が存在していたがこれが長期化すれば親も高齢となり、収入に関してや介護に関してなどの問題が発生するようになる。これは80代の親と50代の子の親子関係での問題であることから「8050問題」と呼ばれるようになった。該当している親子の親には収入がなくなっている状態であり、様々な理由から外部への相談も難しく、親子で社会から孤立した状態に陥っている。 顕在化した事件は2018年3月5日の北海道新聞では該当する親子がそろって孤立死したという記事が掲載された。これは1月に検針に来たガス業者が異変に気付き、中に入ってみれば親子で孤立死しており、これは前年に死んでいたと思われる状態であった。
 ・射水市いのち支える自殺対策推進計画(2019~26)


 CCRC構想:(Continuing-連続,Care-ケア,Retirement-退役・引退・退職,Community-共同社会)。「高齢者を地方に移住させる」。 国が進める構想で、老後は豊かになるのでしょうか。 アメリカで広がる「CCRC」と呼ばれる高齢者のまち。国は日本版のCCRCを「生涯活躍のまち」と名付けて、地方創生の柱としています。 石破地方創生相 「CCRC、生涯活躍のまち。 これが地方創生の大きな手段。」 自治体や企業は国からの交付金を期待して、次々と開発に乗り出しています。日本版CCRC構想は、「東京圏をはじめとする高齢者が、自らの希望に応じて地方に移り住み、地域社会において健康でアクティブな生活を送るとともに、医療・介護が必要な時には継続的なケアを受けることができるような地域づくり」を目指すものである。
 1,東京圏をはじめ大都市の高齢者の地方移住の支援
 2,「健康でアクティブな生活」の実現
 3,「継続的なケア」の確保
 4, 地域社会(多世代)との共働
 5, IT活用などによる効率的なサービス提供
 6, 居住者の参画・情報公開等による透明性の高い事業運営
 7, 関連制度や「地方創生特区」等の活用による政策支援

 アクティブラーニング:議論を中心に授業(ICカード連携型&ハンディ型)
生徒が能動的に質の高い学習に取り組めるよう考案された学習方法です。先生の言葉数を減らし、生徒に議論などをさせ主体的に学んでもらうことで、本当に学ぶ力というものをつける、というような流れになっています。  アクティブラーニングの欠点は、・進行にに時間がかかる•現行の入試制度に対応できない•教師への負担が大きい•学力が測りづらい、等が挙げられています。文科省は「ゆとり教育」からの脱却で、以前の「詰め込み教育」に戻るわけではなく、子供の理解の質を高める目的でアクティブラーニングの導入を急いでいる。 先生が教壇に立って一方的に物事を教えるのではなく子供が「参加型」で学んでいく授業のことをアクティブラーニングと言う。具体的には、ディスカッション、ディベート、フィールドワーク、実習、プロジェクト学習を言う。

 eラーニング:(イーラーニング、英語: e-learning, electronic learning)とは、情報技術を用いて行う学習や学びのことである。 eラーニングの "e" は、electronic(電子的な)の意味であり、日本語においてもアルファベットのままの表記が多い。 eラーニングに使用する機器としては、パーソナルコンピュータ(PC)、CD-ROM、DVD-ROM、デジタルテレビ、携帯端末(携帯電話、PDA (携帯情報端末)等)などがあげられる。また、情報通信に関しては、インターネットなどのコンピュータネットワークを通じて、ハイパーテキスト、電子メール、[電子掲示板]、電子会議、[ストリーミング|ビデオ配信]などの技術が活用されている。

