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カナダ
コロンビア大氷原カナデアンロッキーのジャスパーの街は標高1000mに位置する。
ジャスパー国立公園内の"コロンビア大氷原"の総面積は325Km2で、ロッキー山脈中で最大の氷域をほこる。最深度は推測365mで流出先は太平洋、大西洋、北極海にまたがる。最高標高点の山はマウント・コロンビア(3747m)で次に、マウント・スノードーム(3520m)、マウント・キッチニアー(3505m)、マウント・アンドロメダ(3450m)、マウント・アサバスカ(3491m)、マウント・キャスルガード(3077m)等3000m級の山がそびえる。
このコロンビア大氷原から流れ出る氷河には
- アサバスカ氷河(代表的な)
- ドーム氷河
- スタツフイールド氷河
- コロンビア氷河
- キャスルガード氷河
- サスカチワン氷河
代表的なコロンビア大氷原のアサバスカ氷河はバンフから182キロ、ジャスパーからは105キロに位置する。巨大な六輪駆動の雪上車に乗り氷河のまっただ中まで運んでくれる。氷河が年々後退しているのを目の当りに見て地球温暖化が進んでいるのを肌で感じた。 スキーリゾートとして名高いカナダのブリティッシュコロンビア州ウイスラー渓谷がある。
カナダアルバータ州
バンフはアルバータ州バンフ国立公園内にあり、ロッキー山脈観光の中心地である。カルガリーより135km西に位置し、レイク・ルイーズからは58km東にある。面積は4.85ku、人口は8,352人(2005年)。国立公園内にあることから、環境保護で働く人(家族)がほとんどである。
バンフの歴史はカナダ太平洋鉄道、カナディアン・パシフィック鉄道によって1880年観光地として夏季のロッキー山脈登山、冬季のスキーなどのリゾート地として開発された街である。
正面に雪に覆われたマウント・ビクトリア(3464m)がそびえ立つ”レイク・ルイ-ズ湖”(湖の由来はイギリスのビクトリア女王の娘ルイーズ姫からきている)は全長2.4km、水深は深い所で90m、流出された岩粉の量や天候、また時間帯によってエメラルドブルー、トルコブルー、グリーン等、刻々と変わりゆく水の色に時間を忘れる。湖畔にはシャトーレイク・ルイ-ズという高級ホテルと手入れされた庭園がある。
バンフ国立公園に隣接する”カナナスキス”は環境保護を意識して計画的に開発されたリゾート地である。夏はゴルフ、ハイキング、乗馬、サイクリング、フィッシング、ラフティング。冬はにはカルガリー・オリンピックでアルペン競技が行なわれたナキスカ・スキー場ダウンヒルがあり1年中いつでも大自然の中でスポーツが満喫できる。
アイスフイートルドパークウエイ 1996.7.
カナデアン・ロッキーの宝石と呼ばれるレイク・ルイーズ湖(標高1730m) 1996.7.15
米国コロラド州
ロッキー山脈の山懐にある”アスペン”はアメリカ合衆国の中央部に位置し、コロラド州の州都デンバーから飛行機で45分。カナディアン・ロッキーへのゲートウエイともいえる近代的な都市として、夏冬を問わず多くの観光客で賑わう。街並みを歩くと雄大な自然の中に洗練されたビクトリア調の建物が溶け込んでいる。
アスペンの歴史は1870年代に銀鉱山の街として栄えた。当時、鉄道が引かれオペラハウス、高級ホテル、新聞社等が建設されたが、1893年、銀の暴落以降、半世紀に渡りゴーストタウン化した。1949年第二次世界大戦後、ドイツ系移民のウオルター・ベブケが『アスペンの街の基本デザイン』をハーバート・バイヤーに依頼したことで、新しいコンセプト(機能主義)の基で街が蘇る。グロピウスが掲げた造形思考のデザイン教育(バウハウス)を実践の場としたことで、よりいっそう標高2400メトルのアスペンの自然を引き立たせた。景観を重視した都市計画、山腹の一定以上の視界の入る建物の高さをも制限し、街並みにも街路樹の高さを基準とし三階以上の建物の規制や、統一されたサイン等、至るところにデザインの工夫がさりげなくほどこされている。 この街では、1年を通してテニス、乗馬、カヌーが楽しめる。又、国際デザイン会議や音楽際、仮装フエステバル、数多くのイベントが催され夏季には150〜160万人が集う。1988年には冬季オリンピックの会場としても利用され世界的にもその名が知られた。スキーリゾート(シルキースノー)として、そしてグルメ、物品・消費税がかからないショッピングは圧巻。洗練された街と雄大な自然の中で時間がゆっくり過ぎていく。
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