東洋医学の扉にようこそ!


はじめに

 ○医という文字の意味(醫)

 医学のという字は、旧字ではという文字を書き、その構成は、上の右には<ホウ、はこ、はこがまえ>の中にがあり、その左に<しゅ>という戈(ほこ)の意味の字があって、下の<ユウ・シュ>という字はお酒のことで、漢方の古典では、醪醴<ロウレイ、にごり酒>をさしています。

 という文字の上の、矢・殳という字は、へん石<石の鍼>及びそれに類した器具で、つまり「古代の鍼」ということになります。
下の酉はもちろんお酒、「酒は、百薬の長」と言う言葉どおり、お酒を薬として用いたのでしょう。

 つまりという文字は、古代の鍼とお酒の両方を持った意味の文字ということになります。

 漢字の歴史や、表意文字の性質等を考えると、こういう意味からの文字の成立は至極当然かも知れませんが、普段使っている医という文字も、こうやって理解すると、お酒とともにに対しても、もっと親しみが湧いてくるのではないでしょうか?

 ○東洋医学とは

 まず東洋医学とは、東洋で発展した固有の医学です。
そして、東洋医学は、現在主流を成している、西洋医学と対照的に扱われる時に使われる言葉でもあります。

 東洋というと、広い意味では、インドや、中央アジア、西南アジアまで含まれますが、ここでいう東洋医学の東洋とは、西洋文化と異なった、独特の文化を持つインド、中国、日本、の限定した地域を指しています。
 しかし厳密には、中国で発生、発達し、日本に伝わって発展してきたものを、東洋医学というのであります。

 東洋医学の施術の種類をいうと、主に、鍼(はり)・灸(きゅう)・漢方薬・導引{どういん(按摩)}があげられますが、その他、中国においての民間療法、日本においての民間療法的なものも、東洋医学と言っていいでしょう。

 ○東洋医学の扉とは

 さてここに、東洋医学の扉をこれからアップしていきますが、基本編と、応用編に分けて、載せていきたいと思っています。
 基本編においては、漢方概論的なも、つまり、漢方医学のものの考え方、理論を出来るだけ、分かり易く載せられたらと思っています。
 応用編では、リラックスする方法を中心に、皆さんの関心ある事柄を東洋医学の側面から、アプローチできたらと思っています。

 この扉についても、全編を通じて、出来るだけ分かり易く、楽しいページを目指していますが、扱うものが、古典でもあり、むずかしい表記もあると思います。もし、「ここは、どういうことなの?」という疑問が湧いた場合には、是非、メールにて質問して下さい。

基本編

応用編




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