 OECD(経済協力開発機構):生徒学習到達度調査「読解力」の順位11位  OECDは、欧米諸国、アメリカ、日本などを含む約30か国の加盟国によって構成されており、「世界最大のシンクタンク」として様々な分野における政策調整・協力、意見交換などを行っています。文部科学省は、教育・科学技術分野における諸活動に参加・協力しています。 OECDでは、「教育政策委員会」(前身の教育委員会は1970年設置)と「教育研究革新センター:CERI(Centre for Educational Research and Innovation)」(1968年設置)の2つの機関を設置しています。教育政策委員会が各国の政策課題の分析を行うのに対して、CERIは教育の改革とその実践のための研究を行っています。このほか、OECDの枠組みの中で任意の加盟国や教育・研究・行政機関等をメンバーとする、「生徒の学習到達度調査(PISA)」や「高等教育機関の管理運営に関するプログラム(IMHE)」、「教育施設プログラム(CELE、2009年1月に前身のPEBから改編)」等が設置されています。全加盟国の教育関係者が出席する「教育政策委員会会合」と「CERI運営理事会」は、年に2回(春・秋)定期的に開催され、教育分野におけるOECDの事業活動の成果についての評価や今後の方向等について検討しています。

 KPI(重要業績評価指標): Key Performance Indicator
 目標の達成度合いを計るために継続的に計測・監視される定量的な指標のこと。組織や個人が日々活動、業務を進めていくにあたり、「何を持って進捗とするのか」を定義するために用いられる尺度であり、現在の状況を表す様々な数値などの中から、進捗を表現するのに最も適していると思われるものが選択される。  わかりやすさと納得感  KPIを用いてマネジメントする際にしばしば起こる問題としては、苦労してKPIを設定したものの、KPIがあまり意識されずに行動されてしまうことがあげられます。これは、そもそもKPIが複雑すぎたり、目標とKPIの因果関係の希薄さ、KPIの趣旨徹底の甘さが原因になっていることが多いようです。このような状況に陥らないためには、KPIの数を多くしないことが重要です。一組織・個人に設定するKPIの数は3~5個が適当とよくいわれます。最大でも10個程度で、それ以上になるとたいていの人は理解できなくなってしまいます。また、組織目標・戦略の変更に応じて、KPIを柔軟に変更することが重要です。時間の経過とともにKPIと目標との因果関係が薄れ、KPIが形骸化してしまうことが多いからです。従業員の理解促進のために、教育プログラムを実施したり、KPI設定プロセスに参加してもらったりすることも重要になります。

 5G:4Gの通信速度の理論値は下りが最大100Mbps。これは1GBの動画をダウンロードする場合、約1分25秒でダウンロードできる計算になります。4G登場時は、これも大きなインパクトで、4Gになってから動画コンテンツを視聴するシーンが増えたと感じる方も多いかと思います。一方、5Gの通信速度は下りが最大10Gbps(10,000Mbps)。単純計算で4Gの100倍となり、一般家庭で利用されている光回線通信でも下りの通信速度は1Gbps~2Gbpsなので、理論上はそれらの回線より5倍も速い通信速度となります。ウェブサイトの読み込み速度やファイルダウンロードに劇的な変化が生まれます。 今後はIoT化が急速に進み、身のまわりのありとあらゆるモノがインターネットに接続することで、トラフィック(通信回線を利用するデータ量)の急増が見込まれる。
 たとえば、家庭の中に無数にある各種家電、いつも身に付けるウェアラブルデバイス、自動運転カー、産業用ドローンなどがその代表格。ほかにも、遠隔医療(診断)、遠隔手術、農業用センサー、道路や橋梁の異常検知センサー、セキュリティカメラおよびセンサー、高齢者や子どもの見守り機器、ペットの見守りアイテムなど、例をあげようとすると枚挙にいとまがない。それらの機器がワイヤレスで通信を行うことは間違いなく、そこで本命視されているのが5G通信網というわけだ。また、映像の8K化や立体化など、コンテンツのリッチ化においても、衛生放送や光ケーブルによる伝送はコスト面を含めて限界があるため、5G通信による解決が期待されている。



   質問を終わります。


(2020年3月16日 射水市議会予算特別委員会室 CATV放送/ネット配信 関連質問は質疑応答40分)





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