射水市議会議員 菊 民夫 です。

令和2年6月予算特別委員会質問要旨

a menber of the Imizu City Assemble Tamio Kiku

質問1
  国の一次・二次補正にともなう予算について!
   新型コロナウイルス感染症で、予算の流用・組み替え・予備費・財政調整基金について。    



<まえおき>
 今議会で、国の新型コロナ対策費として「交付金」による一次・二次補正予算や市の単独予算が組まれ、市の一般会計 予算総額529億8853万円が市長から提案された。当初予算から見ると8.3%の増である。  3月の当初予算総額443億3119.3万円であり、本来なら、予算は議決された内容に従って執行すべきものであるが、 予算成立後の種々の理由で予算の流用や組み替えが行われた。

        【 流用・組み替え・予備費・財政調整基金 】

  * 「新型コロナウイルス感染症対応 地方創生臨時交付金」を含めて
     7億8,585.9万円(1次補正) +6,621.6万円(2次補正)
     特別定額給付金(10万円の現状)、国の持続化給付金

  * 「射水市新型コロナウイルス対策基金」
     ・特別職の期末手当の減額が先決処分(5/25) 1,620千円
     ・議会運営費の減額 3,566千円
     ・市民の皆さんのご寄付

  * 「財政調整基金繰入2億3400万円+400万円(子育て応援臨時交付金)」

  * ドイツの法学者・経済学者・社会学者のマックス・ウエーバー
       政治が天職

  *国の二次補正予算 31.9兆円
    ▽赤字国債を22兆6124億円
    ▽建設国債を9兆2990億円、発行します。
     これにより、当初予算と第1次補正予算を含めた今年度の国債の新規発行額
     は過去最大の90兆2000億円に達し、歳入の56.3%を国債にたよる。


質問に入ります
Q1)、予算案の編成権・提案権というのは、地方自治法により定められた市長(首長)だけの特権ですので、特別職の期末手当の減額が先決処分(5/25)とした理由は?     (答)市長・ 企画管理 島木
 <特別職の期末手当の減額が先決処分(5/25) 1,620千円>

 私は3月議会を経て、新型コロナ対策に対して自制、自粛し、今回、つくずく地方議員の無能さを感じた次第で あります(政治に携わりながら一般市民と同レベル)。対策に対して手も足もでない。議会から出した要望書もまったく 意味をなさない。国会で議論された国の補正予算、対策費・地方創生臨時交付金、執行権を持つ自治体の裁量による市 当局からの施策の報告のみ!   早期成立、早期執行が議会の責任と思う

    ・政治は結果責任であるが、専決処分は議会にも相談があってもよいのでは?
    ・民意でよくやったと言えるのか? 50%の減額
    ・私は期末手当の減額はすべきではない。専決処分不要では?

<先日、市報が配られた。 その中に市長の後援会便りも配布されていた! 不快>
 市長、政治家には三つの資質が重要と言われている、一つは「情熱」、二つ目は「責任感」、三つ目は「目測能力」 。  物と人に対する距離感を見極め。 公職選挙や民主主義の根幹にかかわる。 自治会で配布されることが当たり前になり、馴れ合いになるのが恐い! 市長への忖度! 自制・自粛 職業政治家は倫理が必用。   (答)市長

Q2)、議会費の処理の仕方?   (答)財政課長 坂井
    ・第1款(かん)議会費・第1項議会費・1目議会費・8・13節において
 議会費、行政視察費を使用しないとして全額翌年度に繰り越しされるべき事案。予算をチエックする側の議員が自ら組み替えするものではない(予算執行できる市当局の専権事項)

Q3)、流用については財務規則でルールを明確に規定しているか!   (答)財政課長 坂井
    (運用については適正に計るべきでは???)
 歳出予算は、各款(かん)相互の流用は禁じられている。~人件費の流用は理解するが、予算は議決された内容に従って執行すべき。 流用に必用な手続きを(安易に流用を認めるべきではない)!

Q4)、予備費と財調の使い分けについて!   (答)財務管理 一松
 国は二次補正として10兆円予備費 「持続化給付金」。予備費は緊急を要する場合に限り専権事項として議会の議決を必用としない事を承知している
 今議会の補正は 「財政調整基金繰入2億3400万円+400万円(子育て応援臨時交付金)」としているが、新型コロナ 対策を承知しているが、財政の取り崩しは議会に相談がなかったように思えたが!

