実感できる豊かさの創造とは 
(菊民夫記1994.3.3)
 
 
  国の第四次全国総合計画(四全総)は21世紀への国土づくりの指針として、昭和62年6月に策 定され、おおむね西暦2000年を目標年次とする計画であり、東京一極集中を是正するため、地方の個性 的な地域づくりを国が支援する政策を盛り込んでいるのであります。まだまだ、地方は自らの発想はしにく  当時新湊市議会議員1期 菊 民夫(1994 44歳)  く、国が国土政策のみならず、地域政策まで全てをプランニングし、国の地域計画に適応し順応することに 慣れきってしまっているのが現状であります。プランニングの調査費は各省庁が競って多くの地域政策で具 体化しているので、そう困ることはないと思うが、新湊市が追い求める「緑と文化をはぐくむ国際港湾都市」 を実現していくための、市独自の個性豊かな街づくり事業は、「行政の熱意」と「政治家の資質」が問われ ている時代であると、私は強く受け取止めています。そのなかで特質としたいことは、堀岡を東西に流れる 1.6Km の鍛冶川の水路の水緑景観モデル事業(建設省)、内川ウォ−タ−・フロント事業、海老江海岸1Km余りのビ−チ利用促進モデル事業 (運輸省)は、正に、住み・働き・遊び・憩う、生活の全ての面で、豊かさが感じられる街づくりの事業で あり、私は、その実現完成に向け「実感できる豊かさの政策」に、これからも大いに勉強し、努力していき たいと思っております。
 
1.水緑景観モデル事業とは
  建設省が進める、都市の総合アメニティモデル事業であり、堀岡を東西に流れる延長1.6Kmの旧 鍛冶川(堀岡都市下水路)の断面の改修にともない、神通川左岸流域下水道の処理水の有効利用をはかる目 的もあり、ふれあい道路と一体的に、人と水が出会う「水辺の空間」を造り上げる事業であります。
 1、草岡神社前完成予想図   私自身、この地に生まれ育った者として、この事業を推進していくのは楽しいものです。建築や造園の分野からた くさんの創造が生まれてきます。川のきれいさは、人の心のきれいさでもあります。心の豊かさと、初めて 目で見、手で触れる事業にしたいものです。この事業は、まず市から県に働きかけていただくために、平成 4年の12月の一般質問に取りあげ、市当局の熱意ある御努力により、平成5年9月13日に国のモデル事 業として認可されています。今年の当初予算に4500万円、下水道資源有効利用促進費として900万円 がつき、平成9年を完成年度とするものであり、堀岡の将来にとってより良い選択であるはずです。
 
2.内川ウォ−タ−・フロント事業とは
 内川周辺の環境整備は、昭和61年4月から第三次総合計画のなかで、「新湊市海岸・河川アニテ ィ計画」や、 「HOOP計画」等、水辺のまち新湊を色々な角度で提案がなされてきました。内川は、放生 津潟から小矢部川に至る約3Kmの水路であり、内川を取りまく住環境は余り良いとは言えませんが、自然と のバランスを保ち、内川そのものを都市の骨格として特徴ある街づくりに変えることに多くの時間を費やし てきましたが、事業を進めることは、そんなに難しいとは思えないのであります。
 2、ウオ−タ−フロント予想図   私の持論は市条例をつくり、市の都市美形成のモデル地区の指定をし、まず部分開発からおこなうべきであります。神楽橋周辺から 手がけ、環境総合整備事業を通して、東内川のアメニティの高い歩行者空間を話題性を持って、市民にアピ −ルする努力が必要であると思う。今年の当初予算は4000万円が組まれ、その中から又新しい事業が生 まれてくるはずであります。
 
3.ビ−チ利用促進モデル事業とは
 平成4年より始まった運輸省の事業で、先に宮崎海岸(宮崎)が決まり、平成5年度に館山港海岸 (千葉県)とともに、海老江海岸990mが全国で三番目の指定を受けました。
 3、海老江海岸990m完成予想図   総事業費50億円をかけ平成12年まで整備が進められる予定であり、東部の住民にとって「実感できる豊かさの実現」は、海水浴や 釣りなど、最もポピュラ−な海洋レジャ−を体験させてくれるはずであります。堀岡地先の住宅用地・マリ −ナ・海老江海岸の海水浴場、本江のふるさと海岸等、東部の一連の施設との道路の整合性を見極め、国道 415号線からの海岸への2本のアクセス道路や平岡線から海老江海岸に貫通する道路はぜひとも必要であ り、議員として実現すべき努力を今後していかなくてはなりません。
 
