風に吹かれて オランダ 紀行
都市計画 アムステルダム
2014.10



1、アムステルダム:Amsterdam 都市計画によって区画された街

オランダ  オランダ王国(Kingdom of the Netherlands:低地の国) 首都アムステルダム。

 風車とチューリップ、チーズに代表される酪農国。スポーツなら自転車、アイススケートで四季折々がみどころあり。 国土の大半は西ヨーロッパに位置し、カリブ海にも特別自治体の島を有する。憲法上の首都はアムステルダムだが、王宮、国会、中央官庁、各国の大使館などはデン・ハーグにあり、事実上の首都となっている。 カリブ海のアルバ、キュラソー、シント・マールテンと共にオランダ王国を構成している。 ヨーロッパ北西部に位置し、東はドイツ、南はベルギーと国境を接し、北と西は北海に面する。ベルギー、ルクセンブルクと合わせてベネルクスと呼ばれる。カリブ海に海外特別自治体としてボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島(BES諸島)がある。世界第9位の天然ガス産出量を誇る資源産出国でもある。
オランダ  国土の面積41,864㎢(九州とほぼ同じ)、人口は1,679万人(2013.8調査)で、首都アムステルダム。言語はオランダ語、宗教は、キリスト教(カトリック27%・プロテスタント16.6%)、イスラム教(5.7%)、ヒンズー教(1.3%)、仏教(1%)、無宗教・その他(48.4%)である。

環境/風力発電が盛ん  首都アムステルダムは、13世紀、ゾイデル海(現在アイセル海)に注ぐアムステル川の河口付近に定住していた漁民たちによって、海水の逆流を防ぐためにダムが築かれた。この漁村はしだいに穀物貿易で発展し、都市となり、17世紀、スペインからの独立の祭に共和国オランダの首都となった。大航海時代には西欧随一の貿易港として黄金時代を迎えた。
 街は都市計画によって建造された5つの大運河で、堀のように取り囲まれている。内側からシンゲル運河(内)、ヘーレン運河、ケイゼル運河、プリンセン運河、シンゲル運河(外)で環状にに市外を区画している。17世紀までの観光スポットはシンゲルの半円内にかたまっている。
 政治体制は、立憲君主制で、元首はウイレム・アレキサンダー国王陛下(2013年4月即位)で、議会は二院制、上院(75議席:任期4年で州議会より選出)、下院(150議席:任期4年比例代表制の直接選挙)。現在の首相は自由民主国民党のマルク・ルッテが勤めている。

    ◇旧市街地ダム広場前・王宮(市庁舎)周辺の歴史建造物
  1. アムステルダム中央駅。
  2. 新教会
  3. ダム広場と戦没者慰霊塔・広場に移動遊園地・王宮(現在王宮)
    マダム・タツソーろう人形館。
  4. 市街地中心部にトラム(路面電車)が走っている。
  5. 東インド会社。
  6. アンネ・フランクの家(博物館/財団が管理)。
  7. 新旧証券取引所(世界で最初の証券取引所)、旧教会・飾り窓地区。

1、アムステルダム中央駅 2、聖ニコラス教会 3、ダム広場と王宮(新庁舎) 4、ダム広場からダム通りへ 5、ニーウエゼイズ・オールブルクワル通り" 6、トラム待合い 7、低床トラム、コンビーノ 8、路面電車 9、アムステルダム


  1. オランダ王国 外務省:26.10.17
  2. ハウテン市のホームページへリンク(オランダ語)
  3. アムステルダム市のホームページにリンク
  4. 全国市議会議長会ホームページにリンク
  5. 平成26年度 全国市議会議長会 欧州郡市行政調査団
    houtenに、2014.10.14



2、有機農業センター 食の安全対策

 ◇有機農業レクチャー  有機農業センターは、アムステルダムの北東部にある、フレボランド州の州都レリースタットにある。 この団体はバイオ生産・有機栽培農業のプロモーションとして、生産者の支援、技術指導や情報提供を行なって、有機栽培農業の活性化を目指している団体です。有機栽培農業に興味を持つ企業、農家、学生に研修や学習コースを行なったり、有機農業の発展に役立つプロジエクトを行なったりしている。オランダではバイオ生産で作られた商品には bio や ECO のマーク(認証)がつきます。

