菊たみお OFFICE
国の第四次全国総合計画(四全総)は21世紀への国土づくりの指針として、昭和62年6月に策
定され、おおむね西暦2000年を目標年次とする計画であり、東京一極集中を是正するため、地方の個性
的な地域づくりを国が支援する政策を盛り込んでいるのであります。まだまだ、地方は自らの発想はしにく
く、国が国土政策のみならず、地域政策まで全てをプランニングし、国の地域計画に適応し順応することに
慣れきってしまっているのが現状であります。プランニングの調査費は各省庁が競って多くの地域政策で具
体化しているので、そう困ることはないと思うが、新湊市が追い求める「緑と文化をはぐくむ国際港湾都市」
を実現していくための、市独自の個性豊かな街づくり事業は、「行政の熱意」と「政治家の資質」が問われ
ている時代であると、私は強く受け取止めています。そのなかで特質としたいことは、堀岡を東西に流れる
1.6Km の鍛冶川の水路の水緑景観モデル事業(建設省)、内川ウォ−タ−・フロント事業、海老江海岸1Km余りのビ−チ利用促進モデル事業
(運輸省)は、正に、住み・働き・遊び・憩う、生活の全ての面で、豊かさが感じられる街づくりの事業で
あり、私は、その実現完成に向け「実感できる豊かさの政策」に、これからも大いに勉強し、努力していき
たいと思っております。
私自身、この地に生まれ育った者として、この事業を推進していくのは楽しいものです。建築や造園の分野からた
くさんの創造が生まれてきます。川のきれいさは、人の心のきれいさでもあります。心の豊かさと、初めて
目で見、手で触れる事業にしたいものです。この事業は、まず市から県に働きかけていただくために、平成
4年の12月の一般質問に取りあげ、市当局の熱意ある御努力により、平成5年9月13日に国のモデル事
業として認可されています。今年の当初予算に4500万円、下水道資源有効利用促進費として900万円
がつき、平成9年を完成年度とするものであり、堀岡の将来にとってより良い選択であるはずです。
私の持論は市条例をつくり、市の都市美形成のモデル地区の指定をし、まず部分開発からおこなうべきであります。神楽橋周辺から
手がけ、環境総合整備事業を通して、東内川のアメニティの高い歩行者空間を話題性を持って、市民にアピ
−ルする努力が必要であると思う。今年の当初予算は4000万円が組まれ、その中から又新しい事業が生
まれてくるはずであります。
総事業費50億円をかけ平成12年まで整備が進められる予定であり、東部の住民にとって「実感できる豊かさの実現」は、海水浴や
釣りなど、最もポピュラ−な海洋レジャ−を体験させてくれるはずであります。堀岡地先の住宅用地・マリ
−ナ・海老江海岸の海水浴場、本江のふるさと海岸等、東部の一連の施設との道路の整合性を見極め、国道
415号線からの海岸への2本のアクセス道路や平岡線から海老江海岸に貫通する道路はぜひとも必要であ
り、議員として実現すべき努力を今後していかなくてはなりません。
---------------後援会だより しるべ発刊 平成6年3月より---------------
菊たみおの政策とアピ−ル(1994.3.3記)
(基本設計が終わり実施に向けて・・・・調査費をつけさせる)
(最後迄取り残される可能性あり・・・・撤去は宅地開発の早道である)
(水際の開発による明神新と西新明神の環境整備)
(文化を造る、コピ−ライタ−による水辺の物語)
(町内150世帯〜30世帯 俗名新しい町名と街のサイン)
(宅地開発の目安を何年におくか・・・・部分開発の提唱)
(商業地域の中心の復帰とミニ再開発 産業の特色がでないか)
(人口対策と街の一体化の促進)
(道路行政は長い道のり 大局の間違いはしない)
研究課題と政策協議(1994.3.3記)
(長期的展望にたって施設を図る)
(魚の取り組みと地元販売方法)
(第三と防波堤部分の周辺整備)
(415号線との道路の整合性について)
(港の構造や港湾施設の考え方が変わる)