早いもので、一期4年の任期の丁度折り返し地点に到達して、今、後援会だよりの発
刊は私にとっても新しい再スタートで在ります。英文学者の外山滋比古(とやま・しげ
ひこ)は、小さいときに、好きな色は、と聞かれて、何気なく「紫」と答えた。自分の
返事は覚えていないのに、たずねた大人の反応が意外で、印象に強く残ったと後に語っ
ている。そのたずねた人は、子どもが、そういう色を好むのは、いけないと戒め、ませ
ている証拠だという理由からであったようだ。ませるとは、どうゆうことかもわからな
い子どもに、たかが「色」のことで、大人がなぜ、こんなにこだわるのか、むしろ不思
議だったようである。
混迷する政局のなかで、政治にも「色」があります。「我がふる
さと新湊」を思うに、私にとっても、自分の政治色をはっきりすべき時であり、政治理
念や施策を通して、より一層の輪が、より大きな力となりえるはずであると確信してい
ます。
今、あなたの好きな色はと聞かれると「紫」「赤」「黒」「青」とはっきり答えら
れます。概念に、とらわれない、何かこどもの頃の、計り知れない気持ちを持ち続ける
ことは、私にとって大きな自信と誇りであり、この気持ちを貫かさせて頂けることは、
ご支援をいただいた皆さんのおかげと、深い感謝の念を覚えるのであります。月日がた
つにつれ、その色の思いが薄れることなく、現実をしっかり見据え、施策に最善の努力
をしてまいります。
地方の国際化が新たな時代を迎えるなかで、ほとんどの自治体が「国際化」「高齢化
」「情報化」を21世紀の重要施策として掲げ、4月1日付けでの市の機構改革(スクラッ
プ・アンド・ビルド)で、新設された広報国際係、港湾課に期待する者である。平成2年に
より始まった高齢者保健福祉推進10ヶ年戦略の財源処置は、おおいに勉強すべき点も
あり私にとっても福祉は大きな課題であります。
今年の7月10日から始まる、ジャパンエキスポに向けて急ピッチで進んでいる、日本
海ミュージアム構想(新港西埋立土地利用計画)や、後2年後に迫った高校総体、8年
後に迎える国体、施設の機能そして、選手の強化に対する理解はまだまだほど遠いもの
があります。
又、私たちの東部にとっての大きな課題は、昭和57年に「新湊市東部埋立地
区開発基本構想」が発表され、その翌年3月、富山新港東部埋立の着手に至り、今年初
めて、「富山新港・東埋立土地利用基本計画策定調査費」として、県より300万円の予
算が付きました。市も準備費として50万円の予算付けがなされた事は、東部地区に
とって、大きな転換期であります。この90万uに、10年目にして、ようやく重い行
政の腰が上がり、我々堀岡の住民にとっても、計画の中に位置付けられている、神通川
左岸流域下水道終末処理場(11f)、臨港道路堀岡線(550m)、近畿大学の養殖
業(4.95f)、マリーナ(14f)、新湊大橋(道路幅員23.2m)、先輩諸氏が
貫き通した15fの住宅関連用地等どれをとっても大きな難題であります。昭和39年
の新産業都市の指定を受けての28年の歳月のなかでゆっくりと動き出しました。物理
的に難しい物も含めて、計画については既存状況の開発も全体的な発展の為に行わなけ
ればならない事を、絶対に堀岡の住民は忘れてはならないのであります。そのさまざま
な考察や構想をねることは、私たちの将来に向けての、大きな責任であり、必ずや将来
の要求に限りなく役立つであろう事を、信じながら.....現実の中であなたは何を求
めているのですか?
いつも自分に問いかけています。 しるべとして....