北野天神縁起絵巻 清涼殿霹靂時平抜刀

   [年代] 鎌倉時代 承久元年(1219)
   [法量] 
   [作者] 
   [所蔵] 北野天満宮蔵
   [解説] 北野天神縁起絵巻(承久本) 清涼殿霹靂時平抜刀
         図は、清涼殿に壮絶な稲妻がたてつづけにおこり左大臣藤原
         時平は独り太刀を抜いて天神となた菅公に睨みながら語りか
         ける場面である。

絵図:日本の美術299/絵巻 北野天神縁起より

  北野天神絵巻(弘安本断簡乙巻)  女房狂乱

   [年代] 鎌倉時代 弘安元年(1278)
   [法量] 
   [作者] 不詳
   [所蔵] 東京国立博物館蔵
   [解説] 北野天神絵巻(弘安本断簡乙巻)  女房狂乱
         世尊寺阿闍梨仁俊に対し、女心あるよしの狂言を鳥羽院の女
         房が申したてた。仁俊は北野天満宮に籠って無実を訴え和歌
         を詠んだところ、その女房は半裸で手に錫杖をふって踊り歌
         い狂乱状態になった。院より召し出された仁俊は、不動の慈
         救うの呪文を唱え、女房を覚醒させ、院から薄墨という馬を

絵図:日本の美術49/物語絵巻より

 松崎天神縁起(松崎本) 世尊寺阿闍梨仁俊

   [年代] 鎌倉時代 応長元年(1311)
   [法量] 
   [作者] 不詳
   [所蔵] 山口 坊府天満宮蔵 重文
   [解説] 松崎天神縁起(松崎本) 第4巻(全六巻三十八段)。
        菅原道真の一代記、およびその死後の神人としての霊験談、な
         らびに松崎神社の創建由来を描いている。此の図は、世尊寺
         阿闍梨仁俊が、鳥羽院の女房に女心ある由中傷されて、北野
         天満宮に参篭祈請したところその報いでかの女房は裸で狂い
         <舞った。

絵図:日本の美術49/物語絵巻より

 不動利益縁起 安倍清明の祈祷

   [年代] 鎌倉時代末
   [法量] 
   [作者] 不詳
   [所蔵] 東京国立博物館蔵 重文
   [解説] 不動利益縁起 安倍清明の祈祷
         智興の病気平痣を祈って、安倍清明が右に二匹の式神を従え
         祈祷願い文を読むところ。祭壇に御幣を立て供物器を並べ天
         板全面に「色紙絵馬三枚」が興味深い伏す場面。

絵図:日本の美術92/絵馬より

 泣不動縁起 安倍清明の祈祷

   [年代] 室町時代 初期
   [法量] 
   [作者] 狩野永納筆
   [所蔵] 京都 清浄華院蔵・重文
   [解説] 泣不動縁起(清浄華院本) 安倍清明の祈祷
         三井寺の智興内供が重病に苦しんでいたとき、陰陽師の阿部
         晴明に占したところ、寿命には限りがあるので如何ともしが
         たいが、もし弟子の中で身代わりをするものが有れば、代わ
         るように祈ることはできると言う。この時智興には多くの弟
         子があったが、すぐには誰も身代わりを申し出なかった。と
         ころが、最も若い証空が、自分が代わりになりましょうと申
         し出、ただ、八十歳になる老母に訳を話したいのでと言って
         帰郷する。家に帰った証空は、驚く母に事情を説明する。母
         は止めようとするが、今となってはしょうがない、師と約束
         したことだからと言って、証空は泣く泣く師のもとに帰って
         いく。  
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絵図:ウイキペデア フリー百科事典より
 清浄華院(京都):提供

 天神縁起絵巻(弘安本断簡乙巻) 綾子託宣

   [年代] 鎌倉時代(1278)
   [法量] 
   [作者] 不詳
   [所蔵] 東京国立博物館蔵
   [解説] 天神縁起絵巻(弘安本断簡乙巻) 綾子託宣
         天慶5年7月、西京七条に住む賎女綾子に、鎮西より都へ帰り
         たいと思っているので昔からゆかりの地である右近馬場を構
         えよ、との菅公の託宣 (おつげ)が下がった。しかし綾子の身
         分ではその力はなく、住居の傍に小祠を建てて崇め祀ったの
         である。【託宣(たくせん)】神仏が人にのりうつったり夢の
         中に現れたりして、その意志を告げること。また、神のお告
         げ。

絵図:日本の美術299/絵巻北野天神縁起より

 天神縁起絵巻(英賀応永本) 綾子託宣

   [年代] 南北朝時代 明徳2年(1391)・応永2年(1395)
   [法量] 
   [作者] 不詳
   [所蔵] 兵庫・英賀神社蔵
   [解説] 天神縁起絵巻(英賀応永本) 綾子託宣
         西京七条二坊に住む多治比の女綾子に託宣がありそれにより、
         家のそばに小祠を建てて祀った。図は、多治比家と小祠を描
         いている。【託宣(たくせん)】神仏が人にのりうつったり夢
         の中に現れたりして、その意志を告げること。また、神のお
         告げ。

絵図:日本の美術299/絵巻北野天神縁起より

 北野天満宮縁起絵巻(上宮長禄本) 時平呪詛図(じゅそうず)

   [年代] 室町時代 長禄3年(1459)
   [法量] 
   [作者] 土佐光起筆
   [所蔵] 大阪 上宮天満宮蔵
   [解説] 北野天満宮縁起絵巻(上宮長禄本) 第2巻 時平呪詛図
         左大臣時平は菅公を陥れようと無実の讒奏をし、種々の奸計
         をめぐらした。図は、時平が光卿・定国卿・菅根卿らといん
         ぼう謀議し、陰陽寮の官人を使って呪詛(じゅそ)を行うとこ
         ろ。【呪詛】とは神仏や悪霊などに祈願して相手に災いが及
         ぶようにすること。 のろうこと。 
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絵図:日本の美術299/絵巻 北野天神縁起より
 伊勢物語図屏風(第64段) 禊図(みそぎず)

   [年代] 江戸時代 寛永14年(1637〜1651)
   [法量] 紙本着色 縦24.7p 横21.2p
   [作者] 宗達派(宗達工房)
   [所蔵] 奈良 大和文華館蔵
   [解説] 伊勢物語図屏風(第64段) 禊図(みそぎず)
         この図は、伊勢物語の第64段、業平幼時の盲目的な恋物語を
         述べるところで、業平が再び恋をしないようにするため、陰
         陽師や巫女を呼んで賀茂の御手洗川でお祓いをしている場面。
           
【部分1】 【部分2】

絵図:原色日本の美術14/宗達と光琳より


【草岡神社奉賛会】
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