Date: 2004-10-30 (Sat)
10:00 第13回合併協開催(小杉町)
■庁舎問題について私はこう考えます。
小杉町は今年の3月、合併協から離脱した。その後、住民投票の結果を踏まえて、10月15日の臨時議会で協議に再加入した。その間6ヶ月余り。小杉町議会は協議に戻るための条件整備として小杉議長を含めた町議有志から協議会会長に「要望事項」が出された。郡内合併を模索した合併反対派の意見が即、小杉町議会の意見ではないと考える。なぜ回答する必要があったのか当議会に理解できない問題として残った。分家市長(協議会長)は5組長との意見集約し回答したと述べているが、協議を再加する為に、あえてお手引までする必要はない。合併を何とか成功させるために言いたい発言を控え、いまさら協議促進すれば良いと言う時期は過ぎている。一つ一つのわだかまりを持つ土井町長の責任論を今一度問い正してみたい。
最近、有志からの要望(反対派)と土井町長(反対派)の意見にずれが生じている。有志からの要望は「新庁舎の建設はしない。小杉庁舎を活用し特例債の活用をさけること」とある。土井町長は10月15日の小杉町合併特別委員会の発言では「当分の間の分庁舎方式はやむをえないが、将来にまで及ぶとすれば合併の効果がなくなる。合併後の5年後くらいに将来の姿を考える必要がある。孫子の代に影響を与えるようなことはやるべきでない」と合併特例債を肯定する発言に変わっている。13回の合併協の中で小杉町の津本委員(共産党)の発言も土井町長発言を後押ししている格好である。協議会の委員を選挙(2名)で選ばれた委員が代表ではなく個人的な発言をしているのかと言うことになる。合併をすると言っているのか、しないと言っているのか微妙な発言である。合併効果(合併特例債)と相反する新庁舎問題(新庁舎は造らない要望)や無駄な特例債とは何を差すのか、理論整然と協議会の中で問いただしてほしい事項である。
小杉町の学識経験者から、地球温暖化の観点から小杉町に庁舎(当分の間)を置くべきとの発言があった。地球温暖化が何故小杉町の庁舎に結びつくのかよくわからない!(爆笑)(^_^;)
小杉町長がスケールメリットがないと頑なに新湊市との合併に対し牽制しづけてきた南北軸に対して、新市射水市の構想に打開策(政策)を持ち合わせているのか疑問である。新湊市と射水(小杉町・大門)のアクセスが悪いと指摘するなら、行政区域の垣根を取り払う施策を「環境交通整備」として新市計画に組み込む必要があるはずである。合併特例債による合併効果を考えるのは当然であると思うが、これも土井町長にとって必要のない合併特例債なのか問いただしてみたい。
新庁舎については合併効果を考え新市計画にうたうべきである。建設場所をあえて特定する必要はない。建設場所については既存建物併設による増築か新築を、新市射水市の選挙で選ばれた市長・市議会議員で将来像を描き検討すれば良い。今の協議会委員で10年後まで決める必要はまったくない。10年後の建設費(一般財源)は9万4千人の新市射水市の税負担となることを念頭におきながら意見集約すべきである。