しるべ政策研究会




 私は新湊市議会議員 菊民夫 です。 ■しるべ9月号 2003■
市政談議 
ダイオキシン処理の考え方!

知事に、一言物申した

2003年6月17日、知事室にて





 ダイオキシン処理の考え方!


 2003年6月17日、知事(県)に市長・議長名で平成16年度の18にわたる新規・継続中「新湊重 点事項」を提出した。その時に17番目「東埋立地の整備促進」に対して知事に、一言物申した。

 これは、平成14年度に重点要望事項として市長・議長名で新規要望された。今年も市長・議長名で要望し ているにも関わらず、その案件に反対とは可笑しい。 議長名で要望しながら、その要望を議長(自分)自ら反対している。議長として意見を述べたのか、一個人 として述べたのか。議長が替わったからと言って議会ル−ルと言うものがあるだろうに。・・・その行動、 発言に対して菊議長を不信任にすべきだと言う事であったと思う。
 言葉の伝達は難しい。その場に同席していても、各々の受け止め方で表現が全く違った形で伝わってし まう事を今まで何度も経験しているからである。その場に居合わせてさえそうなのに、人から聞いた話を あたかもそこに居たかのような発言されるのは不愉快である。

 新港・東部埋立地Cポンドの産業廃棄物処分場のダイオキシン類対策について、公害対策審議会の提言 を踏まえ、覆土・植裁をした施策を反対している訳ではない。昨年その予算が執行され事業が進められて きた。県はダイオキシンを除去する技術ができたら県の責任において除去すると明言しています。この発 言は、他市町村の何処も受け入れの無いダイオキシン類土壌を今後もこの地で持ち続け、いずれ処理する。 近い将来、膨大なダイオキシン類土壌(81,000m3)を除去するとなればそれなりの空地 (緑地3.1f以上)が必要です。隣接する東側の4.1fの緑地(仮称県民公園用地)が「除去する最良の 地(*)」になるはずである。これから除去する技術が確立され実証段階から実行段階に入っていきます。公園 を造ることに反対するものではないが、地域振興策の名目が先行し、公園(*)として社会資本整備される事に疑問を感 じています。
 費用対効果の面から無駄な二重投資は避けるべきであり、この要望(17番目)は新湊市とし ては一番心のこもってない要望であると知事に申しあげました。ダイオシン類対策と、隣接する県民公園は別 の施策でありたいとも申し上げました。
 できうるものであれば「港湾計画地図上1q東の先」、新湊マリ− ナ・海竜スポ−ツランドを取り込んだ周辺整備(緑地)として公園が創られるべきであると進言し、事に当 たっては慎重な取り扱いをして頂きたいと申し添えました。・・・・それが政治であると!
 新湊市議会の議長として。


用語補足(*)
 除去する技術が確立されていますが、プラント建設(ダイオキシン除去)に難色を示す理由は
 2つあります。
  @コスト(200億〜300億)が高い事、
  A除去するのに数年(5年〜6年)かかることが上げられます。

 公園(伏木富山港新湊地区東埋立地緑地 「元気の森」は平成16.17年度で整備)〜 
 総面積8.4f。パ−クゴルフ場18ホ−ル。標高11mの250u展望広場。 2005.3 



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