「天の声」昔のことと思っていたのだが!
Date: 2006-12-11 (Mon)
■予算執行件のある知事、首長の権力とモラル。
宮崎県:前知事安藤忠恕(二期65歳)競売入札妨害容疑
和歌山県:前知事木村良樹(三期54歳)競売入札妨害容疑
福島県:前知事佐藤栄佐久被告(五期67歳)競売入札妨害容疑
岐阜県:前知事梶原拓氏(四期)岐阜県庁で多額の裏金
宮城県松島町:前松島町長内田鉄夫(58歳)競売入札妨害容疑
北海道深川市:河野順吉市長(四選68歳)競売入札妨害容疑
千葉県成田市:前市長小林攻(64歳)
最近の新聞報道やTVニュースで知事や首長が関与した「官製談合」や「収賄」に目に余るものがある。市町村合併や道州制の導入等で地方の権限が試されている。地方分権で首長は地に足のついた施策を掲げ地域住民に理解を求めなくてはいけない一番大事な時期に、金品授与の収賄があるなしにせよ公共事業がお互いの利権の温床になって報道されていることに怒りを覚える。入札制度も予定価格の公示や、地元育成の観点から指名競争入札を行使していたが今、入札金額の大小に関わらず一般競争入札も多く取り入れられている。入札者の顔の見えない電子投票も「談合」防止の一つである。いつも建設業は談合の温床で「悪」とされていることに非常な不快感を感ぜずにはいられない。激戦を制して当選した知事、多選知事の「政治団体加入」をごく当たり前のように送付(寄付供与!)され断り切れない業者もただあったと思う。これらの事項は言葉に言えない威圧感があり一言発すれば「天の声」、誰が言ったやら聞いたや何時も闇の中の話である。(笑い)
前富山県知事にも豊友会と言う資金団体があった。公共事業の確保を盾に、建設業界も強い支持をしてきたことで毎年献金の送付が当たり前のようにあった。たしかに合法(政治資金団体)ではあったにせよ、各企業は業界のつき合いとして横並びをしていただけで必要経費と認めていなかったはずである。石井知事も1期4年の折り返し地点、政治にはお金がかかる後援会「隆山会」が透明性のある政治団体であって欲しいものだ。
分権で予算執行件を持つ知事・市町村長の権力が益々強くなる。今後、多選(三期12年が良)は防止すべき重大な政治課題であろう!その為には県議、市町村議員の行政チエックは欠かせない。
岐阜県で県職員の多額の裏金(税金)流用が発覚したにもかかわらずなぜ横領罪が適用されないのか、企業ならお金を横領し返却したとしても必ず司直の裁きがある。・・・未だに役人天国!(笑い)