Q5)、射水市新型コロナウイルス対策基金はどれだけ積み上がったのか?   (答)財政課長 坂井
    「射水市新型コロナウイルス対策基金」
    ・特別職の期末手当の減額が先決処分(5/25) 1,620千円
    ・議会運営費の減額 3,566千円
    ・市民の皆さんのご寄付


Q6)、新型コロナで一般会計予算の見直しについて!   (答)財政課長 坂井 ・ 納税 板坂 ・ 市民税 吉岡

<まえおき>
 国は、ワクチンや治療薬が出てくるまでは長期戦を考え、第2波、第3波の可能性が考え予備費を10兆円積んだ。6月19日から全国の移動解禁が認められ経済活動が再開されたが、企業業績の悪化に伴う税収減が見込まれ、対策費を安定確保できない懸念がある。

1、年度途中ではあるが、予算の大幅な見直しが予想される。新型コロナウイルスの影響により納税が困難な方へ徴収猶予の「特例制度」が設けられた。税収の落ち込み、現在の収納状況を問う?
   * 震災やリーマン状況との比較予想 (資料4参照)

2、税は前年課税であるが法人税や所得税、消費税等の収納率にどんな影響を与えるかお尋ね致します。
 又、今年の秋の新年度(令和3)予算編成にどう取り組むかお尋ね致します。


   * 国の補助事業の活用や財政調整基金の取り崩しなどで対応
   * 今度さらなる感染症の脅威などを踏まえ、国は地方債の発行と日銀による地方債購入を早急に
     検討されるものと思うが!
      <2021の税制改革 何を増税する! 国民から何の税から吸い上げる。市町村税UP?・・>
   * 国は自国通貨建ての国債の発行。一次補正25.7兆円、二次補正31.9兆円
     必要な財源は全額を国債の追加発行で賄う。
   * 景気後退と、税の納付猶予から、
   * 赤字国債を多発すると、(1)銀行の金利が上昇する、(2)景気が冷え込む、(3)投資家からの債務振子に。

3、リーマン時以降の市税収入状況(平成20年、21年、22年)
   *課税課(吉岡)資料提供



4、射水市の現状:コロナ納税相談件数(2020.4/1~5/31)
  *収納対策課(板坂)資料提供~徴収猶予の「特例制度」利用



質問2
  国の地方制度調査会について !
   人口減にともなう20年後の自治体の将来像の「圏域」構想の提言   



 合併して十数年が経過した。平成の合併は何だったんだろうと疑問に感じる。地方制度調査会に20年後の高齢人口がピークを迎える。人口が減少しても住民の社会制度の単位が改めて問われている。近隣との広域連携が必用と。では平成の合併で何を得た。又、新たに近隣の市町村でつくる「圏域構想」には全国の首長からも抵抗がある。私は、2016年6月の予算特別委員会でも申し上げた。当時の「仮称 とやま呉西圏域」都市ビジョンはステルス合併ではないのかと申し上げてきた。法律で新たに「圏域」を行政単位と定める国のやりかたに憤りを憶える。又、圏域単位で公共施設の統廃合を示唆している。特に医療・福祉の充実を盾に!! 
 私も20年後は91歳か!私にとって圏域ビジョンは先の見えない議論だ。多選を通して知事選とよく似ているな。先の見えないピジョンに挑戦する現職知事はいかがなものか。(一部時間切れ)

* 令和2年度の「とやま呉西圏域連携事業」に67,127千円を予算計上をしている。(令和3年ビジョン~?)
* 
地方制度調査審査会・圏域構想は見送り 2020.06.18
* 地方制度調査審査会・中枢都市圏を充実 2020.06.04
* 地方制度調査審査会・地方反発 法制化困難 2020.05.18
* 予算特別委員会(「圏域」・「中核中枢都市」・「とやま呉西圏域」都市圏ビジョン!) 2019.03.12
* 予算特別委員会(仮称 「とやま呉西圏域」都市ビジョンとは) 2016.06.23




   質問を終わります。


(2020年6月22日 射水市議会予算特別委員会室 CATV放送/ネット配信 関連質問は質疑応答40分)





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