4.東部地区都市整備基本計画とは
 堀岡地域は、昭和40年の国勢調査の人口、4,161人であり、新港開港後の、昭和44年の1 0月の常住人口は3,641人であります。平成6年度1月末の常住人口は3,182人であり、昭和40 年からの人口衰退は、979人にのぼります。その間、雇用促進住宅・県営住宅・県営アパ−ト・北電社宅 等により人口流失を、最小限に止めているのが現状であります。郷土を愛する住民にとって、人口の減少に 歯止めをかけ、堀岡住民だけでなく、東部全体の繁栄を講ずる施策として、東埋立の都市再開発用地15ヘ クタ−ルに300戸の住宅政策の大きな夢をみているのであります。
 4、東部地区15fの住宅開発完成予想図 
 平成3年を単年度事業として「東埋立土地利用基本計画策定調査費」として50万円がつき、平成4 年9月に「東部地区都市整備策定委員会」に1,000万円の補正がつき平成5年3月に、その報告を受け た処であります。早期実施に向けて事務経費として、今年の当初予算に50万円の「東西埋立土地利用調査 費」を当局からつけて頂いております。確かに予算は小さいが、15ヘクタ−ルの開発を行うための土地の 購入や、どの部分から着手するのか、誰が事業主体になるかを決める、重要な問題を抱えているのでありま す。この事業を進めるにあたり、私は一番最初に手がけなくてはならないと思うのは、公共施設の移転であ ります。射水町地内の老旧化した平屋の簡易耐火県営住宅を、埋立側で中層のアパ−トとして移転し、その 跡地を払い下げし、周りの波及効果を狙う構想であります。次に堀岡福祉センタ−の移転と堀岡小学校の移 転であります。これらを行うことにより海竜町と旧市街地との一体化を、自然に誘発させることが出来るは ずであります。旧市街地との一体化のための防波堤の撤去や、2本のアクセス道路等は大変時間のかかる問 題であり、早く県の港湾課や運輸省をテ−ブルにつかせる努力を、地元自治会と協力しながらやって いく 必要があります。
 
 
 
    ---------------後援会だより しるべ発刊 平成6年3月より---------------
     菊たみおの政策とアピ−ル(1994.3.3記)

  1. 15ヘクタ−ルの開発用地と、2本のアクセス道路の事業化の見通し。
     (基本設計が終わり実施に向けて・・・・調査費をつけさせる)
  2. 堀岡旧市街地との一体化を図る為、防波堤撤去の事務経費と調査費獲得について。
     (最後迄取り残される可能性あり・・・・撤去は宅地開発の早道である)
  3. 都市下水路と渡船場へのアクセス道路の調査研究について。
     (水際の開発による明神新と西新明神の環境整備)
  4. 水緑景観事業と街のアピ−ルとウォ−タフロントの開発。
     (文化を造る、コピ−ライタ−による水辺の物語)
  5. 西側進入路と自治会再編成について(宅地開発と町名)。
     (町内150世帯〜30世帯 俗名新しい町名と街のサイン)
  6. 県営住宅移転構想と宅地払い下げの運動について。
     (宅地開発の目安を何年におくか・・・・部分開発の提唱)
  7. 福祉センタ−の移転構想と跡地利用について。
     (商業地域の中心の復帰とミニ再開発 産業の特色がでないか)
  8. 堀岡小学校の移転構想と堀岡の中心街。
     (人口対策と街の一体化の促進)
  9. 415号線と道路行政について(大橋、南部線、富山西インタ−、415号)。
     (道路行政は長い道のり 大局の間違いはしない)
  10. 90ヘクタ−ルの取り組みと東部開発の波及効果



     研究課題と政策協議(1994.3.3記)

  1. 浄化センタ−の着工と有効利用。
     (長期的展望にたって施設を図る)
  2. 養殖漁業と堀岡漁業の取り組み。
     (魚の取り組みと地元販売方法)
  3. マリ−ナと周辺整備。
     (第三と防波堤部分の周辺整備)
  4. ビ−チモデルとアクセス道路。
     (415号線との道路の整合性について)
  5. FAZ:輸入促進地域の指定とテクノス−パライナ。
     (港の構造や港湾施設の考え方が変わる)



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