風に吹かれて中国江南の名鎮
朱家角・ルチョク・周荘・蘇州 & ”in新湊”
a bird of
possible
2006/2004/2000



 1、朱家角古鎮景区(朱街閣) 上海市青浦区

放生橋とても綺麗  上海市の郊外(江南:車で1時間30分)に朱家角がある。入場料10元。朱家角古鎮は明時代(1363〜1644年)の万歴年間に正式に鎮として成立していた。
 全鎮敷地面積47Km2に河と港が縦横に入り混じり九つの細長い街で形成されている。細い路地に千棟以上の明・清時代の建物が今もその風情を残している。
   この漕港河の水路には36の橋がかかり、特に全長72m、幅5m、高さ7.4mの5孔の放生橋は明代(公元1571年)に建造され、1987年に上海人民政府(上海市文物管理委員会)より上海地区最大的古石橋として指定されている。橋の由来に、魚を逃して功徳を得る「放生」という昔の風習が復活している。2001年5月に泰安橋を青浦区人民政府(青浦区文物管理委員会)が指定している。他に廊橋・城隍廟橋等、特色ある石橋がある。
 北大街の屋台で江南名物の豚足料理やチマキは美味。

 古鎮景区入り口  放生橋(南側)  放生橋(中央)  放生橋(北側)  放生橋より北大街に入る  泰安橋から北大街を見る
1、放生橋 2、泰安橋  3、廊橋 4、城隍廟橋  古鎮景区地図
明・清時代(1368〜1912年)に造られた石橋。

 圓津禅院の門の飾り窓



 2、ルチョク古鎮景区(ロク(用の左上に点)直)  江蘇省蘇州市呉中区

香花橋  蘇州から東へ18km、上海からは58km位置する水郷の街「ルチョク」は周庄・同里・烏鎮・西塘・南潯と並び、中国江南6大水郷と讃えられている。
 又、周庄・同里と並び江南水郷の三明珠と呼ぶ。ルチョクは呉中市にあり、人口5万人、総面積50km2、2000年の歴史を持つ古い街である。T字型に川(運河)が流れ、それに沿って町並みが迷路のように形成されていて昔ながらの水郷風景(1ku)を残す。明・清時代(1368〜1912年)の古い家も8万m2も残存し今も使われている。水路が迷路のように巡り、その水路に宋(960年〜)、元(1279年〜)、明(1368年)、清(1644〜1912年)の時代を通して40の橋が架けられた。香花橋・正源橋・米隆橋等は、その時代をほうふつさせる物があり昔の面影を現在に伝える。このほかに南北朝時代(503年)に創建された保聖寺という名刹がある。江南で有名な寺院のひとつとして数えられる。明の時代末(1368〜1644年)に立てられた天王殿の後ろにある古物館には、宋代(960〜1279年)につくられた羅漢塑像などが納められている。

ルチョク古鎮景区入口 正源橋 正源橋より  香花橋より見る 香花橋より見る 古鎮景区地図
保聖寺古物舘 米隆橋から見た万盛米行
宋代(960〜1279年)に造られた石橋。

 保聖寺古物舘の瓦



 3、周荘古鎮景区(周庄・貞富里) 江蘇省昆山市

明清代にタイムスリップ  『上有天堂、下有蘇杭、中間有一箇周荘』(略:天上には極楽があり、地上には蘇州、杭州があり、中間には周荘がある)上海市(直轄市)と江蘇省の境にある900年の歴史を誇る明清代の美しい水郷の村『周荘』は上海から70qに位置する。運河にかかる小さな石橋の多くは元代(13〜14世紀)に造られた。そのなかでも世徳橋・永安橋・雙橋(鍵橋)・富安橋・美古橋がよく知られている。千近くある住宅の60%は明清代(200年前)に建てられたものが残っており、豪商の瀋万三の屋敷の保存状態は良い。水路には多くの商人が集まり、食料・シルク・各種手工業品の集散地として発展した。人口の増加は、明代初めには人口は約2000人、清代康熙年間には約3000人に。石橋から水路を望めば、かつて大いに繁栄した 中世の水郷都市へタイムスリップ。4、5年前から村全体が観光地(チケット30元)に。蘇州より周荘の方が魅力的な街である。
 周荘ビ−ル(地ビ−ル)は少し味が薄い。豚のもも肉を煮込んだ万三蹄は美味。