《ヤン ヨンクマン氏(生産農家)と科学者(ナメクジの研究者)からプレゼンテイション》
1、 2014.10.15  フレボランド州(7731h 7.8% 110家 12州の18%がこの地)
 世界の農業の成長産業は、輸出の第一位アメリカ、第二位オランダである。
知識センターで農業の知識を、みんながレクチャーしているところであります。 この場所は、海の海面から6m低い 干拓は1957年から北海の埋め立をはじめた。農家には淡水が必要であり、海水の掃き出しをし、埋め立てた。 1932年、1942年、 1957年&1968年 の計画が進み、この農地の価格が高くなった。 農業の機械化が進めてきた。有機農家1500戸(3.4%)


《有機農業とはなにか!》
 栽培の仕方が違う~画像参照
1、 2014.10.15 土の質が大切である。土の健康、植物の健康、芽の出ることは植物の力で科学とは別。 土が健康であることは植物も健康である。6年で一周、 農作物植え込みのロウテイション(移動)、又、何を植えるか?(同じものを植えない) エコロジー 近きに花を植え、バイオで虫が害虫を食べる。 バイオそして科学(大学)が役に立つ。 有機に肥料を加えない。有機の種を使う、遺伝子組み換えを行わない、農薬を使わない、土で育てる。  2年後に作った食物を初めて有機農家と言う。

 狭い場所はだめ、牛は200日外気にふれる、鳥は鳥、牛は牛で有機のエサを100%使用。治療の時だけ抗生ぶしつを使う。 有機の商標を付ける(オランダ・EU)。ロゴの年間費用を払う。安心ものである。 有機ダイナミック農業も進められている。 牛の角を切らない 有機食品(2.7%) 映像あり オランダのアンケイト? ジャガイモ、野菜、果物、・・・・映像あり 有機作物をどこで売るのか? プロモーションをしているスーパ、有機レストラン。 消費者が知りたがっている?有機野菜が味が良いか(疑わしい)! 健康に良い動物の福祉と考える。 この地域は、1988年の有機農家が非営利団体。地元、地域、国へ 14家の有機農家がプロジエクトを作り活動・・・イベント、ワイン・窯業他 講習会を有機農家に変えるかサポートをしている。 畑をおとづれて、金の情報、雑誌の発行も行っている。
  1. 日本の農業の補助金のようなものがあるか?
    基本的にありません。EUの全体から乳製品についっわ国によって違うが、補助金を設定しているところもある。 市民は高い買い物をしいたげられている。 有機農法への転換は、高い収入を見込めることで転換した。
  2. 1、オランダの木靴履いてみました
  3. 農業の新規参入できるのか?
    80%が家族経営。20%が巨大な企業もある。 新規でも自治体からの補助なし。 全て、個人の資金調達である。
  4. 食物を育てるには肥田土地をどう作っているかが一番?
    土事態を活発、ミミズ、菌、バクテリア等が発生し汚染していない。土が自分から活性化している。土地を健全に保つ。 腐葉土、牛糞、動物の糞尿、植物コンポスト等春先に土に混ぜている。 運営の仕方・・・フルタイム3人・パート1人・・農家のかかわりなし・・・農家から会費を徴収。
  5. 近くに植物を植えるとで害虫も発生しないか?
    花を植えたところに害虫も発生するがテントウムシが・・・!害虫を一部と景観を良くする(国から一部補助金が出る)
  6. ヤンさんのかぼちゃの出荷工場の見学 全てドイツのスーパに発送。
  7.   ヤンさんの知り合いのレストランで、昼食。 ズッキイニのスープ(こってり)

1、私のBMW(笑い)


1、有機農業センター:フレボランド州の州都 レリースタット地方
1.プレゼンテイション spacer 2.有機農業センター spacer 4.ズッキイニのスープ(昼食) spacer 5.里芋 spacer 6.ドイツへ”カボチャ”の出荷待ち




 3、ハウテン市議会:gemeenten Houten  公式訪問

 ◇ハウテン市(Houten)地方行財政及び施策について
交通局の副市長挨拶、藤井市議団長代表して挨拶。
副市長は市の都市計画の担当と、オランダの自転車大使もしている。

《ハウテン市は、車に依存しない街づくりをコンセプトに都市計画した。》
1、ハウテン市庁舎でレクチャー:菊民夫 2014.10.14 オランダ  オランダ中央部のユトレヒト南6km。人口47000人。人と環境に優しい画期的のな町づくりが行われている。  1950年代にオランダの総人口は1000万人であった。 1900年頃は、ハウテン市は教会と民家、果実園があっただけでけの小さな村であった。 中央政府の政策政により、1966年には6000戸から8000戸の増加を見た。

