陰陽五行(いんよう ごぎょう )思想 四神相応(しんじんそうお )を草岡神社から検証


 草岡神社の磁気偏角値7.40度  日本における陰陽五行思想は、5世紀から6世紀にかけ儒教・仏教と 供に暦法が伝わった。飛鳥時代後期に律令により陰陽寮(おんみょうりょう )(占い・天 文・時・暦)という役所が設置され、その後、道教の道術を取り入れ陰 陽道へと日本独自の発展をした。条里制の都市や神社建築に大きな 影響を与えた。

五行
(季節の最後の月)
五色
五獣 青龍 朱雀 黄龍 白虎 玄武
五方 西
五穀 大豆
五時 土用
五節句 人日 上巳 端午 七夕 重陽
五星 歳星
(木星)
螢惑
(火星)
填星
(土星)
太白
(金星)
辰星
(水星)
五音
五声
五臓
五情
五志 喜・笑 思・慮 悲・憂 恐・驚
五腑 小腸 大腸 膀胱
五指 薬指 中指 人差指 親指 小指
五感 皮膚
五液
五塵
五味
五味の走る所 営・智
五主 血脈 肌肉 皮毛 骨髄
五事
五畜
五果
五菜 豆の葉
五常
五悪 湿
五変
十干 甲・乙 丙・丁 戊・己 庚・辛 壬・癸
十二支 寅・卯 巳・午 辰・未・戌・丑 申・酉 亥・子
月(旧暦) 1~3月 4~6月 (割当なし) 7~9月 10~12月


【陰陽五行説】の基本は、木、火、土、(こん )、水、の五行にそれぞれ 陰陽二つ配し10とする。陰陽は語尾の「え」が陽、「と」が陰である。語源は「え」は兄、「と」は弟である。「えと」の呼び名はこ こに由来する。

  • (こう)(おつ)(へい)(てい )()()(こう)(しん)(じん)()


  • (きの)(きのと)(ひの )(ひのと)(つちの )(つちのと)(かの)(かのと)(みずの)
  • (みずのと)

  • (ね 11)(うし 12)(とら 1)(う 2)(たつ 3)(み 4)(うま 5)(ひつじ 6)(さる 7)(とり 8)(いぬ 9)(い 10)


   -----------------------------季節は立春から---------------------------------

    春は、二月寅、三月卯、四月辰(五行は木、木、土)
    夏は、五月巳、六月午、七月未(五行は火、火、土)
    秋は、八月申、九月酉、十月戌(五行は金、金、土)
    冬は、十一月亥、十二月子、一月丑(五行は水、水、土)
    となる。

    現在使用されている五色旗(青→緑・黒→紫)の色は下記による。




【陰陽思想】は、森羅万象(しんらばんしょう )のすべてを()を 「陰」と「陽」の二相に還元する思想で陰と陽とは互いに対極の本質を持つが事物に固有の属性ではなく相対的に決まる性質 があるとしています。 陰陽説を天地創世について次のように説明されています。「もともと宇宙は天地未分化の混沌状態」 だったが、やがて軽く澄んだ気「陽」が 上昇して天となり、続いて重く濁った気「陰」が沈んで地となった。

【五行思想】の特徴は、「相生」 (そうじょう )「相剋」(そうこく ) という、それぞれの要素同士がお互いに影響を与え合うという考え方である。陰と陽が交合した五つの状態を「木・火・土・金 ・水」と分類します。「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」という関係を『五行相生』 という。「水は火に勝(剋)ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、木は土に勝ち、土は水に勝つ」いう関係を『五行相剋』という。 この中で木気は最も陽で水気は最も陰、土気はちょうど中間の状態とされます。

四神相応(しじんそうおう)は、天の四方の方角を司る「四神」の存在 に最もふさわしいと伝統的に信じられてきた地勢・地相のことをいいます。四方を神獣が守り、時間と色を表すという考え方で、そこ には気象学、地理学、天文学的な意味も持っています。古代にさかのぼり、唐の落陽・長安の都城制を模して難破京・大津京・藤原京 ・平城京・平安京もこの吉相をもってまちづくりされた。南北に朱雀大路を通し朱雀門(南)・羅城門(北)を配置した。今でも家を建て るときに風水や家相による鬼門は四神相応の思想からきています。 ・・・・神社弊殿に祭られる四神旗も”吉相”をもって配置されているのもこの為です。

青龍(東)~支配する色青 朱雀(南)~支配する色は赤  白虎(西)~支配する色は白 玄武(北)~支配する色は黒
草岡神社弊殿に掲げる四神旗

方角 西
四神 青龍 白虎 朱雀 玄武
地勢 流水 大道 くぼ地・湖沼 丘陵

神社の五色旗は陰陽五行思想から。

陰陽五行思想リンク 陰陽五行解説リンク 四神相応リンク

【草岡神社奉賛会】

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