 豪商瀋家。清代の乾隆7年(西暦1742年)に完成。          
元代(1279年〜)に造られた石橋と民家が調和している。

水郷地帯を船で遊覧 



 4、水郷の町 蘇州  江蘇省蘇州市

 蘇州の盤門三景(盤門と呉門橋・瑞光寺塔)  古都蘇州は歴史は古く、2500年の歴史を持ち明代には100万都市として世界でも有数の大都市であ った。東に太湖を望み、北西に長江が流れ、街には網の目に外城河が流れていることから「東洋のベニス」 と親しまれている。古来から明・清時代の中国式庭園が多く住むなら蘇州と、世界遺産(拙政園・留園/1997年 獅子林・滄浪園/2000年)が点在する。
 現在、市の総面積8488ku、人口218万人。上海から車で2時間たらずに位置し、交通アクセス面 だけ でなく、教育や企業立地(258ku)のインフラ整備も進み、全国でも随一の新興ハイテク 新区(開 発区)として急激に変貌を遂げている。特に日系企業は180社にのぼる、その80%が中小企業である。

  1. 蘇州の歴史的建造物
  2. 蘇州古典園林(拙政園・留園・獅子林・滄浪園〜蘇州の四大名園) 世界遺産1997.2000登録
  3. 盤門と呉門橋・瑞光寺塔(盤門三景)と蘇州城
  4. 禅宗寒山寺(502〜519建立/清代末期再建)・虎丘の雲岩寺塔(961年建立)
  5. 蘇州刺繍博物館(館内に環秀山荘)

 明代の庭園・拙政園(潘岳の「閑居賦」の一節)拙者之為政   蘇州の呉門橋   禅宗寺院寒山寺・張継の詩「楓橋夜泊」が有名   虎丘(葬儀の3日後に白い虎が現れたので虎丘と呼ばれている)   雲岩寺塔:蘇州で最古の塔(宋の建隆2年・961年に完成)高さ47bの斜塔   虎丘の木蓮 2004.3 
水郷の町 蘇州


江蘇省の昆山市周荘、呉江市同里、蘇州市呉中区ロク(用の左上に点)直と浙江省の湖州市南潯、桐郷市烏鎮、嘉善県西塘の伝統的な水郷6カ所

ユネスコが伝統的水郷6ヶ所に
アジア太平洋地区文化遺産保護賞を表彰(2003.12)



 5、新湊内川風情・・・ 射水市内川

内川船上結婚式 写真提供:商工会議所事務局長 川野修 3003.11.3  10時から、新湊内川を舞台として賑わい創出が演出された。内川再発見!初めての試みである。舞台創 出は内川であり、その道具は生活の滲み出た漁船である。内川に映し出された港町の活気は失われていない。 内川は、街並みの家々を写し、しんみなとの歴史をも静かに映し出してきました。そして住む人の心も映し 出してきました。綺麗な川よりも、生活感のある川が素敵です。何気なく見ていた川や、おいしい水が飲め ることがこんなに素敵な事なのか改めて実感した。市も川に新しい橋を架け、内川の環境整備をしてきた所 であるが、賑わいを創出する上で多くの仕掛けがいります。フリ−マッケットや琴の演奏、野点、第一イン 出店のコ−ヒ屋さん。内川遊覧、船上での結婚式等、沢山の人で賑わった。商工会議所への委託ではあるが 、新湊芸術協会の協力を得て、1回で終わることなく、さらなる発展に努力したいものです。
 内川には、春には春の艶やかさがあり、夏には夏の眩しさがり、秋には秋の色彩があり、冬には冬の厳し さがあります。肌で感じる風情を全て内川が包んでくれます。内川の魅力は、そこに人が住まいをし、生活 感が溢れているからである。夏に内川で潮風とビ−ルに酔いしれ、ほろ酔いかげんで風に吹かれる。こんな 風情を味わってみたいものである。
     (リバ−サイド フエスタin新湊 2003.11.3 tamio寄稿)

  ◆風に吹かれて内川風情
  ◆内川に祭り囃子が聞こえてくる


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