2、ハウテン市庁舎でプレゼンテーション  1970年の開発は環境、自然に優しい意識の高まりがあり、その時、車も増加し事故も多発した。 住民が安全で人、子供が優先になるコンセプトが生まれた。緑があり、子供が遊べる人に優しい町づくりが始まった。市から都市計画事務所に委託。議会はビジョンを持っていた。 土地利用を新しい場所に求めた(創った)。 車は外郭の一部から町に道路が繋がり、電車も通る。 自転車専用道路を、木の枝葉が伸びるように計画された。人・子供が優先で、自転車を利用し駅につながる。でも、車を使ってはいけないとは言っていない。 町から町の移動は自転車で最短距離でいける。

3、ハウテン市の都市計画  国の方針とは相反したが、ハウテン市の計画は25年かかった。緑のゾーンと自伝者ゾーンがはっきりわかる。 建物は公園に隣接して、子供が遊べ、緑、自然を意識して緑地をつくった。  赤は自転車道で3.6mで、自転車が車より優先である。市民意識も統一されている。ハウテン市の小学校は専用自転車道に隣接し、子供が6歳まで、一人で学校にいける安全な街である。ハウテンには信号はない。外郭の道路と自伝者道を、交差点でレベル差をつけている。時速15kmで、2kmの範囲内で市全体を行くことができる。外郭から住宅に入る道は、必ず二手に分かれ、道は局面を描いている。 ハウテン市の住宅開発は、4km×4kmのコンパクトの街づくりで、自転車で8分から15分で行ける。
 70年代の都市計画では、いろんな「建築家」がコンペで提案して議会も住民を受け入れてきた。

    《時間がなくて議論できなかったこと:菊民夫 2014.10.14》
  1. 一人の建築家、都市計画家にまかされた例は日本にはない。
    都市計画案は絵に描いた餅! 地域エゴ、議員エゴ?
    ハウテン市議会のコンセプトを持った高い知識とは? そして、理想の人口規模は?
  2.  
  3. 住宅は集合住宅が多くみられたが? 賃貸・持家の数は? 
    税は固定資産・住民税? 
  4. ホウテン市の産業と、住宅の関係?
      住宅と職場(勤務先)の関係は? 
      高学歴の人が多いと聞いたが? 
  5. 住民のニーズは今、何が一番高いか(求めているか)?
  6. ヨーロッパや、この北欧では建築家の地位が守られている。風土が違うのか、日本はまだまだだ!

1、自転車と公共交通 2、自転車優先、車のスピードを抑制 3、広い自転車専用道路 4、自転車優先の交差点
    2008年10月オランダの「Bicycle City」に選ばれている。

__________________________________________________

ハウテン市の都市計画/2014.10.14 【 ハウテン市の事前調査資料 】
 ハウテン市は、オランダの中央部、ユトレヒト南6㎞にあり、人と環境に優しい餓鬼的な町づくりが行なわれている。  オランダの平地のため、自伝者の利用が非情に盛んであり、オランダの1人当たりの自伝者保有台数は1.11台である。人口より自転車の 数の方が多い中で、ハウテン市は町をつくる時点から自転車利用を念頭に入れてつくられた町である。
町から車を閉め出し、町の中心の商業地区や住宅地区を自転車道が縦横無尽に走っており、両脇には緑が植えられています。
 およそ30年前からの都市計画に沿って、農家の土地を市が買い取り、市の所有となった土地を、民間企業が買い取り、市の都市計画(建物・道路・駐車場等)のコンセプトに沿って開発します。古い建物については、その建物を残すか否かを市民参画協議会で決めています。壊す場合は何を作るかは市民参画では無く、市の都市計画に沿って実施します。
 同市は車に依存しない町づくりを目指しており、Co2削減に取り組んでいる。なお、同市は2008年10月オランダの「Bicycle City」に選ばれている。
  (全国市議会議長会視察資料より 2014.10.14)


1.ハウテン市庁舎前 spacer 2.ハウテン市庁舎ランチルーム(絵は子ども達の制作) spacer 3.ハウテン市庁舎玄関ロビー spacer 4.ハウテン市庁舎市民課! spacer 5.ハウテン市庁舎玄関ロビー

市庁舎の室内の色とても綺麗(オランダ:ハウテン市)


日本 オランダ
Copyright© T.Kiku Office 2014, Web pages Created by tamio kiku
■ 風に吹かれて!Link  寄稿・投稿・紀行文

菊たみお OFFICE