平安時代中期(794〜1185)に編纂された格式(律
令の施行細則)で、三代格式の一つである。
三代格式のうちほぼ完全な形で残っているのは延
喜式だけであり、かつ細かな事柄まで規定されて
いることから、古代史の研究では重要な文献とな
っている。
905年(延喜5年)、醍醐天皇(第60代
:在位897〜930)の命により藤原時平らが編纂を
始め、時平の死後は藤原忠平が編纂に当たり、927
年(延長5年)に一応完成した。その後も改訂が加
えられ、40年後の967年(康保4年)より施行された。
全50巻、約3300条からなる。律令官制に従い、巻1
〜10の神祇官関係の式、巻11〜40の太政官八省
関係の式、巻41〜49のその他の官司関係の式、巻
50の雑式の順となっている。
延喜式内社
とは延長五年(927年)、全五十巻に集大成された
「延喜神名式」に記載された2861の神社(祭神数は3132)を指しま
す。延喜神名式の巻9・巻10を一般に「延喜式神名帳」と呼んでいま
す。巻10巻神名下には東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西
海道の諸国の分を掲載しています。諸国を郡単位にし、そこに座する
神社を官幣、国幣の別や大社、中社、小社に分けて記載しています。
・・・!!延喜式神名帳にみえる草岡神社とは!!・・・
式内社
草 岡 神 社
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